グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」【手みやげ編/第13回】
【福岡 手みやげ】ショコラと菓子のサロンで見つけた!魅惑のチェリーボンボン
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四季折々の特別な日に選びたい、大切な人へ心を込めて贈りたい――。それが「ハレの日の手みやげ」。こだわりのおいしさや作り手の思いが詰まった福岡の逸品を紹介していきます。
第13回目の手みやげは、自分へのご褒美や贈り物にぴったりのチョコレート菓子。博多区千代にある「pont neuf」をご紹介します。
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ショコラと菓子のサロン「pont neuf」は、千代にある人気パティスリー「La Fée Bleue(ラ・フェ・ブルー)」の姉妹店。パリのカフェをイメージしたという店内には、ケーキや焼き菓子、チョコレートがズラリと揃い、足を踏み入れるだけで心が躍ります。
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ショーケースの中心には、濃厚でしっとりとした「スリムケイク」(パウンドケーキ)や「pont neuf」限定のボンボンショコラが。左端はプティガトーのコーナーで、「La Fée Bleue」の名物「千代の華 おとこシュー」(194円)や四季折々のケーキ、「pont neuf」のオープンと共に生まれたスペシャリテの一つ「エクレール」(432円〜)などが並んでいます。
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奥はカフェスペースとなっており、購入したスイーツを紅茶や中国茶、コーヒーなどのドリンクと共に味わえます。イートイン限定でお得な「本日のケーキセット」(800円〜)も用意されていますよ。
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オーナーシェフの進藤比呂志さんが笑顔で迎えてくれました。九州大学の経済学部を卒業するも、陶芸や木工、天然酵母のパン作りといった“自分で作ったものを自ら販売する”というものづくりや職人の世界への憧れが強かったという進藤シェフ。最初に飛び込んだのは、かつて大名で長年愛されていたベーカリー「ボンジュール」でした。
進藤シェフは当時をこう振り返ります。
「27歳という遅いスタートで右も左もわからない中、『ボンジュール』の店主・山田さんには本当にお世話になりました。その後、東区香椎の『パティスリー サント・ノーレ』で製菓の勉強をさせていただいたのですが、この頃から“パンや洋菓子の本場でも学んでみたい”という思いが募るようになりました。そんな中、山田さんがスイスのブーランジュリーを紹介してくださったんです」。
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「1996年に渡欧し、最初に入ったスイスのブーランジュリーには、パンだけでなくケーキやチョコレートも並んでいて。これが当時の私にとっては衝撃というか印象的でした。パン職人でもお菓子を作るし、パティシエでもパンを作る。そんな本場のスタイルを知り、ケーキやチョコレート作りへの興味や意欲が高まるきっかけになりました」。
進藤シェフはその後、フランス・ランドッグ地方にある石窯・薪焼きの天然酵母パンの店、スイスやフランスのパティスリーでも菓子やチョコレート製造を学び、2年間の海外修業を経て帰国。さらに広島市のパティスリー「ポワブリエール」や、大名の「西鉄グランドホテル」でもパティシエとして研鑽を積みました。やがて2001年に独立し「La Fée Bleue」を開業。その10年後の2011年には、ここ「pont neuf」も誕生しました。
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「La Fée Bleue」はテイクアウトのみで、地域に愛されるフランス菓子をテーマにしている一方、「pont neuf」はカフェスペースを併設した菓子とチョコレートのサロン。進藤さんがスイスやフランスで学んだチョコレートや本場の空気感を楽しめる場所にしたいと開いたお店です。ショーケースには10種類から多い時で20種類ものボンボンショコラ(238円〜)が並び、1個からでも購入できるのが嬉しい限り。
世界トップクラスの高級チョコレートメーカー・フランス・ヴァローナ社のビターなマンジャリとフランボワーズの酸味が絶妙な「マンジャリ フランボワ」や、辛口シャンパンを使用したキャラメルガナッシュとミルクガナッシュが2層になった「シャンパン」などなど。魅力的なフレーバーに、ついつい目移りしてしまいます。
