福岡で人気のカフェを紹介する「福岡カフェ巡り」シリーズの中から、厳選の3店をご紹介します。
『9We cake+coffee』
可愛さに心癒されるスイーツカフェのデザートプレート
福岡市東区箱崎は、九州大学跡地の再開発で注目を集めるエリア。新しい店が次々と誕生し、個性豊かなカフェも多く見られます。その中でも人気なのが、2023年5月にオープンした「9We cake+coffee(キュウイ ケーキトコーヒー)」。JR箱崎駅から徒歩5分、白と水色を基調にした明るい店内は「まちのカフェ」にふさわしい心地よい空間です。店名の「9We」には「We Love 九州」の想いが込められ、店内にはニュージーランドの鳥・キーウィをモチーフにしたキャラクターがあちこちに。



オーナーは各地で店舗設計を手がけた建築士で、理想のカフェを自ら形にしました。木の温もりとグリーンが調和した店内はナチュラルで落ち着いた雰囲気。ショーケースにはタルトやシュークリーム、チーズケーキなど、旬の素材を使ったスイーツが並びます。特に人気なのは季節限定の「デザートプレート」。春の「いちごプレート」には福岡県産あまおうを使った3種のいちごスイーツが盛り付けられ、見た目も華やかです。


「私自身カフェ巡りが好きなので、ここに来てくださるお客さまにも空間やスイーツを楽しんでいただきたいと思い、新しい商品の開発などをしています」と店長の加藤紗梨果さん。Instagramでの発信にも力を入れたことで、ここを目的として訪れる来店者も増えたそうです。

特に人気が高いのは、イートイン限定のプレートデザートです。季節ごとに内容が替わり、3・4月の限定は旬のいちごを使った「いちごプレート」(1,500円)。中にディプロマットクリームとベリーソースが入ったいちごシュークリーム、なめらかな生クリームがかかったいちごのショートケーキ、アールグレイのチーズテリーヌといった3種のいちごスイーツを一度に楽しめる贅沢なひと皿です。いちごは福岡県産あまおうが中心で、鮮やかな赤が春らしく華やかな雰囲気が漂います。
テリーヌにちょこんとのったお店のマスコット・キーウィをモチーフにした9Weメレンゲ。カフェのデザートらしいかわいらしさに心が癒されます。




ドリンクもこだわりが光り、オリジナルブレンドのカフェオレや八女産抹茶ラテが好評。キーウィ型のダックワーズなど、ギフト向けの焼菓子も人気です。シンプルで可愛らしい雰囲気と、季節ごとに変わるメニューが魅力の「9We cake+coffee」。箱崎を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい一軒です。
『9We cake+coffee』詳しい記事は、https://umaga.net/shop/77525/
『café Connu(カフェ コニュ)』
フレンチ仕込みの本格的な一皿に出会える西新の隠れ家カフェ
福岡・西新の住宅街に佇む「café Connu(カフェ コニュ)」は、地下鉄西新駅から徒歩約10分の場所にある隠れ家的カフェ。2021年にオープンし、フランス語で「知られている」という意味を持つ店名には「多くの人に知ってもらいたい」という思いが込められています。元住居を改装した温かみのある店内は、店主自らDIYしたというこだわりの空間。カウンターにはテイクアウトも可能な焼菓子やドーナツが並びます。


フランスでの暮らしや料理店での経験を活かしたメニューが魅力で、看板メニューの“カスクルート”はフランス版サンドイッチ。「サバサンド」や「パテドカンパーニュ」など、ひと皿の料理として楽しめる内容です。クミンやコリアンダーを効かせたサバとマリネ野菜を自家製パンで挟んだ「サバサンド」は、酸味や甘味、香りが絶妙に調和します。一緒に提供されるスープの内容はその日によって異なり、この時はマッシュルームのスープでした。こちらも丁寧に作られていることが感じられる深みのある味わい。


デザートも人気で、注文後に揚げる熱々の「シュガードーナツ」や、レモンやアールグレイのグレーズドドーナツはどれも香ばしく優しい味わい。マキネッタで抽出する「カフェオレ」は香り高く、フランスのカフェを思わせます。



料理もスイーツも丁寧に作られた「café Connu」は、訪れるたびに新しい発見のある温かな一軒です。
『café Connu(カフェ コニュ)』詳しい記事は、https://umaga.net/shop/72085/
『NORYNO(ノリーノ)』
もうすぐ20年目を迎える西新の正統派カフェ
2006年、西新・中西商店街に誕生した「NORYNO(ノリーノ)」は、カフェやレストランで経験を積んだ川﨑規弘さんと、飲食業に携わってきた妻・睦美さんが営む人気カフェです。開店当初は夜の食事とお酒も楽しめるスタイルでしたが、子育てや2021年の祖原への移転を機に、カフェ中心の営業へと転換。さらに2019年には姉妹店「vingtsix(ヴァンシス)」を早良区飯倉にオープンし、どちらも多くの常連客で賑わっています。


静かな住宅街に佇む現在の店舗は、元事務所を改装した落ち着きのある空間。アンティーク家具や古いオブジェが並び、時を重ねた温もりが漂います。カウンターには「vingtsix」の焼菓子、ショーケースにはロールケーキや季節のタルトが並び、見るだけでも楽しい雰囲気です。


月替わりのランチ(1,980円)は旬の素材を活かしたメニューで、2025年6月は「自家製サルシッチャとズッキーニのキッシュ」。地元・糸島や実家の無農薬野菜を使い、ラタトゥイユやサラダ、スープなども丁寧に手作りされています。

食後には「プリンアラモード」(1,600円)が人気。クラシカルな固めプリンにフルーツとアイスを添えた贅沢な一皿で、自家製カラメルの深い甘みが絶妙です。コーヒーは筑紫野市「珈琲Chiba」のブレンド。


食事もスイーツも楽しめる、温もりあふれる“西新の正統派カフェ”として、これからも長く愛され続ける一軒です。
『NORYNO(ノリーノ)』詳しい記事は、https://umaga.net/shop/80341/
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- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
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