福岡市内産の美味しい食材「ふくおかさん家のうまかもん」第4回
春だけのお楽しみ!絶品「天然生わかめしゃぶしゃぶ」
福岡市は、福岡市内産の農林水産物及びその加工食品を「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」として応援しています。さらに「ふくおかさん家(ち)のうまかもん」のウェブサイトでは、そんな私たちの食生活を豊かにしてくれる福岡市内の生産者と飲食店をご紹介。さすが食都・福岡、美味しい食材やお店がたくさん揃っています。その美味しさの秘密や調理法、保存法など、福岡市の食材の魅力をたっぷりお届けしていく企画です。
第4回目は「わかめ」です。
シジミ出汁で味わう「天然生わかめしゃぶしゃぶ」
警固本通りの海鮮居酒屋「博多 わたぬき-わ狸」では、漁師さんが食べているという美味しいわかめ料理を味わうことができます。
まずは「伊崎わかめのシジミ出汁しゃぶしゃぶ」をいただきました。こちらはシジミのエキスがたっぷりと溶け出した出汁にサッとわかめをくぐらせていただくお鍋で、茶色の生わかめが一瞬で鮮やかなグリーンに変わる様子を楽しみつつ、磯の香りを満喫します。柔らかいのにシャキシャキとした歯ごたえがあり、もう止まりません。
2品目は「伊崎のめかぶで食べる鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ」です。一番だしで脂の甘みが濃い黒豚をしゃぶしゃぶして、フレッシュなめかぶと一緒にいただきます。育った場所は違うのに、この相性のよさは衝撃的。出会うべくして生まれてきたのではないかと運命さえ感じる組み合わせです。こちらの2品、伊崎の漁師さんが天然ワカメを獲る春の限定メニューなのでお見逃しなく!
地元はもちろん、九州各地から厳選した食材を使った質の高い料理を、居酒屋の気軽さで味わえる「わたぬき」。人気焼鳥店「へて」出身の店長・野坂健太さんと「丸秀鮮魚店」や京都の「炭屋旅館」で経験を積んだマネージャーの林田さんが料理を担当していると聞けば納得。海鮮系メニューから串焼きまで、さすがのラインナップです。
「わかめやめかぶのメニューは春だけなので、まだ食べたことのない方は是非味わってみて欲しいです」と野坂さん。ご本人もこのメニューを初めて食べたとき、美味しすぎてかなり衝撃的だったたとか。福岡の春の味覚をご堪能ください。
福岡産ワカメは食感も味もいいと評判です
※福岡市より提供
福岡市の各地で、2月から4月にかけて天然わかめの収獲が行われます。また箱崎、志賀島、弘の3つの地区では養殖わかめも生産されています。穏やかな内海と玄界灘の荒波に揉まれる外海では、それぞれ食感の違いはありますが、どちらのわかめも磯の香りがよく、葉が肉厚でシャキシャキとした歯触りと煮込むととろけるような柔らかさが特徴です。
しなやかな食感が特徴の伊崎の天然ワカメ
※伊崎支所より提供
「わたぬき」で出されているのは、伊崎の沖で育てられた天然の生わかめ。実は天然ものは国内で流通するわかめのうちわずか5%にも満たないほどの希少なものなのだとか。
※伊崎支所より提供
伊崎では、潮の流れが速いミネラル豊富な海底で育つわかめの新芽だけを海人(あま)さんたちが素潜りで刈り取っています。2~3月、新芽が伸びてくる時期がわかめの旬で、天然の生わかめが味わえるのはこの時期だけですが、その他のわかめは塩わかめに加工され、一年中味わうことができます。伊崎の「天然塩わかめ」は福岡市漁協伊崎支所で購入できます。
天然と養殖を食べ比べてみたい「弘わかめ」
福岡市漁協弘支所では、玄界灘の荒波と博多湾の栄養ある流れが交差する漁場で天然わかめと養殖わかめを育てています。天然はしっかりとして歯ごたえがあり、養殖は緑色が鮮やかでやわらかいのだとか。弘のわかめは博多の高級料理店でも使われているほど質が高く、特に新芽は舌触りが抜群によいと評判。
その美味しさの秘密は島から志賀島近海へと流れ込む養分にあります。海藻が育つために必要なリンやチッ素が豊富に含まれていて、わかめなどの海藻が元気に育つだけでなく、それをエサにするサザエなどもよく育つのだそうです。
シャキシャキして肉厚な「志賀島産わかめ」
志賀島支所の漁場でも、弘と同様に玄界灘の荒波の影響を受けた、濃い緑色のつやつやとした肉厚のわかめが育ちます。こちらも養殖と天然のわかめを育てていて、どれも磯の風味豊か。志賀島のおみやげとしても喜ばれそうです。
志賀島産わかめは志賀島支所そばの「志賀島センター島の幸」で購入できます。こちらでは地元で獲れた魚の干物、サザエなどを販売しているほか、隣接する食堂で地元産の海の幸を味わうこともできます。
早採りでやわらかい「箱崎わかめ」
博多湾にある箱崎支所のわかめは、“早採り”が特徴で、同じ時期に種を撒いても他のエリアより成長が早いというから驚きです。
現在、4人の漁師さんがわかめを養殖しています。毎年2月中旬から1ヵ月前後、1m20㎝ほどに育ったわかめを収穫します。1日3〜4本ずつ収穫し、1週間ほど塩漬けした後に脱水して袋詰めに。青々としたわかめは、早採りならではのみずみずしくやわらかな食感がたまりません。
パッケージに描かれている赤い鳥居は、箱崎支所のすぐそばの箱崎浜にたつ「筥崎宮」の浜之鳥居です。ここは「博多祇園山笠」の「お汐井とり」で法被姿の男衆がお清めの砂を取りにくるところでもあります。
「箱崎わかめ」は箱崎支所で販売していますが、収獲して2ヵ月ほどで売り切れることが多いため、早めの購入がおすすめです。
この記事はふくおかさん家のうまかもんの提供でお届けしました。
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店舗名
博多 わたぬき-和狸(店舗写真)
ジャンル
- 居酒屋
住所
福岡市中央区警固2-11-10
電話番号
営業時間
11:00〜OS14:30/17:00〜OS23:00
定休日
木曜
席数
- カウンター6席
- テーブル10席
- 掘りごたつ8席
個室
4〜8名
メニュー
ランチ900円〜、夜:炭焼き串1本190円〜、皮から自家製しゅうまい260円、トリュフ入りたまご付き和牛すき焼き1,320円、地獄炊きうどん850円
喫煙について
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- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
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