名店「らぁめんシフク」が年に一度の限定麺

城南区鳥飼「らぁめんシフク」が昨年より、4月29日を「シフクの日」として、期間限定メニューを提供されている。鶏ダシの「塩らぁめん」が代表メニューの「シフク」だが、昨年は豚骨ダシ、そして今年は煮干しダシのラーメン「手打ち煮干し中華」を発売。

　厳選した食材を使い、丁寧に作り上げるのが「シフク」の流儀。香川県産「伊吹いりこ」を使い、一尾々々頭と腹を丹念に取り除きダシを取られたであろうスープは嫌味は皆無、ひたすら旨味。あたかもうどんのスメの様な優しい口当たりと、されどラーメン的コク深い後味。
　そして麺は、岩手県産の小麦「もち姫」をブレンド。加水率高めの生地を打ち、長い時間をかけてしっかりと寝かせたのだろうか？滋味スープを豊かに絡め取りつつしっとりと口へおさまり、もちもちと優しく踊る。

　そしてその生地は、ワンタンの皮にも共用されているのだろうか？　トゥルットゥルと唇を擽り、アンの旨味と見事に一体化しつつ解ける食味が楽し旨し。
　昨年は店頭の順番待ち行列にめげて断念してしまった事が、いよいよ悔やまれる力作。さて来年はどんな「シフクの日」ラーメンが楽しめるのだろうか。

なにせ沖縄そば好き。
で、「マツコの知らない世界」の沖縄そばの世界に単純刺激されて中央区高砂「おきなわ宮古食堂彩家」で「宮古そば」。

　最近ハマっている中央区天神「沖縄そば専門店菊鶴そば」は、元はこの店を興された店主の新たなチャレンジ開業店。なので此処の宮古そばも当然旨しっ。麺は菊鶴同様に「亀浜製麺所」製だろうか？細めの平麺のツルシコウハハっ。だがスープはの印象は独自。鰹節らしきダシがガツンと濃くてコク旨い。スキッとキレ良い菊鶴と好対照な味わいは、既にアレコレ呑み食いして味覚が怪しくなっているであろう酔客対応なのだろうか？？

福間市中央「福間ラーメンろくでなし」の福間本店で、期間限定「背脂ラーメン」。
　「しゃばしゃば呼び戻し豚骨」ダシの真っ黒スープは、表面を覆う背脂も手伝って、キュンッと踊る醤油タレの風味のすぐその後に顔を出す、ナンとも豊かなうま味＆あま味。

　合わさる麺は、茹でる直前に手揉みする太縮れ麺。昨今流行りの多加水モチプル麺とは真逆の、コリっとワシワシ剛麺が、目一杯口いっぱい旨い濃い味背脂スープと相性抜群。
　大体なら濃い味ラーメンは苦手。なのだが、ザクザク白葱とその下に隠れている太モヤシが、都度都度口の中をリフレッシュしてくれるし、特製のからし生姜で味変も自在で、食べ飽きる事がない。通常の豚骨ラーメンの五割り増しは優にあるヤンチャな一杯なれど、あぁ旨いな、こりゃツボだなぁと、一気に完食。