【福岡・博多】楽しみ方は無限大!キャナルの新名所「KUOHKA」注目店ガイド

7月18日「キャナルシティ博多」にグランドオープンした「KUOHKA(くおうか)」、もう出かけましたか? ここは、日本初や九州初上陸の8店舗、人気店の新業態7店舗を含めた“美食家待望”の21店舗が集結する話題のグルメストリート。
内覧会を含め、すでに5回も足を運んでいるのですが、本当に何度行っても楽しい! 各店の営業時間等は公式HPを参考にするとして……今回は私が気になった注目店&実食レポをお届けします。

場所は「キャナルシティ博多」内にあるグランドビル(グランド ハイアット 福岡)の地下1階。ノースビル側、センターウォーク(ステージ)側、サウスビル(映画館の方)側の3箇所に入口があります。

「KUOHKA(くおうか)」という名称は「食う」と「謳歌」を組み合わせた造語で、コンセプトは「美味しいものが気軽に楽しめる美食街」。オープンとセミクローズが重複した食空間は、さながら小さな“まち”のよう。店舗ごとに趣が異なり、どこもオシャレでワクワクします。
日本初、九州初の注目店がめじろ押し!
「OKOMUSU Paris」(オコムス パリ)


フランス生まれのお好み焼き店が博多へ凱旋。パリの美食家を唸らせた大阪の味を楽しめるのは、日本でココだけです。
「フランスの小麦粉で作ったお好み焼き」(1,650円〜)は、ふわっと軽やかで旨味たっぷり。「KUOHKA」限定「やまやの明太子とエメンタールチーズのお好み焼き」や「フレンチトースト」も必食です。
「焼うお いし川 博多」

築地、六本木、名古屋に続く福岡店。カウンターに加え、左奥にテーブル席も完備
店を手がけるのは、東京・築地で誕生した、創業20年の正統派江戸前寿司店「築地青空三代目」。その創業者が10年の歳月をかけて考案した、業界初・世界初の「焼うお」を味わえる専門店です。
「焼肉ならぬ、焼うお?刺身のままでもいいんじゃない?」なんて思った私を殴ってやりたい。こちら、個人的に大ヒットでした!




鮨ネタに使う最上級の刺身を鉄板で焼いて提供する「焼うお」。「定食」(3,600円〜)もありますが、この日は「お昼おまかせコース」(6,600円)をいただきました。
前菜に始まり、タレに絡めて焼く厚切り大トロ、盛り合わせのネタも質が良く、スタッフが1枚ずつ絶妙の焼き加減で仕上げてくれます。コースでは赤酢のシャリがおかわり自由で、炙った大トロをのせて食べれば……もう最高!
Bistro Tout La Joie
(ビストロ トゥラジョア)

予約困難店として知られる名古屋の「Tout La Joie Ism」の味を、本店よりもカジュアルに。シェフ・須本一信氏は天草出身で、天草牛や旬菜旬魚をはじめとした故郷の厳選素材で作るフュージョン料理を楽しめます。


左:「新鮮野菜 Tout La Joie風」(2,500円・左)/右:天草の地ダコ、生ウニを贅沢に使ったスペシャリテ「活きタコのムース 和の香り」(3,500円)
コース(15,000円)に加え、アラカルトも用意されており、オリジナルのワインや樽熟成焼酎などのドリンクにも注目!
Gracia Gastrobar de Barcelona HAKATA
(グラシア ガストロバル デ バルセロナ ハカタ)

スペインの三つ星「Sant Pau(サンパウ)東京店」で、エグゼクティブシェフを務めたジェローム・キルボフ氏が監修するガストロバーが九州初上陸! 「清喜」でお馴染みRicebirdグループが、スペイン店と東京店のDNAを受け継ぎ、運営しています。


左:濃厚な「赤海老のコロッケ」(2P 900円)はカヴァと相性抜群/「ジェローム バスクチーズケーキ」(1,200円)はテイクアウトもOK
完熟トマトのおいしさがジュワッと広がる「パン コントマテ」(600円)は、貴重で高級な絶品生ハム「イベリコハム グランレセルバ」(ハーフ20g 2,100円〜)をのせても格別。コース(ランチ3,850円〜、ディナー6,600円〜)も気になります。
まだある!九州初上陸店


その他、「焼うお いし川」の本家本元・江戸前寿司の「築地青空三代目 博多」や、N.Y.ミシュランシェフ・米澤文雄氏監修の「N.Y. Italian NO CODE.H by FUMIO YONEZAWA」も登場。
フレンチ串揚げの店「フレンチ串揚げベニエ キャナルシティ博多店」、沖縄・宮古島発のデザイナーズスナック「スナックサーティーエイト ハカタ」など、注目の初上陸店がめじろ押しです。
あの人気店の新業態も続々!
串焼 こはだ

着席スタイルで営業。カウンター22席、テーブル24席を備える
そしてもちろん、初上陸店だけではありません。福岡の人気店が手がける新業態もすごいんです。
こちらは福岡屈指の繁盛店「清喜」の新業態として生まれた串焼き&バー。
「とりもも」は但馬どり、「ささみ」は播州赤どり、「ねぎま」「手羽先」「特製つくね」には播州百日どりを採用し、田楽も取り入れるなど、素材、焼きへのこだわりはひとしお。塩はもちろん、甘さを抑えたコクとキレのある特製ダレも好みでした。




