シニアソムリエのラーメンテイスティング

居酒屋「那のかど」が「新風」とコラボしてランチにラーメンを!

公開日

ライター黒木昭博

カメラマン黒木昭博

那のかど コラボラーメン

黒木昭博

「レストラン花の木」シニアソムリエ
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那のかど

久しぶりに豚骨注入。
福岡市中央区高砂「那のかど」で豚骨魚介ラーメンをいただきました。
2月5日からの限定メニューで、博多新風の豚骨スープと那のかどの魚介をコラボさせた限定ラーメンです。

那のかど スープ

外観はやや濃度のありそうなやや茶色がかったベージュカラー。香ばしく色ついたチャーシュー、煮玉子、海苔、大きなキクラゲ、そして紫玉ねぎがアクセントになっている。
スープはさすが新風らしいやや濃厚で豚骨の旨みがグッと詰まった味わいで、マイルドなコクが味を決めており、若干の香ばしいフレーバーが気持ち良い。
そこに⁡魚介の節の複雑なフレーバーが後から香ってきて、より旨みが詰まった味わいを感じさせてくれる。

那のかど 麺

新風の自家製麺は小麦の香りがフワッと広がる低加水麺。麺の硬さは選べないがやや硬めで仕上がってきた。
やや濃度のあるスープがまとわっていて、香りと一緒に楽しむことができる。
チャーシューは下味控えめで、バーナーで炙られて、スープの香ばしいフレーバーともグッドな相性を示している。
チャーシューも大きめに提供されて、炙った香ばしいフレーバーとも相性が良い感じで、麺と一緒に食べると幸せな気分が楽しめます。

煮玉子もいい感じでレア感があり、キクラゲは大判で非常に良いアクセントを与えていただいていました。
豚骨では珍しい紫玉ねぎが真ん中にあって、どうかと思いましたが、シャリシャリした味わいは最後までゆっくりと楽しむことができた。
いつまでコラボしているかわからないですが。また伺いたいと思います。

六味亭

買い物ついでに久しぶりに訪問した志免町の「六味亭」で博多あご出汁味玉中華そばを堪能する。
上五島のあごをベースに、鶏のスープとブレンドしたスープはクセになります。

六味亭 博多あご出汁味玉中華そば

外観は明るい琥珀色のスープで、チャーシュー、味玉、ネギ、ナルト、茎ワカメ、海苔が器いっぱいに盛り付けられている。
スープは正月に戻った気分になれる焼きあごの深い風味と鶏ガラの柔らかい旨味が合わさった優しい味わいのスープ。以前より甘みが増したように感じるが、優しさに甘さがグッと押し出してくるような洗練されたスープになっている。

六味亭 麺

製麺屋慶史謹製の熟成縮れ麺は、小麦がしっかりと香り、コシがありながらもモチモチしていて、優しいスープにも良く絡んで美味しく食べられる。それほど長くない麺なので、もうひと啜りしたいところで終わって、スープを飲んで、また麺を啜るというアクションが、より食べたいという気持ちを強くしてくれているかもしれない。
味玉は絶妙な火入れ加減で、半熟具合がとてもグッドで好みのタイプでした。
チャーシューはバラ肉で、下味は控えめで良くスープに馴染んでスープを主役という脇役に徹している。
また歯応えがアクセントの茎ワカメは、あご出汁の魚の香りをさらに高くしてくれる。

上にトッピングしている鶏節がやはりいい仕事していて、スープに溶け出すと鶏の風味が強くなっていくのが感じられてスープの旨みをさらにアップしてくれる。
味変アイテムのアゴ酢を初めて使ってみたら、スープがスッキリしながら甘さがややアップしたように感じられていい変化だった。
最後にスープを飲んでいると、餅が入っていたらいいなーと思うような雑煮を感じさせる味わいであった。
帰りの車の中でも、心地良いスープの余韻が長くて、また食べたいと思わせてくれる一杯でありました。

おダシと銀しゃり中華そば とら松

福岡市南区日佐に2月にオープンした「おダシと銀しゃり中華そば とら松」で熟成醤油 淡麗中華そばを食する。
和風モダンなお店の雰囲気の中、券売機でメニューを選ぶ。多彩な麺類でどれにするか悩む。「淡麗中華そば」「煮干し中華そば」「貝ダシ汐そば」「濃厚煮干しつけそば」などありましたが、基本からチョイス。

とら松 熟成醤油 淡麗中華そば

外観は濃い琥珀色で輝きがある美味しそうなスープ。2種類のチャーシュー、ナルト、ネギ、海苔がトッピング。
国産鶏と野菜を使ったスープは、しっかりと鶏の香りに野菜の甘さが調和したスープで、カエシに再仕込みの熟成醤油をベースに3種類の醤油をブレンドしたものがキレの良い味になっていた。

とら松 麺

麺は国産小麦を使った中太麺。全粒粉入りの低加水麺は、スープの旨さを吸って美味しく、ツルツルした感覚がさらに美味しさを感じさせてくれる。
チャーシューは低温調理されたしっとりした繊細な味わいのチャーシューと、香ばしく炙ったガッツリ肉という感じの違う方向性のチャーシューが面白いコントラストを見せている。個人的には香ばしい醤油のスープには炙ったチャーシューの方が、肉肉しさを出していてよかった。
途中でコショウを入れて軽い味変とネギのおかげで、最後まで飽きずに食べることができた。
次は汐そばか煮干しそばも食べてみたい。

黒木昭博さんのfacebook(https://www.facebook.com/chateau.akizou)からご本人の承諾を得て転載しています。

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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