西山健太郎の福岡フルーツカクテル紀行【2】
「BAR倉吉」の「苺のソルティドッグ」
中洲
BAR倉吉
西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。
イチゴの香りとグレープフルーツの爽快感が重なり合うカクテル
今回は、中洲の「BAR倉吉」を訪問。
オーナーの倉吉浩二さんは、ホテルニューオータニ博多のバー「カステリアンルーム」出身。23歳のとき、ホテルバーテンダー日本一を決める創作カクテルコンペティションにおいて史上最年少で優勝。それから40年近く経つ現在まで、この記録は破られていない。創業店は大名にあり(2002年10月創業)、同じ大名地区に2018年11月「昭和レトロ酒場 倉吉」をオープン。ご自身が厨房に立ち腕を振るう。
この中洲店は、2019年2月にそれまで中洲内の別々の場所にあった2店舗を統合して誕生。店長の増田鉄平さん、高野ともえさん、木下昂子さんの3人がカウンターに立ち、凛とした所作でドリンクメイキングを行う。そして、厨房担当の松崎りささんが手がける多彩なバーフードもこの店の魅力の一つ。
今回オーダーしたのは「苺のソルティドッグ」。
その名が示すとおり、ベースはウォッカ。イチゴは「あまおう」を使用。
塩をグラスの縁に付けるのではなく、泡状にして浮かべるのが「BAR倉吉」流。
グラスに注がれるとイチゴのフレッシュな香りが立ち昇り、口をつけるとポタージュ状になったイチゴが舌の上を流れ、なめらかに喉の奥へと吸い込まれていく。少量加えられたグレープフルーツジュースは仕込みに3日かけて皮の苦味や雑味を抜いたものを使用。余韻に爽快感を与え、次なる一口へといざなう。
素材の本質を活かしつつ、この店ならではのオリジナリティが光る、納得の一杯。
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店舗名
BAR倉吉 中洲店(店舗写真)
ジャンル
- バー
住所
福岡県福岡市博多区中洲2−3−1 中洲Fビル 2F
電話番号
営業時間
19:00~4:00
定休日
日曜・祝日
席数
- カウンター8席
- テーブル30席
個室
8~15名
メニュー
チャージ1,000円、イチゴのソルティドッグ1,900円、フレッシュフルーツカクテル1,900円~、金星豚のカツサンド1,600円、九州産ハーブ鶏から揚げ1,200円、ウイスキー1,500円~
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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