15,000円アンダーでハイレベルなコースが食べられる寿司屋５選

玄界灘に臨む地の利を活かしたネタの鮮度と職人の腕の良さで、全国的にもレベルが高いといわれる福岡の寿司屋。ミシュランの星付き店をはじめ２万円を超える高級店も少なくありませんが、15,000円以下のコースでも高い満足感が得られるアッパーミドルな寿司屋５軒を厳選して紹介します。

福岡屈指の飲食エリア・西中洲の中でも、「河庄」「藤よし」「安兵衛」といった福岡を代表する老舗が並ぶ狭い路地に、2022年７月オープンした「すし処 西の隠れ」。店頭の渡邊悠斗さんは元洋食の料理人で、「江戸前でも博多前でもない、”ぼく前”の寿司を追求しています」と、昼夜ともに予約制の「おまかせコース」のみを提供しています。
コースの序盤は４〜５品の一品料理から始まり、中でもスペシャリテといえるのが希少な部位を使った「マグロの脳天の味噌焼き」。コラーゲン質が固まってプリッとした食感に島原の麦みそと薬味の木の芽、花椒の香りが絶妙です。２種類の米と３種類の酢をブレンドしたシャリを使い、部位の違うマグロやイカはマイナス60℃の超低温で急速冷凍して旨味を閉じこめるなど、独自に研究したにぎりを提供しています。気さくな女将の接客も心地よく、カウンターでゆっくり時間をかけて料理と寿司が楽しめます。
くわしい記事はこちら。

大将の林康寛さんは長く和食の修行をした料理人。以前は薬院駅近くで海鮮居酒屋を営んでいましが、東京で寿司を食べた際に「それまでは新鮮な魚をそのまま提供するのが一番と思っていましたが、熟成や仕事を施すことで旨味を引き出す食文化があることを知りました」と感銘を受け、独学で江戸前寿司を習得。2020年11月に姪浜に移転して「鮨 囃子」をオープンしました。
「おまかせコース」は、季節の食材を使ったつまみ４〜５品に、にぎり11貫、玉子、赤出汁といった構成です。にぎりは白身に始まり、豊洲市場から取り寄せた本マグロを１カ月程も寝かせて熟成させた大トロ、コハダ、煮ハマグリ、そして口の中で溶けていくような煮穴子など。最初から最後までとても独学とは思えない本格的な江戸前寿司を楽しむことができます。JRと地下鉄が乗り入れる姪浜駅南口から徒歩２分という好立地にあり、天神や博多駅の都心からでもわざわざ訪れる価値のある一軒です。
くわしい記事はこちら。

別府橋に近い鳥飼の住宅街にある「松尾酒店」は、以前から福岡の日本酒ファンにはよく知られていた地酒の専門店。店舗の建て替えにともない、その隣に開店したのが「鮨 松尾」です。大将の松尾隆範さんは「松尾酒店」の息子で、博多寿司の名店「高玉」で20年以上修業した後、実家が営む酒屋の隣に店を出しました。
提供しているのは「おまかせコース」のみで、小鉢、刺身3種、つまみ、焼き物、蒸し物、にぎり10貫という構成です。毎朝柳橋連合市場で買い付ける魚は地物が中心で、にぎりのスタートは白身から。この後も新鮮なネタを使ったにぎりが続きますが、「淡白な魚にはあっさりとした米酢、味の強い魚には赤酢のシャリを使っています」と、魚種によって２種類のシャリを使い分けています。隣の実家が地酒専門の酒屋だけあって、そのセレクトと品揃えは言わずもがな。福岡や佐賀の銘酒を傍らに、丁寧な仕事をした寿司を心ゆくまで堪能することができます。
くわしい記事はこちら。

