【福岡 手みやげ】オススメ3選

UMAGAに掲載した人気連載企画、グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」
『福岡 手みやげ』の中で編集部おすすめの３店を選んでまとめました。

香椎照葉に本店を構える「SPICA CLASSIC CAKE」は、「余計なものを省いたクラシックケーキ」を看板に掲げる焼き菓子店で、パンケーキ専門店「RusaRuka」や「BOUQUCA BAKERY」の姉妹店として2019年に開業しました。アンティーク家具が映える開放的な店内には、パティシエが手作りする焼き菓子が並び、カフェスペースでは購入したケーキも味わえます。

北海道産小麦や国産バターなど厳選素材を使用し、定番のクラシックケーキは熟成フルーツケーキやヴィクトリアケーキなど8種類。中でも春夏に人気の「生レモンケーキ」は、契約農家から届く国産無農薬レモンを使い、生地とアイシングに絞りたての果汁、仕上げに削りたてのピールを散らした爽やかな味わい。しっかり焼き込んだ生地は風味豊かで口溶けがよく、フレッシュな酸味と共に心地よく広がります。

ギフトBOXも用意され、カットケーキを詰め合わせれば手土産にも最適です。

『SPICA CLASSIC CAKE（スピカ クラシック ケーキ）』の詳しい記事は、コチラ

平尾駅近くのレトロマンションの一室にある「olive village」は、オーナー新村圭子さんが惚れ込んだ“一農家製”のオリーブオイルを扱う専門店で、2023年に現在の場所へ移転しました。かつてオリーブオイルが苦手だった新村さんは、トルコ北エーゲ海地方の農園で作られるオイルと出会ったことでその印象が一変し、輸入元の会社に勤めて学んだ後、約7年前に自身のブランドを立ち上げたそうです。栽培から出荷までの工程を一つの農園で行う“一農家製”ならではの新鮮さと豊かな香りに魅せられ、オイルへの信頼と愛情が詰まった商品が並びます。

看板商品の「SPECIAL BLEND」は、新村さんが毎年テイスティングして選ぶ生食用で、若い実と完熟の実を搾ったフレッシュな香りとコクが特徴。クッキング用の「FOR COOKING」はクセがなく日常使いしやすい一本です。そのほか、オレンジやベルガモット、唐辛子、天然ローズなどを一緒に搾るフレーバーオイルも人気で、和食にもよく合う意外性のある使い方が楽しめます。

かわいい小瓶やギフトラッピングも用意されており、食にこだわる方への贈り物にもぴったりです。

『olive village（オリーブ ヴィレッジ）』の詳しい記事は、コチラ

福岡市・渡辺通に店を構える「海木」は、絹のように滑らかな揚げに上品な出汁がしみ込む唯一無二の「だしいなり」で知られる店です。1983年に日本料理店として大牟田で創業し、初代店主・岡林憲次さんが熊本県南関町名産の「南関あげ」を使い、いなりが苦手な妻も喜ぶ味を目指して生み出したのが始まりでした。コース料理の締めに提供すると評判が広まり、県外から客が訪れる名物となり、2008年に現在の福岡・渡辺通へ移転。常連客の要望から持ち帰り販売も始まり、手みやげや贈答品としても人気を集め、JAL国内線ファーストクラスの機内食に採用されるなど全国に知られる存在となりました。

現在は二代目の岡林篤志さんが両親とともに店を支え、南関あげの扱いや出汁の含ませ方など、シンプルだからこそ難しい製法を守り続けています。2019年の35周年には日本料理店から「だしいなり」専門店へ転身し、同年には東京・日本橋室町に2号店も開業。九州産大豆を使った特注の南関あげと、酢飯や出汁との繊細なバランスにこだわり、注文後に巻く作りたてが提供されます。

もっちりと滑らかな揚げに出汁がじんわり広がる味わいは格別で、化粧箱入りの4個・8個は予約必須の人気商品です。

『海木 本店（かいぼく）』の詳しい記事は、コチラ