今日は何飲む?旅する気分で選べる、スペイン中心のワインショップが御供所町に開店

ワインラバー、飲食店の方にも朗報です! 博多祇園山笠も始まり、夏に向けて盛り上がる博多・御供所町。博多駅前から博多港へ向けてまっすぐ延びる大博通り沿いに6月3日、新たなワインショップ「La Campana Hakata Wine Shop」がオープンしました。

店の目の前には「奥の堂」バス停があり、地下鉄空港線「祇園駅」からは徒歩3分ほどとアクセスも良好。並びには“福岡大仏”や“地獄めぐり”で有名な「東長寺」もあります。


店を営むのは、大阪に拠点を置き、スペインワインを中心に取り扱っているインポーター「Inigo(イニィゴ)」。パートナー会社が手掛けるショップは神戸にあるものの、直営ショップとしては初の出店だそうです。店内には約180種類もの世界のワインがズラリ! 現地で買い付けるスペインワインを中心に、イタリア・フランス・ポルトガル・ギリシャ・南アフリカ・アメリカといったセレクトワインも並んでいます。

日本に来て20年以上になるスペイン人オーナーのイニィゴ・ゲレーロさん(写真中央)とスタッフの北さん(写真左)が笑顔で迎えてくれました。イニィゴさんはスペインの北東部、マドリードとバルセロナのほぼ中間に位置するアラゴン州サラゴサの出身。ワイナリーで働いていた経験もあり、故郷のワインをたくさんの人に届けたいとの思いで日本を訪れ、2003年に「Inigo」を立ち上げたと言います。
店内ではおすすめのワインを試飲することもでき、ちょうどテイスティングをしているところでした。カウンターに立つ男性に見覚えがあるなぁと思ったら……

大名のダイニングバー「BAR Coda」のオーナー・能美さん(写真右)ではありませんか! 「BAR Coda」はグルメな大人が集う隠れ家として知られ、“福岡でシェリーを飲むならココ!”と言われる聖地的なお店です。
「『BAR Coda』や『ビストロ バビロン』『ロスピンチョス』をはじめ、福岡には以前からお付き合いのある大好きなお店がたくさんあります。人も街の雰囲気も好きで、ショップを出すならココがいい!と、迷わず福岡に決めました」と、イニィゴさんは福岡を選んだ理由を笑顔で話します。

さて、イニィゴさんおすすめのワインを教えていただきましょう。
こちらは、近代的な設備と革新的な醸造技術で世界的に評価されているアラゴン州のワイナリー「Bodega Sommos(ボデガ・ソモス)」の「ソモス・プレミアム」(7,859円)。フレンチオークで14ヶ月熟成させたフルボディの赤ワインで、スパイシーなアロマとエレガントな酸味、柔らかなタンニンのバランスが素晴らしい1本です。

「大阪万博2025」のスペインパビリオンでも販売されている人気のワインも購入できますよ。ラズベリーやカシスのアロマが広がる赤ワイン「ペティト」(2,915円・写真中央)は、ミネラル感のある洗練された味わい。「アバディア デ サンカンピオ」(3,960円・写真右)は、柑橘やトロピカルフルーツのアロマを感じる夏にぴったりの白ワインです。

続いては、アラゴン州カリニェナの新鋭ワイナリー「Bodegas Añadas(ボデガス・アニュアダス)」が展開するブランド「CARE」にも注目。こちらは「Inigo」が輸入し、日本国内ではほぼ専売で取り扱っているというワインで、イチオシは見た目にも華やかな辛口のロゼ「カレ ソリダリティ ロサド」(2,530円)。福岡限定特典として、氷を入れてワインクーラーとしても使える専用BOXが付いているので、BBQのお供や手みやげにも最適です。

早速試飲させていただいたところ……これはラスベリーやサクランボ、ストロベリーを思わせるチャーミングな香りが格別! ミネラル感たっぷりで、甘やかなカラメルのニュアンスと心地よい酸味のバランスが絶妙です。太陽の光を浴びながら乾杯したくなりますね。


果物やスパイスを漬け込んだ「サングリア プレミアン ドロレス」(2,640円・写真上)は、そのままキンと冷やしても、ソーダで割っても美味。スペインといえば外せない「シェリー」(2,750円〜・写真下)も、辛口から甘口まで常時8種類が揃います。「シェリーは油分との相性が良く、天ぷらなどの料理にもぴったり」と能美さんにも教えていただき、色々と試してみたくなりました。




さらには、ワインにぴったりのスペイン産生ハムやチーズ、調味料、エクストラバージンオリーブオイルなどの食品も販売。イニィゴさんの故郷・サラゴサのカラタユで職人がひとつ一つ手作りしているという、キャラメリゼしたローストピーナッツが詰まったチョコレートもとっても美味でした。

「店名の『Campana』はスペイン語で鐘・ベルを意味し、かつて故郷で大叔父が経営していた宿の名前を受け継ぎました。店内のバーカウンターに使用した緑と黄みがかったスペインタイルは父の瞳と同じ色です。父の眼差しの下にいると思うと何だか背筋が伸びて、父と働いた畑での記憶やアラゴンの風景も蘇るようで……。スペインの味や想いを、福岡でも届けていきたいです」とイニィゴさん。
今後は、生産者や飲食店の方々とのコラボイベントも定期的に行っていきたいそうで、こちらも楽しみ。7月17日(木)はオープン1カ月の感謝を込めて、シェリー1杯と簡単なおつまみを無料提供するイベントを開催予定で、こちらも見逃せません。スペインを旅する気分で、ぜひ立ち寄ってみてください。
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店舗名
La Campana Hakata Wine Shop(ラ カンパーナ ハカタ ワインショップ)(店舗写真)
ジャンル
- 食物販店
住所
福岡市博多区御供所町4-8 ギャラン御供所1F
電話番号
営業時間
11:00〜20:00
定休日
不定
メニュー
スペインワイン、シェリー ボトル1本2,000円台〜、サングリア プレミアン ラ ドロレス(カラタユド)1本2,640円、チャコリ アゲレ(D.O.ゲタリアコチャリーナ)1本4,730円、LA Maja エキストラバージンオリーブオイル250ml 2,106円〜
喫煙について
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