こだわりのパンとスイーツを求めて糸島へ

そこかしこからパンやスイーツを焼く香ばしい匂いがしてきそうなほど、ベーカリーやパティスリーが充実している糸島。それぞれに個性があって、ここならこのパン、あそこはあのスイーツと、それぞれに名物もありハシゴするのも楽しそう。焼きたてに出会ったらラッキー！　できたてのパンやスイーツを買って海辺で食べるのも糸島流の楽しみ方です。

お目当てのパンを買うならオープン間もない早めの時間が狙いめと、朝一番に糸島方面に向かいます。まずは、前原インターを降りて車で数分のところにある「Bourlangerie NOAN」を訪ねました。デニッシュ系からハード系まで、豊富なラインナップが魅力の人気店で、週末は行列ができることも。私が必ず買うのは、座布団のような形をした「パン・ド・ロデヴ」（ハーフ400円）。北海道産小麦キタアカリを使っていて、表面はサクッと中は引きが強くてモッチモチ！　もちろんそのまま食べても美味しいのですが、食事とも合うし、サンドイッチにしても美味しいんです。この香りと食感はがクセになります。

次は筑前前原駅から徒歩圏内にある「OKUZOE SEIPAN」へ。こちらはフランスの田舎で出会ったパン屋さんの昔ながらの味と製法を受け継ぎながら、じっくりと丁寧に時間をかけて素材の個性を引き出し、焼き上げたパンが並んでいます。バゲット、チャパタ、フォカッチャ、サワー、マイルド、ライ麦、全粒粉の全7種。どれも見た目はシンプルなのですが、噛めば噛むほど味わい深く、個性があるものばかり。パテやチーズ、ワインに合わせると、さらに美味しさが増します。午前中で売り切れることもあるので、好みのパンを予約していくのがおすすめ。全国発送もしてもらえます。

せっかく早く糸島に着いたので「Bakery＆Restaurant CURRENT」でブランチをいただくことに。こちらではランチ前の時間に、平日はブランチ、週末はモーニングを提供していて、穏やかで美しい朝の海を眺めながら食事するのは最高です。メニューは糸島の食材でつくる季節の料理に、併設されたベーカリーで焼いたパンが盛り合わせられた「ブランチプレート」（1,650円）。サイドメニューの「パン盛り合わせ」（310円）や「糸島野菜のポタージュ」（605円）などをプラスすると大満足間違いなし！　贅沢な朝のひと時を過ごせます。

海岸沿いをドライブした後は「MUNCHA」でおやつタイム。水色の壁に赤い屋根のインパクトある建物を目指します。こちらは映えそうなタピオカドリンクやフラッぺをバリエーション豊富にラインナップ。ソースやシロップはすべて手作りで、大粒のタピオカは国産を使うなど、素材も厳選されていて、味も見栄えも抜群です。毎日焼き上げられる「カヌレ」（260円）、「チョコパイ」などのスイーツやホットドッグもチェックしてみて。

最後に向かったのは明治時代に建てられた白壁の建物がシックな「Patisserie KOZAINOMORI」です。昼は和食店「古材の森」として営業していて、14時30分から喫茶と焼き菓子を販売するお店になります。お菓子はオーストリアで経験を積んだパティシエがつくるタルトやケーキ、焼き菓子をラインナップ。タルトはリンゴやチェリー、ケーキはチーズケーキやガトーショコラ、パウンドケーキなどが揃います。お菓子はイートインも可能なので、趣のある店内でゆっくりお茶していくのもおすすめです。

糸島にはもっともっとたくさんのベーカリーやスイーツのショップがあり、今回ご紹介したのはほんの一部です。ゆっくり糸島を巡って、お気に入りのパンやスイーツを見つけてみて！

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