「串焼」は1本193円〜。「おまかせ串焼き」(3本880円〜)や「おまかせコース」(3,800円〜)も用意
「こはだのマリネ」(547円)をはじめとしたアテも多彩で、「12種類の野菜サラダ」(827円)は新鮮かつボリューム満点。お供には、ワイン研究家・唎酒師・講師等で活躍する杉山明日香さんセレクトのワインをぜひ。その他、「焼き鳥明太重」などのランチ限定メニューも気になります。
もつ焼き ふる矢

続いては「福岡はモツ文化が根付いているのに、串のもつ焼きが少ない」と嘆いていた同胞に朗報です! 福岡の繁盛焼き鳥店「フルヤ」の新業態、豚ホルモンの串焼き店が誕生しました。「1本&1杯からでもOK」な気軽さがありがたいですね。


丁寧に下処理された「てっぽう(直腸)」「ぴーとろ(首肉)」(各1本300円)などのもつ焼きはもちろん、大釜で炊く「名物 豚足」や「コブクロポン酢」(各500円)もいい! シメの一品「マルタイふる矢の棒ラーメン」も気になりすぎます〜。
九州中華 鶏 麺 キムラハンテン
by NOGI NISHIAZABU TOKYO

東京西麻布の「中華NOGI」で腕を振るい、ミシュラン獲得経歴もある木村和明シェフ監修の店もお目見え。看板メニューは、木村シェフが提案する「博多地鶏 檸檬鶏ソバ」(1,350円)と「豆乳鶏白湯ソバ」(1,550円・数量限定)です。




加えて、お酒が進む小皿料理(550円〜)や、店で漬け込んだ「薬酒」のカクテル=「ヤクテル」などもあり、ちょい飲みにも最適。「キムラの海老細春巻き〜レモンマヨ〜」(4本1,100円・写真左上)や「必食!NOGIの北京ダック」(1本1,000円・写真左下)など、どれも“技あり!”なおいしさでした。
BACARO CARBON oyster bar
(バーカロ カーボン オイスター バー)

薬院伊福町の人気店「Carbon」の新業態も登場。ヴェネト州のワイン”ソアーヴェ”やアペリティーヴォで親しまれるスプリッツ(カクテル)を片手に、生牡蠣とチケッティ(小皿料理)を楽しめるオイスターバーです。


全国の優良生産者から直送の「本日の生牡蠣」は「10種類セット」(8,500円)のほか、1個からでも注文OK。本店の名物「炭火焼き料理」も小ポーションで味わえるのが嬉しいですね。
まだある!新業態

その他、新鮮な海鮮料理を味わいたい時は「今泉いっこん」の新業態で仲卸直営の海鮮居酒屋「魚之丸秀」へ。
東京白金台のイタリア料理店オーナーシェフであり、7年連続で「ミシュランガイド東京」の一つ星を獲得する田窪大祐氏が料理監修を行う「炭焼肉 ステーキ irori by DAISUKE TAKUBO」も見逃せません。
福岡名物からワイン、パンまで網羅!
I.N.U.wines HAKATA
(アイエヌユー ワインズ ハカタ)

福岡で「ヴァン・ナチュール」(自然派ワイン)といえばココ。今泉に本店を置く「I.N.U.wines」のワインショップ兼ワインバーも誕生しました。グラスワインは一律1,000円で、銘柄ごとに量で調整するスタイル。赤・白・泡・オレンジワインなど10〜15種類が揃い、ゆったり椅子に座って味わえます。


ワインの持ち込み料は3,000円 or 5,000円(店舗ごとに設定)
「手作りマヨネーズのウフマヨ」など数種から選べる「おつまみ盛り合わせ」(3種1,000円、5種1,500円)も好評。ボトルワインは奥のセラーから直接選べ、購入したボトルを「KUOHKA」内の飲食店(一部除く)へ持ち込むこともできますよ。
この人気店もハズせない!


福岡随一の絶品ゴマサバを味わえる「海鮮屋 はじめの一歩」に、十割蕎麦と和食の店「日本そば 澄十朗」、中洲の人気割烹「味美」が手がける“ふわトロッ”な鰻とだし巻き玉子の店「鰻のエイト キャナルシティ博多店」も気になる〜。


ソラリアプラザから移転の「THE CITY BAKERY」と、その新業態のグリルダイニング「THE CITY BAKERY BAR&GRILL」も話題。
もつ鍋の有名店「博多もつ鍋 一慶」では、卵黄入りの特製ダレに絡めて味わうもつ鍋だけでなく、「和牛すきやき」も登場しています。

一挙にご紹介しましたが、どうです「KUOHKA」すごいでしょ? 飽きないどころか食べ尽くせない! 無限に楽しい“美食街”の登場で、住吉エリアもますます盛り上がってきましたね。
余談ですが、同フロアにある「グランド ハイアット 福岡」のバーラウンジ「バー フィズ」も素敵にリニューアルオープンしました。休日や仕事終わり、映画を観る前や来福客を案内するにも重宝するので、ぜひ出かけてみてください。
※掲載のメニューや価格は2025年7月取材時のものです。
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店舗名
CANAL Gourmet Street KUOHKA(くおうか)(店舗写真)
ジャンル
- 複合施設
住所
福岡市博多区住吉1-2-22 キャナルシティ博多 グランドビル B1F
電話番号
営業時間
11:00~23:00 ※一部店舗は異なる
定休日
店舗により異なる
喫煙について
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