有名レストランが手掛ける！ネットで買える美味しいスイーツ２選

師走を迎え、今年も残すところあとわずか。新型コロナウイルスが5類に移行して、行動制限がなくなった初めての忘年会シーズンが到来しました。家族や親しい仲間と自宅でゆっくりいただくためにお取り寄せできる、ちょっと贅沢なスイーツをフランス料理とイタリア料理の人気店からご紹介致します。

韓国との定期船やアジアからのクルーズ船の寄港など、国内外から多くの人々が訪れるウォーターフロントエリア博多ふ頭に、世界から注目を集めるフレンチレストラン「Restaurant Sola（レストランソラ）」があります。オーナーシェフの吉武広樹さんは東京とフランスで修業した後、シンガポールやフランスでお店をオープンしました。特に、パリのお店は開店からわずか１年強で、ミシュラン一つ星を獲得したと話題になったのは記憶に新しいです。そして、ここ福岡にある「Restaurant Sola（レストランソラ）」も「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎」で一つ星を得た超有力店です。
そんなお店が手掛けるオンラインショップ『Comme Marché（コムマルシェ）』から、まさにここでしか出逢えない、知る人ぞ知るスイーツをご紹介します。商品の向こう側にあるストーリーを知りたい、共有したい、そんな人にぴったりな逸品です。

このコロンとしたかわいらしいフォルムのスイーツ「PARIS　CRÈME（パリ クレーム）」は今春販売開始されました。吉武シェフに縁があるフランスの首都パリという意味だけでなく、表面のチョコレートのパリッとした食感をも表したダブルミーニングだとか。その真偽を確かめるべく、パリクレームバニラをひと口かじると、その名前に偽りなし！　うす～いチョコレートが歯切れよく割れ、中からとろ～り濃厚なチーズクリームが溢れます。そして土台のソルト＆ペッパーのサブレが嚙むごとに味にメリハリをつけ、マダガスカル産のバニラが追いかけてきて鼻孔をくすぐります。「パリとろっ？！　チョコ？　チーズケーキ！？　」と、驚きと喜びがこみ上げます。

このパリッと食感を実現するために試作を何回も何回も繰り返し、機械では分厚くなり味も食感も損なわれるため、職人が手作業でひとつひとつ仕上げるこだわりようです。土台のサブレとの接着も、お菓子作りをしたことがある人ならその困難さは想像に難くないはずです。さらに、パッケージデザインも、配送時の揺れに対応しつつ、開封時のワクワク感も演出できるような細部にこだわり何度も改良されたそうです。商品開発において、コストや生産性、量産化のオペレーション構築など検討することは多岐にわたり、ある程度のところで妥協点を見出すことが多い中、「Restaurant Sola（レストランソラ）」のこだわりはさすがとしか言いようがありません。

「クリームはフランスでソースを意味するものです。甘いものやしょっぱいもの、味の幅がひろく、その表現も無限大なんですよ」その言葉のとおり、定番のバニラのほかに、コロンビア メゾンカカオ農園のカカオ豆を使用したパリクレームチョコレートや、レモン・ストロベリー・ピスタチオ・ブルーベリー・キャラメルの５種を詰めたパリクレームカラフルがあります。それぞれの味に合わせてサブレの味にも変化をつけているそうですが、それがどんな味かは記載されていません。実際に食べてみて辿りつく楽しさがそこにはあります。伝えたいことがたくさんあるスイーツですが、語りすぎては野暮かもしれません。深堀りするほどにひろがる世界観を感じられるスイーツでした。
オンラインショップ『コムマルシェ』のほか、事前予約をすれば、レストランでの受け取りも可能です。

福岡のイタリア料理好きなら誰もが知っている人気店「オステリア インクローチ」と「リストランテインクローチ」のオーナーシェフである村山浩さんは、「和田門」「フォンタナ」「グロッタロッサ」など、福岡でも有数の人気店で腕を磨いてきた実力者です。
オープンからたくさんのファンに愛されてきた両店舗は、村山シェフが走り抜けてきた若き日の挑戦にひと区切りをつけるかのように「オステリアインクローチ」は移転を、「リストランテインクローチ」は閉店となりました。居心地のいい素敵なお店と美味しい料理、ここで過ごした特別な時間を惜しむ人は私だけではないはずです。多くのファンの期待に応えるべく、村山シェフの新たな挑戦として12月1日、浄水通りに新生「OSTERIA　INCROCI（オステリア インクローチ）」として移転オープンされました（今後のワクワクする展望は、後ほどご紹介しますね）。
そんな人気店が手掛ける「Baci di HAKATA〜博多のキス〜」は、なんと北海道から保冷バッグを片手に買いに来られたというエピソードもあるとか……。マカロンに似た新感覚ドルチェで、ブッセやダックワーズにも見えるコロンとしたかわいらしいルックスです。

イタリア伝統菓子のアマレッティをもとに何度も何度も試作を重ねて誕生したオリジナルのもので、ここでしか食べられない特別感があります。香ばしい風味とコクのある味わいを出すために、スペイン産アーモンドプードルを使うことにこだわったそうです。味はホワイトチョコ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、あまおうの４種類で、素朴で自然な風合いを活かすため、色付けはあえてしていません。

「わっ！　ふわっとしてるのにもっちり？　クリームがなめらかで美味しい！」コーヒーによく合う甘さで、ペロッと食べてしまいました。焼きたてはマカロンのように固いけれど、クリームの水分量を絶妙に調整することで、もっちりとした食感になるよう時間をかけて作り上げていくそうです。マカロンが苦手な人もこれは好き！ おっしゃると聞き、頷けます。
もともとお店で提供するプティフールや年始のニューイヤーボックスに添えていたものだそうですが、お客様の要望に応えて、お持ち帰りもECサイトでの購入もできるようにしたそうです。

新店は通常ディナーの営業のみで、12,000 円・15,000円 ・ 18,000円（消費税･サービス料別）という3つのコースが用意されています。あれ？ ランチ営業は？ とファンなら気になりますよね？　もちろん、聞いてきました。「絶対に満足してもらえる、世の中にまだないパスタランチをやってみようと思っています。活きオマール海老や雲丹を使った贅沢で美味しいパスタを提供したいんです。野菜やシーフードの満足感がある前菜と華やかなアシェットデセールも愉しんでもらえたらと思います」と、村山シェフの新たな挑戦は、次のステージへもう進み出しています。イタリア語で「交差点」を意味する店名には、食を通して人との交流も深めたいという想いが込められているそうです。今後の展開が待ち遠しいですね。

人気レストランが手掛ける贅沢スイーツ、いかがでしたか？　どちらのスイーツも冷凍でのお渡しなので、急な来客や年末年始のお土産として冷凍庫にストックもできます。日々進化を遂げている冷凍技術は、シェフの技術と相まって品質も鮮度も飛躍的に向上しています。解凍時間の経過につれて変化する食感と風味の違いを、私も自宅でゆっくり楽しんでみたいと思います。

この記事は丸菱北部九州販売の提供でお届けしました。