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勝者か、敗者か。もっと詳しく言えば、食べた者と、食べられなかった者。君はどちらだと言われたら、ぼくは後者だ。
あの日、駅のホームでぼくを待っていたのは、衝撃的な光景だった。お目当ての「明鏡志水(めいきょうしすい)」の前には、ぱっと見で50人、いや70人くらいは並んでいた。「話題のラーメンだからちょっと食べておかないと」という軽い気持ちで臨んだ自分を激しく叱責したい気分だった。軽く1時間以上は待つことになりそうだったので、結局、その日は断念。出店期間の最終日が迫る中、ぼくは再び食べに行く機会に恵まれず、後悔の気持ちだけが残った。
「明鏡志水」はJR九州フードサービスが運営するJR博多駅5番6番乗り場のポップアップショップの第1弾として、3月10日からおよそ3カ月間、出店していたラーメン店だ。店主は秋吉雄一朗さん。京都にあるミシュランガイド三つ星の老舗料亭「京都瓢亭(ひょうてい)」の別館で料理長を務め、その後、2013~16年にかけてOECDパリ日本政府代表部特命全権大使における公邸料理長に就任する。本来なら今年、食の都・パリで茶懐石レストランをオープンする予定だったが、今も続くコロナ禍で計画は一旦、ストップすることになる。
そんな折、秋吉さんのもとに「駅のホームのポップアップショップで料理を出してもらえないか」という依頼が舞い込んだ。「当初、先方から提案されたのはおむすびの店でした。確かに日本らしい食べ物ではありますが、自分だったら入場券を買ってまで食べに行くかなと考えた時、ちょっと難しいように思いまして。それで、自分の経験を生かしつつ、広くお客様を呼び込める食べ物を改めて思案した結果、ラーメンというテーマが浮かび上がりました」。元々、ラーメンが好きで、和食の料理人として提案するお土産ラーメンづくりを手掛けた経験もある。「ラーメンでいきたい」と打診したところ、運営元も快諾。こうして秋吉さんはラーメンの世界に足を踏み入れることになった。
それからおよそ3か月。クチコミがクチコミを呼び、週に何度も訪れる常連客、「明鏡志水」のラーメンを食べるためだけにJRの入場券を購入してやってくる熱烈なファンをも獲得し、なんと出店期間中、のべ15,000人を集客する。駅のホームというロケーションを考えれば、驚愕の数字だ。ぼくのように気になりつつ食べられなかった人も多い中、惜しまれながら最終営業日を迎えた。
ところが9月に入り、朗報が届いた。9月15日、JR博多駅デイトス地下1階に、「明鏡志水」がオープン。単純に新しい場でリスタートするだけでない。今後はラーメンメニューが強化され、バリエーション豊かになるほか、コロナ禍が落ち着いたタイミングで夜営業時には秋吉さんによるアラカルト料理と自然派ワインを提供するという。魅力が増す形での凱旋オープンだ。
新たな品書きは、ホームでの営業時から好評を集めていた「淡麗 塩」「淡麗 醤油」「つけ麺」、スペシャリテとして用意された冷たいラーメン「明鏡志水」2種。これらのメニューは、スープが曇りない、清らかな、澄み切った、 という屋号に込められた意味を表現したラーメンだが、新店舗ではさらに、スープを炊き込んで白濁させた「白湯」も仲間入りしている。サイドメニューには生姜とりめし、鶏モモ肉の塩唐揚げなどがラインナップ。営業体制が整ってきたらアグー豚を贅沢に使った餃子などがメニューに加わる予定だ。
※後編では、実食レポートを交えつつ新生「明鏡志水」の魅力に迫ります。
店舗名
明鏡志水
ジャンル
住所
〒812-0012 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1−1
電話番号
営業時間
10:00~OS21:30
定休日
なし
席数
個室
なし
メニュー
淡麗 塩・醤油850円、特製味噌1,200円、特製鶏白湯1,300円、トリュフ鶏白湯3,000円、鰹昆布水つけ麺 塩・醤油 1,100円、明鏡志水 PURE950円、明鏡志水 LUXE1,600円
15:00以降/グラスワイン1,000円〜、生ビール600円、鶏もも塩唐あげ600円、金柑ブルーチーズ(2個)800円、自家製からすみ大根(2切)1,500円
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