福岡の豊かな食文化の中でUMAGAがお勧めするのは夜の名店ばかりではありません。今回は、福岡で味わえるちょっと贅沢なランチお勧め3選です。福岡在住の方をはじめ、観光で訪れた方も必見のお店です!
1.福岡市 赤坂『Ristorante fanfare(リストランテ ファンファーレ)』
家族で、接待で、女子会でいつものランチよりちょっと贅沢に。ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメな人気イタリアン「Ristorante fanfare(リストランテ ファンファーレ)」へ伺いました。
こちらの魅力はなんといってもカウンターの臨場感。カウンターに座ると立ち上る湯気や炎、スタッフ同士の気持ちのいいチームプレイに心浮き立ちます。「盛りつけてすぐ、タイムラグなしにお客様に届けられるのでこのスタイルにしました」と話すのはオーナーシェフの梶原圭司さん(写真)です。

「イタリアでの修業時代に、人々が自分が住む土地を愛し、その土地で獲れた食材や育くまれてきた食文化を大切にする姿に感銘を受けました。そんなイタリアの気風を表現するために、大分のジビエや長崎の鮮魚、大分のしいたけなどの九州の旬の食材を主役にしています」と梶原さん。イタリアの伝統的な技法でつくる、素材のもつ力強さを感じられる華やかな料理が地元のグルマンに支持され遠方から訪れるゲストも後をたちません。
ランチもディナーも要予約のコースで提供。ランチは選べるパスタコース2,800円と、ディナーと同じ内容のコース6,600円の2種類あります。

パスタは3種から選べ、今回は南イタリアのショートパスタ「オレキエッテ」を注文。サーブされると、パスタの上からかけた大分のどんこしいたけのパウダーとパルミジャーノチーズの芳香が鼻腔を抜けていきます。モチッとした食感のパスタは、粗挽きの豚肉・サルシッチャとの絡みも抜群。ソースは、しいたけやしめじなど国産キノコをペースト状にした、木こり風と呼ばれるボスカイオーラソースで、なめこのとろりとした食感がきのこの個性をまとめあげています。また白ワインとトマトの鮮やかなオレンジのソースも爽やかな味わいで美味!


メインは「葉鰹と白菜」と「ポルペットーネと里芋」から選べ、今回は「ポルペットーネ」をオーダー。まず、ロメインレタスに包まれたシーザーサラダのようなヴィジュアルに目が釘付けに!
そっとレタスをはずすと、中から旬の里芋のピューレでコーティングしたイタリアのハンバーグ・ポルペットーネがあらわれます。網脂で包んで焼いたジューシーなハンバーグの中にも、旬の里芋のマッシュが入っていてねっとりなめらか、とろけるような味わいです。
月の始まりにコースが一新し、ライブ感と旬を堪能できる「fanfare」いつ誰を連れてきても間違いのない一軒です。
詳しい記事はこちら→ https://umaga.net/shop/72901/
2.福岡市『老上海 陸氏厨房(ラオシャンハイ リクシチュウボウ) 中洲店』
中洲の川沿いにあるラグジュアリーな中華「老上海 陸氏厨房 中洲店」。

天神方面から春吉橋を渡った角にあるビル(1階に「磯丸水産」が入っています)の6階まで上がると、リバービューが美しい明るい空間が広がっています。ここは東京・銀座にある「四季 陸氏厨房」のオーナーシェフ、陸鳴(リク・メイ)氏が手がける上海料理のレストランです。
ランチは、メイン料理にご飯・スープ・甘味が付く定食メニューがなんと33種類(!)と、麺やチャーハンなどのご飯類が11種類用意されています。定食といっても日本の定食のように全部の料理が一度に出てくる的なものではなく、どちらかというとコース料理のように一品ずつサーブされます。

最初に運ばれてきたのは枝豆と高菜の炒め物」。シンプルですがこれが「このお店、只者ではないな!」と思わせる美味しさです。
2品目は蓋を開けた瞬間にふわっといい香りに包まれる「金華ハムと鶏肉と椎茸のスープ」です。とにかく熱々で滋味深く、お店の実力の高さが伝わってきます。「このスープ目当てに来てくださるお客様も少なくありません」とマネージャーの朱偉捷(シュ イツィ)さん。

さあ、いよいよメイン料理「豚肉の上海風角煮」が到着。大きな角煮がゴロッと入ってボリュームたっぷりです。キュッと結んであるのは干豆腐。どちらも味がしっかりと染みていて、ほんのりと八角の香りが漂います。これはご飯が進みますね。

最後まで美味しくいただけました。しかし、一皿一皿のポーションは多いので、できれば一人よりも複数人で行って、いろんなメニューをシェアするのがオススメです。
ご来店の際はぜひ予約をお願いします」と珠さん。既に認知度もかなり上がっているので、もし気になったら早めに予約しましょう。ランチの支払いは現金のみとなっているのでお忘れなく。
詳しい記事はこちら→ https://umaga.net/shop/74016/
福岡市 荒戸『酒と肴 佐とう』
荒戸にある和食料理店「酒と肴 佐とう」にお邪魔します。お店があるのは那の津通り沿い。大通りにありながらも、店の中に入れば喧騒とは一線を画す、落ち着いた空間が広がります。木目を生かしたぬくもりあふれる和の空間で迎えてくれるのは、和食一筋の店主・佐藤隆之さんです。

「私の原点である和食に立ち帰り、目の届く範囲でお客様に心を込めて料理を提供したいと、カウンターをメインとしたお店にしました」と佐藤さん。
お客様へ丁寧に料理を届けたいという思いもあり、ランチ営業は完全予約制。現在は「お昼の箱膳コース」3,300円のコースのみを提供しています。ランチコースの品数の多さ、内容の満足度の高さから話題を呼び、開業直後から遠方からも訪れる人が多数。今では予約が取りづらいほど人気を集めています。
待ちに待った1品目は、9種の前菜の盛り合わせです。提供された瞬間、パッと華やかな見た目に目を奪われます。

続いては、盛り付けも美しいお刺身です。この日はヤイトガツオとヒラスの2種類でした。「日本酒が合いそうだな……」とふと頭をよぎりますが、そこはご心配なく。日本酒好きの佐藤さんがセレクトした全国各地の名酒が揃い、料理に合わせて嗜むのも一興です。


締めには、土鍋で炊いたご飯とお味噌汁を。この日のご飯は、じゃこと三つ葉の炊き込みご飯でした。じゃこの程良い塩気と三つ葉の爽やかな香りがご飯一粒一粒にまとい、さっぱりとした旨みが広がります。土鍋で炊いたごはんは、香りも食感も良く、おこげの香ばしさがさらに食欲をそそりますね。

佐藤さんによる料理の説明とともに一品ずつ提供され、ゆっくりと食と向き合う贅沢なランチタイム。3,300円でこの満足度は、お手頃ともいえる価格でしょう。季節感を重視したメニュー構成で、「次はどんな美味しさに出合えるかな?」と、定期的に訪れたくなります。きっと食べ終わった頃には、再訪を誓うはずです。
詳しい記事はこちら→ https://umaga.net/shop/74874/
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- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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