辣油の香りと、酸を感じる黒酢の香りが立ち上がる。大手門の酸辣湯麺

11月24日
福岡県粕屋郡宇美町の県道68号線は、ドラゴンロードというラーメン屋の激戦地、そこに10月にオープンした「麺屋たいくう」にて、たいくう味玉中華そばを頂くことにしました。
⁡
外観は、背脂を纏った、透明感のある黄金色のスープに、チャーシュー、メンマ、玉子、岩海苔、ネギのトッピング。
煮干しの風味が香るスープは、優しい味わいの第一印象で始まる、柔らかい煮干し感に、あさりの貝の風味を忍ばせながら、鶏の風味のスープが全体の構成を整えている、最初はアッサリと感じるスープだが、段々と背脂の脂感が、甘みとコクを感じさせてくれ、煮干しのえぐみを感じさせないバランスの取れたスープである。

麺は、製麺屋慶史の中太の縮れ麺で、この優しい味わいのスープによく絡んで美味しい。
チャーシューは、片面を炙ってあり、香ばしい風味をまといながら、スープの邪魔をしない下味で調理されている、メンマの食感もよく、岩海苔の風味が、このスープの味わいをより複雑な味に昇華させてくれている。

ラーメンは、もう一つメニューがあり、博多中華そば、こちらは、鶏と豚骨のスープをベースに、煮干しを加えたスープは、博多ラーメンの豚骨感に、余韻に、ほのかに香る、煮干し感のバランスが良いスープ、こちらは、麺が細麺のストレートで、これもまた美味しい。

甲乙つけがたいラーメンでした。
ドラゴンロードは、トンコツラーメンの店が多く、六味亭と一緒に非トンコツ系で頑張ってもらいたい。

11月2日
福岡市大手門にできた、「ヌードルスタンドシュラ」に酸辣湯麺を食べに行ってきました。糸島にある「なおちゃんラーメン」の後に出来ました。
外観はレンガ色のような色合いに、玉子の黄色に、円を描くように綺麗に描かれたラー油が美しい。
鼻腔をくすぐる、辣油の香りと、酸を感じる黒酢の香りが立ち上がる。
スープは、熱々でビックリした、鶏ガラベースの旨味をベースに、むせそうになる酸を感じる、その後、辣油のからみが心地よく広がってくる。粘性が以上に高い。辛味が苦手な方には、ラー油の代わりにごま油で作ったバージョンもありました。

合わせた麺は、製麺屋慶史のストレートの極細麺は、コシがしっかりとあって、このトロトロのスープとの絡みが最高にあっている、トロミが強すぎて麺をあげるのもひと苦労しますが、食べ進めると慣れてきます。

玉子のフワフワした食感、シャキとした筍、クシュとした椎茸と、細かく刻んだ豚肉のそれぞれ違うテクスチャーが飽きさせない。
レンゲが大きくて、口に含みにくいが、スープとの麺と具をレンゲに乗せて食べていくのが一番美味しい食べ方なのかなと、気がつけばスープまで完食していました。
⁡
次回は限定麺のパイにぼにトライしてみたいな。