大濠公園南側、1丁目交差点周辺はグルメ良店密集地帯!

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ライター弓削聞平

カメラマン弓削聞平

大濠1丁目交差点

弓削聞平

UMAGA編集長

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赤坂けやき通りから福岡市美術館の方に向かうと左側にNHK、そして大濠高校と続き、さらに西新方面に行くと右手にパン屋さん「LA SPIGA(ラ・スピガ)」が見えてきます。こちらは福岡でも珍しいイタリアパンの店です。ぼくは特にフォカッチャサンドが好きで、ついたくさん買いそうになるのですが、到底食べきれるはずはありませんから、せいぜい2つにします。だって他のパンも欲しくなりますからね。

スピガ内観

ここから、大濠公園南側のグルメエリアが始まります。この先にある城南線と交わる変則的な交差点あたりまで、とにかくおいしいお店が集中しているんです。一般的には特定のエリアでおいしいお店って、何十軒かに1軒というイメージですが、このエリアはお店の数自体は多くありませんが、はずれがほとんどないんです。

「LA SPIGA(ラスピガ)」を通り過ぎるとすぐにあるのが、先日「UMAGA」で紹介したばかりのマイクロブルワリー「大濠ブルワリー」です。今年の4月にオープンしたばかりですが、早くもファンがたくさん付いているようで、いつもにぎわっています。これからますますビールが恋しい季節になりますから、さらに多くなるんでしょうね。

味美お好み焼き

その少し先の道の反対側にあるのはお好み焼きの「味美」です。すでに創業30年越えの老舗で、女性店主がおいしいお好み焼きを焼いてくれます。飲食業界にもここのファンは多くて、あの外側がカリッと焼かれたお好み焼きは癖になります。最近は海外の方も多いみたいですね。

さらに西新の方に向かい大濠1丁目の交差点の手前右側にはズラリと飲食店が並びます。フレンチの「Tatamiser(タタミゼ)」、個性的なスパイスカレーが評判の「Aftergrow」、ハーブティーの「Jasmine」、「鮨処 はやし」、そして毎日賑わっているスタンディングのカフェ&ワインバー「ECRU.(エクリュ)」です。

afterglow外観

「ECRU.」は元々北天神の昭和通りから少しだけ入ったあたりの極小物件で2010年から営業していたのですが、昨年、この地に移転してきたのです。今回のお店は前より随分広くなり、ワインの販売も行っています。なんと朝8時から23時までというロング営業で、その間ずっとスペシャルティコーヒーとワインを楽しめます。お店の方によると、朝ジョギング帰りに1杯といった人もいらっしゃるようで、「午前中需要も割とありますよ」とのことでした。

エクリュ0524a

そしてその裏手にあるのがぼくも大好きな「Bar olor(バー・オロル)」です。マンションの裏側に目立たない入口があるのですが、中は本格的な大人のバーで、14時からウイスキーやワインなどをいただけます。

そこの目の前には老舗の「たんや卜傳」があります。実はぼくは行ったことがないのですが、1971年創業ですからもう50年超えです。50年前ってこのあたりはかなりひっそりしてたと思うんですよね。「味美」が30年くらい前ですから、それまでは飲食店はほとんどなかったのではないでしょうか。当時、このあたりといえば、「大濠ボウル」というボウリング場があったくらいしか私は覚えていません。しかしこれを機会に「たんや卜傳」、行ってみようかなぁ。

たんや卜傳外観

「たんや卜傳」から大濠公園の方に向かうと今月「GaoGao大濠店」がオープンしました。今泉公園横で土鍋ご飯付きの花籠膳が大人気のお店の2号店です。実はこのあたりは高級住宅地でもあり、富裕層のマダムなんかもたくさんいらっしゃるはずなので、そういう方々がランチに来たりしそうですね。
そのお隣は「牛亭」「串京」です。「牛亭」は元々久留米にあったそうですが、1994年にここに移転したステーキハウスで、鉄板焼きではなく、炭火で焼いたものを鉄板に乗せて提供するというスタイル。重厚感のある内装もいいんですよね。ランチもやっていて、ステーキとハンバーグがセットになったメニューが人気ですが、他にもいろいろなメニューがあって迷ってしまいます。
「串京」もかなりの老舗でもう50年も目前です。その頃ってまだ福岡に串揚げの店ってほとんどなかったんじゃないでしょうか。
そうやって考えると、この道沿いの老舗ラインナップってすごいですね。10年続けることができる店はそう多くない飲食業界ですが、この老舗ストリートはなかなか圧巻です。

さてまた交差点まで戻ると角にあるのは老舗のパン屋さん「リボリ」です。なんと昭和31年創業だそうです。私が生まれる前ですね〜。いかにも町のパン屋さんという風情で、イートインスペースも十分備えています。昭和の頃から、減農薬玄米を使用したり、防腐剤や着色料を使用せずにパンを作っていたようで、このエリアのランドマーク的な存在です。

SAND GOTO外観

そこから唐人町の方にちょっとだけ行くと「SAND GOTO」があります。
元々は大名の超絶人気スタンディングバー「岩瀬串店」が昼だけサンドイッチを「SAND GOTO」としてやっていたのですが、それをここに移したそうです。めちゃくちゃ具だくさんでボリューミィなサンドというかホットドッグはファンも多いんですよね。
その横に「名もなきサンドイッチ屋」とソーセージ無人販売「.comm(ドットコミュ)」があるのですが、この2軒が入っているビルは建て替えるようで、立ち退きが決まっているそうです。

さて、交差点を西新の方に渡るとスーパー「NEW YORK ストア」があり、そのお隣にこのあたりでは珍しい日本料理の「明珠ひら緒」、そしてその隣には「Bistro Ohshima」があります。リーズナブルで本格的なフランスの郷土料理をいただけて、ご近所さんならずとも出かけたい一軒です。

どうですか。あの狭いエリアにこれだけの名店が揃っているって、なかなか珍しいエリアといえますよね。しかもさらにお店が増えるという噂もあるようです。
また、NHKと大濠高校の裏手も個性的なお店が集まっていますよね。このあたりはメディアでもよく取り上げられますが、新しいお店もどんどんできていて、こちらもおもしろいですよね。大濠公園や美術館に出かけた後にお散歩気分で歩いてみてはどうですか。

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

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