博多駅で一人もつ鍋・水炊き定食ならココ！昼夜通しで明太子も食べ放題！？

突然ですが、地元福岡の皆さま、県外からお越しの方にも朗報です！　数ある福岡グルメの中でも少し高級なイメージのある「水炊き」を、気軽な定食で味わえる店が博多駅直結のビル内にありました。それも１人前から、時間帯を問わずに注文できるというではありませんか。これは出かけずにはいられません。

やって来たのは「KITTE博多」の9階にある「博多の大衆料理 喜水丸」。“魚屋から始まった日本料理店”として知られる「喜水亭グループ」が手がける大衆酒場です。ゴマサバや海鮮丼をはじめとした長浜鮮魚市場直送の魚料理に加え、餃子、焼鳥、もつ鍋、天ぷらなど、メニューには福岡の名物料理がズラリ。明太子と辛子高菜が食べ放題となる定食までありますよ。店内の中心には屋台そっくりに造られた座席まであり、屋台気分も満喫できます。

さて今回ご紹介したいのは、定食メニューに新たに仲間入りを果たした「博多水炊き定食」（1,980円）です。水炊きを気軽な“ひとり鍋”として味わえるお店って数が限られているし、11時から22時までどの時間帯でも食べられるのがありがたいですよね。
注文し程なくして運ばれてきた水炊きの鍋が、想像以上に大きくて驚きました。

「博多の大衆料理 喜水丸」を手がける「喜水亭グループ」は、惜しまれつつ閉店した老舗料亭「荒江 喜水亭」の系譜を継いでおり、この水炊きスープは料亭仕込みの味わい。九州産の鶏ガラを丁寧に下処理し、じっくりと白濁するまで炊き上げることで臭みのない上品な味わいに仕上がっています。

主役となる具材は、福岡のブランド鶏「糸島どり」。ポン酢にお好みで柚子胡椒をといて味わいます。「糸島どり」はあらかじめ低温調理されているので、パサつかずにプリッとジューシー！　プリッと感が残るように作られた大ぶりな自家製鶏つくねも美味しいです。白菜ではなくキャベツが入っているのも“博多水炊き”のポイント。水分が多い白菜はせっかくのスープの味を薄めてしまうので、水分があまり出ずシャキッとした歯ざわりを楽しめるキャベツが適しているんです。

そして、鍋のシメにも注目です。白ごはんに明太子とネギ、高菜を少々のせて白濁スープを注げば、まるで奄美地方の郷土料理「鶏飯（けいはん）」風のお茶漬けに。
またはスープが残った鍋にご飯を入れ、軽くひと煮立ち……。仕上げに明太子を加えてひと混ぜすれば「めんたい鶏雑炊」の出来上がりです。まろやかでコクのある上品なスープに、明太子の塩気と旨味が抜群に合う〜！　普通はこんな贅沢許されない気がしますが、なんたって明太子は食べ放題ですから。水炊き専門店では恐らく食べられない、「喜水丸」だからこそ味わえる最高のシメ雑炊でした。
ちなみに「スープが美味しすぎて足りなくなった」という場合は、「スープのおかわり」（＋220円）もできるのでご安心を。

さらに「喜水丸」でいただける鍋定食は、水炊きだけではありません。１人でサクッと味わえる「博多もつ鍋定食」（1,880円）も人気です。もちろん明太子と辛子高菜は食べ放題で、白ご飯とシメのちゃんぽんまでセットに！　もつ鍋と明太子、高菜で軽く飲んで、シメに雑炊とちゃんぽんの両方を食べる……なんて欲張りな楽しみ方もできてしまう魅惑の定食です。

スープはあっさりながらも深みのある博多らしい醤油味。福岡・大名にある老舗醤油店「ジョーキュウ醤油」の醤油と出汁の旨味が効いています。プリップリの国産牛小腸は甘く、臭みもなし。酒場で食べるもつ鍋というより、和食居酒屋で食べる上等のもつ鍋といった感じでお箸が止まりません。

最後のシメは雑炊にしても、ちゃんぽんにしてもよし。もつ鍋はスープのおかわりが無料なので、胃袋に自身のある方は贅沢に雑炊とちゃんぽんの両方を楽しむこともできますね。

ちなみに、単品の水炊き（1人前1,780円）ともつ鍋（1人前1,680円）も用意されていますよ。「喜水丸」には、刺盛りなどのおつまみ２品にドリンク２杯が付いた超お得な「ほろ酔いセット」（1,500円）もあるので、昼飲みや晩酌にもおすすめ。クーラーで冷えた身体に染み渡る「水炊き」の美味しさ、熱々の「もつ鍋」をキンキンのビールで流す爽快感……いやはやたまりません。
夏こそぜひ、福岡の名物鍋を楽しんでくださいね。

この記事は「喜水亭グループ」の提供でお届けしました。