個性あふれる福岡で人気のパン屋さん【5】
フランスの製法そのままのパンが食べられる老舗ブーランジェリー
「セ・トレボン」が平尾にオープンしたのは2002年の7月ですから、もう20年以上にもなるんですね。それまでも福岡でバゲットなどのフランスパンを買える店はたくさんありましたが、”ブーランジェリー”(フランス語でパン屋)なる言葉を知ったのは、この店が始めてでした、初代シェフの大西かおりさんが本場フランスで学んだ製法そのままのパンは開店当初からたちまち評判になり、当時南区に住んでいた筆者も中央区の職場に通勤する途中によく平尾の店舗に立ち寄っていました。「セ・トレボン」のパンを食べてパン職人を志したという人も多いと聞き、福岡のパン文化に大きな影響を与えた偉大な名店です。
平尾山荘通り近くにある「いしむら 平尾店」に併設された店舗は開店当時からほぼ変わっておらず、店内に入ると小麦粉が焼ける香ばしい匂いが漂ってきます。「セ・トレボン」といえばフランスで普段の食事として食べられている伝統的なパンが主役で、特に開店当時から変わらぬ製法の”手ごねバゲット”は、福岡におけるハード系パンブームの火付け役ともいわれています。フランス料理やワインにもよく合い、市内の多くのレストランでも使われているそうです。
数あるハード系パンの中でも、不動の人気ナンバーワンというのが「プチミルクバゲット」(210円)。小ぶりな手ごねバゲットに甘〜い練乳クリームをサンドした組み合わせは、頬張るだけに幸せな気分になるような美味しさです。また、各種バゲットサンドやチョコを練りこんだパンなども揃っています。
“明太フランス”は福岡を代表するご当地パンとして今や全国的に人気を博していますが、ともに博多を代表する老舗である和菓子店「石村萬盛堂」と辛子明太子の「ふくや」のコラボによる最強タッグがこちらの「めんたいバゲット」(500円)。もっちりとした食感のバゲットにぴりりとした明太子の風味のバランスは、この組み合わせでないと出せません。ふんわりとした生地にたっぷりのクリームが詰まった「ボンボローニ」などの菓子パンも揃っているので、食事だけでなくおやつや手土産にも喜ばれそうです。
店内にはカフェスペースも併設されていて、焼きたてのパンを購入して香り高いコーヒーやカフェオレとともにその場で食べることもできます。また、週末限定の「モーニングセット」(380円)や、好きなパン2個にスープが選べる「ランチセット」(780円)も用意されているので、平尾に立ち寄った際の昼食にもどうぞ。
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店舗名
セ・トレボン 平尾店(店舗写真)
ジャンル
- パン
住所
福岡市中央区平尾5-3-46
電話番号
営業時間
9:00〜18:00
定休日
第3水曜
メニュー
メロンパン200円、ショコラ200円、プチミルクバゲット210円、クロワッサン240円、フレンチトースト260円、クロックムッシュ330円、国産小麦のパンドミー480円
喫煙について
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- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
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- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
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