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また、寒い季節、特に2月ごろには、ショコラ系のプティガトーのラインナップもさらに充実。
「サンビラーノ」(594円・左端)は、酸味の強いマダガスカル産のチョコレートを使用したチョコレートケーキで、濃厚ながらもくどさのない上品な味わいがたまりません。口溶けの良いムースチョコやキルシュ漬けのチェリーが合わさった「フォレノワール」(626円・中央)や、キャラメリゼしたナッツやふわふわのチョコレートクリームがクセになる「オモニエール ショコラ」(616円)も美味。どれもバランスよく洗練された味わいです。
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そして、なかでも今回イチオシしたいのが、福岡ではなかなかお目にかかれない「チェリーボンボン」。チェリーボンボンという響き、愛らしいビジュアル、見ているだけでうっとりしてしまいますが、ひと口食べればもう虜に。1個(410円)から購入でき、ギフトには専用BOXに詰められた4個入り(1,917円)もおすすめです。
チェリーボンボンの主役となる洋酒漬けのチェリーは自家製。初夏に旬のさくらんぼを仕入れ、キルシュヴァッサー(チェリーブランデー)に3カ月から半年間どっぷりと漬け込んでいます。果肉はその後洋酒から引き上げ、一晩しっかりと乾かし、フォンダン(砂糖衣)、テンパリングしたチョコレートの順にコーティング。やがて時間を置くことで中のフォンダンが溶けて液体となり、大人のスイーツの完成です。
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丸ごと1個頬張り、パキッと噛めば、ジュワッと一気に溢れ出す蜜のようなブランデー。ビターチョコーレートのとろける舌触りとさくらんぼの濃密な香り、なんて甘美なおいしさでしょう! 出来上がって1週間後くらいから食べ頃を迎えるそうで、時間が経つほどに果肉が溶けて滑らかな口当たりを楽しめます。ちなみに、早い時期は果肉の食感が少し残っていて、これはこれでおいしいんですよね。
甘さはしっかりと強めで洋酒が効いているので、甘いものやお酒が苦手な方には正直あまりおすすめしません。もちろんお子様もNG。しかし、お好きな方であれば、きっとハートを射抜かれることでしょう。大人だけが味わえる、まさに魅惑のチョコレートです。
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さらに驚くことに、「pont neuf」はビーントゥバーチョコレートを使った焼き菓子も揃っています。ものづくりが大好きな進藤さんが、ビーントゥバーに興味を持たないわけがなく、約5年前、スイス修業でお世話になったオーナー夫婦に製法を教わることに。中央アメリカに位置する国・ベリーズのカカオ農園も訪れ、カカオの魅力にハマっていったと話します。
ベリーズ、タンザニア、コスタリカ、ベネズエラといった産地のカカオ豆を仕入れ、自家焙煎するところから手作りされたチョコレートは、これまた美味! 果実味や心地よい酸味、豊かな香りを感じられ、こちらもぜひ味わっていただきたい逸品です。
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ちなみに「La Fée Bleue」と「pont neuf」でも、クロワッサンをはじめとしたヴィエノワズリーが販売されています。これがまたおいしくて、あれもこれも買いたくなるのが悩みのタネ。現在は天然酵母のバゲットやカンパーニュも焼いており、ブリオッシュなどにも自家製の天然酵母を加えているそうです。さらにはプラントベースのガトーショコラや、話題のドバイチョコレートにも挑戦しているそうで、進藤シェフの職人魂と探究心はとどまるところを知りません。
人と人との心を繋ぐ架け橋に――。そんな思いが込められた「pont neuf」のチョコレートやフランス菓子をぜひ、大切な人や日ごろ頑張っている自分へのプレゼントに。甘い幸せが、舌に心に優しくとろけます。
この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。
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店舗名
pont neuf(ポンヌフ)(店舗写真)
ジャンル
- スイーツ
- カフェ
住所
福岡市博多区千代1-17-1パピヨン24 1F
電話番号
営業時間
10:00〜18:30(日曜〜18:00)
定休日
日、月曜
席数
- カウンター6席
- テーブル2席
個室
なし
メニュー
ボンボンショコラ1個238円〜、チェリーボンボン1個410円、千代の華 おとこシュー194円、エクレールショコラ486円、クロワッサン259円、ビーントゥバーチョコレート カカオ70%378円、イートイン限定・本日のケーキセット800円〜
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