麺道楽「への」の外麺家麺山麺

ラーメン店経験なしの店主による自由な発想がおもしろい

公開日

ライター升谷知夫

カメラマン升谷知夫

丸福 中華そば

升谷知夫

福岡のガラケーならぬ、ガラ麺ブロガー。「への」のアカウントでブログというシステムが始まる前から日記サイトで麺日記を発信し続けて20年以上。最近はSNSで福岡の居酒屋やスイーツ、家飲みのアテや山で食べる麺など、福岡喰いしん坊情報も発信中。Instagram:henokyon

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麺屋丸福

「ラーメン=豚骨」だった福岡市だが、ここ数年は醤油や塩など、豚骨ラーメンではない新業態店開業が相次いでいる。我思うに従来の「ラーメン店勤務経験者が独立開業」に加えて「ラーメン店勤務経験のない方が、食べ歩きやネットの情報を頼りに、自由な発想のラーメンを独自に考案開業」の新店が増えたのも、大きな要因か?
東区和白丘「麺屋丸福」もラーメン店勤務経験のない方が先月末に開業されたが、醤油ラーメンの「中華そば」と塩ラーメンの「鶏そば」に加えて更に「沖縄そば」もラインナップ。昆布やイリコ、鰹節など豊かに香る魚介だしに独自のコクある塩ダレが合わさったスープに、コシ強めの扁平麺と炙った大きめチャーシューが合わさる、沖縄そばのようで、魚介塩ラーメンような独自の味わいが楽し旨し。

丸福 外観

麺や鱗道

中央区平尾「麺や鱗道」で限定「ニボぶた油そば」は、定番メニュー「煮干し油そば」の麺を専用のムッチリ麺に変更され、煮干し油と小麦香る太麺の風味豊かな味わい。
メニューの「ニンニク追加もできるが煮干し感が弱まる」との記述あり。屋号も然り、煮干しラーメン専門店の気骨を感じ、惚れ惚れと啜る。

鱗道 ニボぶた油そば

博多ラーメン黒羽

6年前だっただろうか?西鉄高宮駅前の高宮通り沿いに開業した「博多ラーメン黒羽」は、イニシエ博多豚骨タイプのラーメンがいただける、近頃の新店としては稀な一店。
口当たりは軽やかながら、鼻腔にへばりつくほど香る豚骨風味が真骨頂。台形に畳まれたワンタンの固茹で食感との味わいコントラストも楽し旨し。

黒羽ワンタンメン

ぼくの家

我が記憶が確かなら、以前は九州大学教養学部あった城南線の六本松交差点で営業していた「ぼくの家」。現在の城南区鳥飼に移転してからも早20数年経つイニシエ博多豚骨店。
親しみやすい屋号よろしく、ラーメンに加えてチャンポン、皿うどん、焼き飯、餃子もそろえる町中華寄りのラーメン店だが、カウンター越しに差し出された「ワンタンメン」はラーメン専門店顔負けの豚骨風味スープ。大ぶりな丼に麺、ワンタンともたっぷりと供され、嬉し旨しメロメロ。

ぼくの家 ワンタンメン

へのさんのfacebook(https://www.facebook.com/tomoo.masutani)からご本人の承諾を得て転載しています。

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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