デビ高橋の「昼飲みでほろ酔い」【20】

薬院にある豚骨ラーメン店が本気で作る「豚骨もつ鍋」が面白い

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最終更新日

ライターデビ高橋

カメラマンデビ高橋

めんくいや 豚骨もつ鍋

薬院

めんくいや 薬院本店

デビ高橋

福岡グルメ専門フードライター。
福岡を拠点にグルメブログ「デビログ」を運営。
「お肉博士1級」の資格を持ち、グルメ関連のライター、キュレーター、講師、審査員として活動し、福岡のテレビやラジオにたまに出演。
著書は「20年間ほぼ毎日外食して、1万5000軒を食べ歩いたデビ高橋が見つけた福岡グルメの答え新100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi

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デビ高橋の昼飲みでほろ酔い」の昼飲みとは、明るいうちからお酒を飲むということで、ここではランチタイムや夜より少し早めの15~16時くらいからお酒が飲める店舗を紹介します。

店内

私は仕事柄、県外から来たゲストにもつ鍋店を聞かれることが多い。福岡には美味しいもつ鍋店がたくさんあるが、何度も福岡を訪れている人から「ちょっと変わったもつ鍋が食べたい」と言われた時に薦めると、かなり面白がってもらえる店がある。
それが「めんくいや 薬院本店」だ。ここは1980年創業の豚骨ラーメン店なのだが、実はこちらにはもうひとつ名物がある。それが、豚骨ラーメンのスープで仕上げる「豚骨もつ鍋」。一般的な醤油味や味噌味とは違う、ラーメン店ならではのもつ鍋で、豚骨スープ仕立てのもつ鍋は福岡でもかなり珍しい。しかも昼から注文できて、1人前からOK。おひとりさまでも利用しやすく、大人数で昼飲みもできるので使い勝手が良い。

店長の山羽泰智さん

現在は三代目の山羽泰智(やまは たいち)さんが店を引き継いでいる。ルーツは、山羽さんの祖父が久留米の人気ラーメン店で修業し、出身地の山口県宇部市で独立開業したことに始まる。その後、1980年に二代目である父親が福岡・薬院で「麺喰舎(めんくいや)」として新たにスタートした。

30年ほど前、まだ福岡に“ラーメン居酒屋”的な店が少なかった頃、屋台のように酒を飲みながら最後にラーメンで締めるスタイルへとリニューアル。スープ、麺、具材まですべて手作りで、安心安全なものを提供するという姿勢は先代から受け継がれている。自家製麺も添加物を極力使わず、保存料不使用で作られているそうだ。

ここでの昼飲みは、開店直後の11時からでも可能。ただし、その時間帯は券売機での購入のみと少し制限があるため、個人的には15時くらいからの利用がおすすめ。その時間になるとおつまみメニューも増え、席から注文できるようになるからだ。

ちょい飲みセット

まずは「ちょい飲みセット」(900円)からスタート。ビールに半餃子、小鉢2種が付く。今回の小鉢は煮卵と塩キャベツ。塩キャベツはニンニクがしっかり効いていて、これだけで酒が進む。
餃子はしっかり味が付いているタイプ。薄皮でパリッと焼かれているが、もちっとした食感も残っている。

おつまみチャーシュー

続いて「おつまみチャーシュー」(680円)と「辛子高菜」(50円)。チャーシューはチャーシューメン用のものとは別物。ラーメン用は柔らかいタイプだが、こちらは赤身中心で歯ごたえがある。薄めにカットされ、しっかりした食感と濃いめの味付けで酒のアテにぴったり。

「辛子高菜」はかなり辛めだが、その奥に旨みがある。使用しているのは雲仙こぶ高菜。大きめカットで食感も良い。

羽つきパリパリ豚足

「羽つきパリパリ豚足」(700円)も面白い。まるで餃子のような羽根付きスタイルで提供される。豚骨スープと圧力鍋で柔らかく煮込んだあと、表面をパリッと焼き上げているそうだ。餃子のタレとカラシで食べるのだが、外はパリッ、中はトロトロでたまらない。

「スープ餃子」(680円)はラーメンのタレを使っているが、豚骨スープは使用していない。野菜もたっぷり付いてくる。

パリパリ焼きラーメン

「パリパリ焼きラーメン」(900円)は、揚げた麺をさらに焼き上げたパリパリ食感。みりんを効かせた醤油味で、完全に酒のアテ系。地元客に人気の一品でビールや焼酎のソーダ割りと合わせる人が多いらしい。

豚骨もつ鍋

そして名物の「豚骨もつ鍋」(1,600円)。豚骨ラーメンのスープで仕上げた唯一無二のもつ鍋だ。
誕生したのは10年ほど前とのこと。キャベツ、ニラ、もつ、薄切りゴボウ、ニンニク、鷹の爪が入り、1人前でもかなりボリュームがある。
通常の豚骨ラーメンスープとの違いは、ニンニクの風味と、もつや野菜から溶け出した旨み。ラーメンスープよりも厚みがあり、酒にもよく合う。シメは替え玉の細麺でも良いし、太麺に変更することも可能。

チャーシューメン

最後は「とろとろチャーシューメン」(1,000円)を。一番人気メニューとのことで、今回は+150円で煮玉子を追加した。
こちらは頭骨とゲンコツを長時間炊き込むことで、臭みのないスープに仕上げている。あっさりしているが、コク、まろやかさ、旨みはしっかり感じるタイプ。
そこに合わせるのは、しなやかで歯切れの良い自家製の細ストレート麺。途中から、先ほどの「辛子高菜」で味変するのがおすすめだ。

外観

ちなみに焼酎のキープが2,600円からできるというのも驚き。もはやラーメン店というより、かなり居酒屋寄りである。

どのメニューも酒が進むので、今回はつい注文しすぎてしまった。昼から少し変わったもつ鍋が楽しめるので、県外の友人が福岡を発つ前の“最後の一軒”としてもおすすめしたい店だ。

メニュー1
メニュー2

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店舗名

めんくいや 薬院本店(店舗写真

ジャンル

  • もつ鍋
  • ラーメン

住所

福岡市中央区渡辺通2-3-27 待鳥ビル1F

電話番号

092-712-9551

営業時間

11:00~OS23:45(土・日・祝はOS22:45)

定休日

年末年始

席数

  • カウンター9席
  • テーブル20席

個室

なし

メニュー

博多ラーメン700円、とろとろチャーシューメン1000円、焼き飯900円、焼き餃子480円、ラーメン定食950円、豚骨もつ鍋1600円、パリパリ焼きラーメン900円、辛子高菜50円、ちょい飲みセット900円、ビール600円~、焼酎450円~、日本酒620円~、ソフトドリンク350円~

喫煙について

喫煙可能スペース有り/屋外
  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。

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