西鉄福岡（天神）駅で味わう！　老舗の麺料理３選

西鉄福岡（天神）駅に直結する「ソラリアステージ」は、ショッピングだけでなく多彩な飲食店が並ぶグルメスポットでもあります。館内には地元の人に親しまれている人気店がズラリ！　なかでも今回は、麺料理の老舗を3軒紹介します。長く愛され続ける味をツルッと満喫しましょう。

“福岡うどん”の代表格、70余年の歴史を誇る「因幡うどん」。人気のトッピングが2つのる「肉ごぼう天」（720円）注文すると、驚きのスピードで運ばれてきます。「博多っ子のせっかちな気質に合わせて、麺を茹で置きしているんですよ」と教えてくれたのは店長の松澤佐和子さん。ふわっと柔らかなうどんは、もっちりとした弾力を出すために、昔ながらの足で踏む製法を守り続けているそう。

また出汁を一口すすると濃厚な旨味がふわ〜っと広がり幸せな気分に！　北海道の羅臼昆布、長崎・五島や島原の煮干いりこ、大分・日田の原次郎左衛門の醤油など、創業時から変わらず、上質な素材を使い続けているそうです。夏はややさっぱり風、冬はややこってり風と、季節に合わせた味に仕上げているんだとか。このこだわりの出汁に、かき揚げタイプのごぼう天の衣がとけて、トロトロ食感になるのもたまりません。

ところで「因幡うどん」に“細うどん”があることをご存知ですか？　まだ食べたことがない方は「天ぷらざる細うどん」（880円）をぜひ味わってみてください。ムチっと強いコシのある細い麺は、「“因幡うどん”にこんな麺があったなんて!」とちょっと衝撃的。今後はちょこちょこ“細うどん”も食べようと固く心に誓いました（笑）。

キビキビと働くベテランスタッフさんの接客も気持ちがいい「因幡うどん」。店の奥では、熟練の職人さんが次々とうどんをつくっていく様子も垣間見えます。

昭和42年に折尾駅で誕生した「博多やりうどん」。北九州から大牟田まで福岡の駅施設で展開しています。店名を冠した名物「博多やりうどん」（770円）は、丼をはみ出す長〜いごぼう天がインパクト大！　モチーフは黒田藩の家臣・母里太兵衛が大盃の酒を飲み干した褒美として受け取った名槍「日本号」です。長さ約3m20㎝といわれる名槍を、1/10サイズの32cmに再現。盃に見立てたふわふわ食感の丸天ものる、遊び心と福岡らしさが詰まった一杯です。

自慢の出汁は、長崎の焙煎した焼きアゴや鹿児島・枕崎のカツオ節、熊本・天草のウルメイワシ、サバなど九州の魚を贅沢に使い風味豊か。福岡県産小麦を使ったモチモチ、ツルツル食感の、コシがあるけれどやわらかな麺も魅力です。

またS N Sで話題の「白カレーうどん」（740円）にも注目！　マッシュポテトと生クリームでつくったホイップが丼にたっぷり盛り付けられた一杯で、箸を入れると中からカレーうどんがあらわれます。20種以上のスパイスと野菜を煮込んだカレーに九州産の出汁を合わせたうどんスープが美味。老舗のチャレンジングな一杯も見逃せません。

朝7時半からオープンしているので、朝食としてうどんを食べに来る客も多いそう。「福岡店限定で、16~21時は「おつまみセット」（480円〜）を注文すると、30分間飲み放題を550円で付けられますよ」と店長の田中英行さん。駅直結でサッと帰れるので安心！　たまにはうどんとおつまみでほろ酔いになるのもいいですね。

30余年前に西通りで生まれた「ヒッコリー」は、福岡のカジュアルイタリアンの先駆け的存在。創業以来ダントツの人気を誇る「海老と帆立の海老風味クリームソース」（1,350円）をオーダーすると、大きなエビとホタテがゴロッと入っていて、思わずテンションが上がってしまいます！　モチモチ食感の自家製パスタが、エビのコクと甘みがとけこんだ濃厚なアメリケーヌソースと絡まり、思わず「う〜ん」と唸ってしまう至福の味わいです。

またパスタと一緒に味わいたいピッツァは、サクッとした軽やかなローマ風。なかでも「マルゲリータ」（1,000円）は、高品質のイタリア産ソル・レオーネのモッツァレラチーズを贅沢に使い、自家製のトマトソースとバジルを添えた、シンプルでありながら店のこだわりをたっぷりと感じられる一皿です。

「ほぼ原価で出しているワインもぜひ楽しんで」とオトク情報を教えてくれた店長の松尾星さん。「食べることが大好きな社長が全国を訪ね歩いていて、近年、食材へのこだわりがさらにアップしています。北海道・厚岸で5年かけて育つ、大きくて味の濃いアサリを使ったペスカトーレもその一つです。今後も塩だけで作ったほぼ調味料不使用のコロッケなど、素材を存分に生かしたメニューが登場予定です」とのこと。老舗の進化から目が離せません！

この記事は、「ソラリアステージ」の提供でお届けしました。