昭和の時代に江戸前寿司の名店として「銀座御三家」の一軒に数えられた「銀座 久兵衛」から屋号の一文字を譲り受けて暖簾を受け継いだ店が、薬院にある「久太郎」です。大将の福間邦浩さんは18歳の時に江戸前寿司のレジェンドの一人である初代・今田壽治氏に弟子入りし、「ホテルオークラ・アムステルダム」の日本食レストラン「山里」などでも腕を振るった後、1998年に福岡で独立開業しました。
コースは刺身の盛り合わせに２〜３品の小鉢、にぎりが10貫ほどの構成。「”寿司”はもともと上方のすしに当てた字で、魚へんに旨いと書くのが江戸前です」と、まずは旨味の強い大トロから出てきます。ホロリとほどけるような絶妙な加減で握られたシャリには砂糖を使わず、ネタにキリッと辛口の煮切り醤油が塗られたにぎりの後は、かんぴょう巻きで口直しするのもお約束。決して敷居は高くなく、気さくな雰囲気の中で本格的な江戸前寿司が味わえます。
くわしい記事はこちら。

昭和の時代に江戸前寿司の名店として「銀座御三家」の一軒に数えられた「銀座 久兵衛」から屋号の一文字を譲り受けて暖簾を受け継いだ店が、薬院にある「久太郎」です。大将の福間邦浩さんは18歳の時に江戸前寿司のレジェンドの一人である初代・今田壽治氏に弟子入りし、「ホテルオークラ・アムステルダム」の日本食レストラン「山里」などでも腕を振るった後、1998年に福岡で独立開業しました。
コースは刺身の盛り合わせに２〜３品の小鉢、にぎりが10貫ほどの構成。「”寿司”はもともと上方のすしに当てた字で、魚へんに旨いと書くのが江戸前です」と、まずは旨味の強い大トロから出てきます。ホロリとほどけるような絶妙な加減で握られたシャリには砂糖を使わず、ネタにキリッと辛口の煮切り醤油が塗られたにぎりの後は、かんぴょう巻きで口直しするのもお約束。決して敷居は高くなく、気さくな雰囲気の中で本格的な江戸前寿司が味わえます。
くわしい記事はこちら。

大将の岡田正人さんは関西の出身ながら、東京の江戸前寿司の店で長く修業をした寿司職人。築地の店を皮切りに西麻布や六本木といった都心の店で料理長を務めた後、新天地を求めて福岡・浄水通りの近くにオープンしたのが「鮨 おかだ」です。ほとんどの寿司屋で、コースは前菜や先付に始まり、刺身や焼き物、煮物などの後ににぎりが出るのが一般的ですが、この店では旬の食材を使った一品料理とにぎり数貫が交互に出てくる独自のスタイルで提供しています。
毎朝長浜鮮魚市場から仕入れるネタの鮮度もさることながら、酒盗や内子を乗せたり、淡雪塩や金箔で彩りを施した一貫一貫が見目麗しい美人寿司。また、ボタンエビやホタテ、ウニなどは、北海道・釧路に近い厚岸漁港から直送されたもので、地物とはまた違った北海の味を楽しむことができます。カウンターのほか、ソファーのテーブル席と個室の小上がりもあり、大切な方との会食や接待にもぴったりです。
くわしい記事はこちら。

大将の岡田正人さんは関西の出身ながら、東京の江戸前寿司の店で長く修業をした寿司職人。築地の店を皮切りに西麻布や六本木といった都心の店で料理長を務めた後、新天地を求めて福岡・浄水通りの近くにオープンしたのが「鮨 おかだ」です。ほとんどの寿司屋で、コースは前菜や先付に始まり、刺身や焼き物、煮物などの後ににぎりが出るのが一般的ですが、この店では旬の食材を使った一品料理とにぎり数貫が交互に出てくる独自のスタイルで提供しています。
毎朝長浜鮮魚市場から仕入れるネタの鮮度もさることながら、酒盗や内子を乗せたり、淡雪塩や金箔で彩りを施した一貫一貫が見目麗しい美人寿司。また、ボタンエビやホタテ、ウニなどは、北海道・釧路に近い厚岸漁港から直送されたもので、地物とはまた違った北海の味を楽しむことができます。カウンターのほか、ソファーのテーブル席と個室の小上がりもあり、大切な方との会食や接待にもぴったりです。
くわしい記事はこちら。