シニアソムリエのラーメンテイスティング

どこかイニシエ感がある懐かしい味わいのトンコツラーメン

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最終更新日

ライター黒木昭博

カメラマン黒木昭博

てんてんラーメンのラーメン

黒木昭博

「レストラン花の木」シニアソムリエ
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福岡市南区井尻の「てんてんラーメン」

以前から行ってみたかったラーメン店でした、暖簾は「、、」が「い」と見えるので「いラーメン」と思っていましたが、テンテンという文字だそうです。

てんてんラーメン外観

外観は、醤油多めのような琥珀色でやや脂は多めの深いスープ、チャーシュー、メンマ、ネギが多め。
スープは、しっかりと大釜で炊かれた豚骨感強めのスープ、醤油ダレがしっかりと効いた、醤油豚骨スープのようで、醤油の甘さがしっかりと出ていながら、豚骨が香る。

てんてんラーメンの麺

麺は中細のストレート麺は加水率低めの麺は、普通でお願いする、目の前の釜の中で、麺を泳がせるように茹でていく、小麦の香りはしっかりとあってコシのある麺は、スープのラード脂がしっかり纏っておいしさを感じるタイプ。
チャーシューは、バラ肉でしっかりと味付けされていて、スープの邪魔をしないバランスで味わいを作っている。メンマもシャキシャキしていて、控えめの味付けでラーメンと合っているように感じる。
どこかイニシエ感がある懐かしい味わいが感じられる。
ここは、タコ飯というメニューが限定メニューであり、早く行けば食べれるので、いつか食べてみたい。

無化調醤油ラーメン「しのわ今泉店」

豚骨ラーメンどころの久留米で醤油ラーメンとワインが飲める店として一味違う店として存在していた「しのわ」が福岡に進出、以前久留米で食べて美味しかったので、行きたいとチャレンジしてみたものの、いつも閉まっていて食べれなかった 。

今回、30年近い付き合いのあるインポーターの知人が福岡にいて、お酒を飲むことに。1軒目でいい感じになり、「締めにラーメンに行きましょう」と言われて、今日こそ「しのわ」だと思って移動する。

お店に入ると深夜1時過ぎているにも関わらず賑わっている、一杯飲んで締めラーメンのつもりが、ツマミも充実していて、あれこれ注文、厨房にフックしているフック チキンが気になり注文して食べているうちに時間は2時50分、ここから禁断の無化調醤油ラーメンをお願いする。

しのわ 醤油ラーメン

外観は、深い濃い琥珀色のスープにキラキラと輝いている脂がうっすらと浮いている。大判なチャーシュー、青梗菜、ネギとシンプル。
スープは、最初の一口目は、お酒も入っているせいかやや物足りない印象であったが、飲み進めると、ジワジワと旨味を感じて物足りなさはなくなる。豚骨、鶏ガラ、魚介の節や、貝柱などを使った複雑で深いスープは、スープを啜れば啜れほど旨味が感じられる、醤油は九州の醤油とは違う優しい柔らかな味わい、素材の旨さで勝負できるよさがある。

麺は、縮れの中太麺は、けっこうボリュームもあって食べ応えがある、またスープとも絡んで、ツルツルして歯応えのある美味しいタイプ。
チャーシューは、厚みもあって食べ応えがあって、スープの旨味とチャーシューの旨味があってより美味しい感覚が強くなる。
青梗菜も、サクッとした食感もあって良い脇役を演じている。

この時間でもお客さんで賑わっているのは凄い。
久しぶりに罪悪感のあるラーメンを食べて帰宅するも、4時前。久しぶりにやらかした夜となりましたが、有意義な時間を過ごすことができた。
一品料理も魅力的です、次回は、がっつり食べて飲んで〆ラーメンとしたい。

福岡市東区馬出の九大病院前に、ニューオープン「拉麺⚪︎△◻︎」

変わった名前ですね。店主がまさしさんで、まるさんかくしかくの頭の文字を店名にしたそうです。博多こくまろ出身なんでしょう。

外観は、白濁したややベージュが強い色調で脂は多めで熱々の状態、チャーシュー2枚、キクラゲ、ネギ、そしてトッピングで、海苔、煮玉子を追加。
スープは、豚骨の臭みはなく、しっかりとしたやや濃い味わいで、バランスの良い塩味のスープは、こくまろ出身らしく濃い味に円やかで飲み飽きしないスープ。

まさしの麺

麺は、細麺のストレート麺は、普通でお願いする、小麦の風味が強くハリとコシがあって、濃厚なスープによく絡んで美味しい。
チャーシューと煮玉子は、下味が強めで、けっこう主張が強いタイプ。もう少し、黄身が半熟だともっと良かったが、それぞれスープに負けていない味わいだった。
誰にでも好まれそうな濃厚スープは、後味もすっきりしていて心地良い余韻を楽しむことができた。
昼は提供されていないが、夜はチャーハンもあるようで、こちらも食べてみたい。
店主は、手際よくスムースにラーメンを提供しつつ、的確にスタッフに指示を出しながら、うまくお店を回しているところも好感が持てた。
馬出、箱崎界隈は、なかなか麺のお店の激戦区になってきたと感じた。

黒木昭博さんのfacebook(https://www.facebook.com/chateau.akizou)からご本人の承諾を得て転載しています。

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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