今年4月、全国にスーパーを展開する「トライアル」が、宮若市と連携して新たな食の複合施設を開業。中でも注目は、有名シェフ監修の料理やケーキ、パンを楽しめる店内フードコート「GROCERIA(グロッサリア)」です。その全容を確かめるべく、早速取材に出かけました。
福岡市中心部から車に乗り、40分ほどで目的地に到着。「旧吉川小学校」跡地に、次世代型のスマートストア「トライアルGO脇田店」と、宮若市の特産物を販売する「みやわかの郷」が並んでいます。日本初となる「24時間顔認証決済」や、売場カメラと電子棚札が連動する「自動値下げ」など、最先端のIT技術を導入しているそうですよ。
お目当てのフードコート「グロッサリア」は向かって右手側、「みやわかの郷」のお隣にあります。何だか変わった外観だなぁと思っていたら、ここは元々「旧吉川小学校」の体育館だったのだとか。
体育館の造りを生かした店内は、天井が高く開放的! 体育館の舞台上にはローテーブル席があり、卒業制作の絵やピアノもそのまま残されているのが素敵ですね。
このフロア内に、ベーカリー「Pont Pain(ポンパン)」、スイーツカフェ「ヤマトルテ」、レストラン「ミヤワカキッチンKOHAKU」の3軒が並んでおり、各店で購入したものを共用席で自由に味わえるというわけです。
人気ベーカリーディレクター監修「Pont Pain」
写真:店舗提供
まずは、ショーケースに約30種類のパンが並ぶ「Pont Pain」へ。こちらは、東京の人気店「365日ジュウニブンベーカリー」でベーカリーディレクターを務めた山本彩子さんが監修するベーカリーです。
宮若産小麦粉100%で作る「宮若食パン」(400円)や、宮若産米粉と豆乳クリームバターで作る「ポンパン食パン」(420円)、宮若市の農園「響生ファーム」の新鮮な旬野菜を使うサンドなど、宮若産素材の魅力をぐっと引き出した美味しさが光ります。
写真:店舗提供
人気は、佐賀県の「蔵出しめんたい本舗」へ特注した無添加無着色の明太子で作る「白い明太バターフランス」(440円)。そして、写真のイタリア式の揚げパン「ボンボローニ」もハズせません。カスタード(250円)、チョコレート、レモンクリーム(各270円)と3種類の味わいが揃います。国産ノンシリコン米油で揚げ、きび砂糖をまぶしてあり、ふわっと軽やかな食べ心地がクセになりますよ。
タルトやクレープが自慢の「ヤマトルテ」
続いては、「Pont Pain」同様に山本彩子さんが監修するスイーツカフェ「ヤマトルテ」へ。宮若産の小麦粉や米粉、九州各地の旬の果物をふんだんに使ったタルトやケーキ、焼き菓子がズラリと並んでいます。
山本彩子さんは、東京のフランス菓子の名店「イル・プル―・シュル・ラ・セーヌ」でスーシェフを務め、フランスのパティスリーでも修業を積んだ経験の持ち主。素材の組み合わせ方や、ホロリとほどける生地の食感、豊かな香りにも思わずうなりました。
さらには、カカオ豆ブランド「チームカカオ」のクラフトチョコレートと宮若の素材を組み合わせたメニューにも注目です。
写真左のチョコレートクレープ「ヤマトルテスペシャル」(1,080円)は、香ばしくモチッとした米粉生地が美味。自家製のチョコレートテリーヌやアマゾンカカオをブレンドしたチョコレートソースがとろけます。チョコレートドリンク「カカオミント」(550円)は、宮若市の農家直送ミントを漬けた自家製シロップの香りが爽やかでした。
「チョコレートメニューに使用するカカオ豆の産地は、季節ごとに変わります。同じメニューでも月ごとに味わいが変化するので、違いを楽しんでいただけると嬉しいです」と、「ヤマトルテ」の店長でパティシエの目黒壮太朗さん。「スイーツやパンで、宮若の魅力を伝えていきたい!」と、にっこり語ってくれました。
フレンチシェフが手掛ける「KOHAKU」
最後は、地産地消にこだわるレストラン「ミヤワカキッチンKOHAKU」へ行きましょう。監修・統括を担当するのは、薬院でフレンチレストランを開業後、博多駅のレストランでも総料理長を務めた今西洋平太さん。渡仏して複数の星付きフレンチ店でセクション長を務め、パリ屈指の高級精肉店「ユーゴ・デノワイエ」にも従事するなど、豊富な経験をもつ腕利きのシェフです。
宮若産の米粉で作る窯焼きピッツァや「淡路麺業」謹製の生パスタと旬の食材を組み合わせるパスタなど、こちらでも宮若産の食材をふんだんに。
写真の「若宮地黄卵のオムライス ビーフハンバーグのせ」(ミニサラダ付き1,080円)と、セットメニューの「季節野菜のスープ」(料理に+250円)は子供や女性に人気の一品です。ふわとろオムレツに濃厚なデミグラスソースが絡み、国産熟成牛100%のハンバーグも食べ応え満点!
また、店内には遠赤外線とe-マイナスイオンの力で肉を熟成させる最新の熟成庫があり、お肉はその中で熟成させています。
なかでも「国産熟成牛の自家製ローストビーフプレート」(1,280円)は、サラダ、半熟玉子、雑穀ご飯と共に赤身肉を楽しむ贅沢な一皿。低温調理されたお肉はしっとり柔らかく、特製のジャポネソースもよく合います。数量限定で地元の「宮若牛熟成ローストビーフプレート」(1,890円)も登場しますよ。
店内の一角には、セレクトショップもありました。グロッサリア各店のシェフが見つけた素材や調味料、波佐見焼や有田焼などの器、生活道具が販売されており、ちょっとした手土産や贈り物を見つけるにも重宝しそうです。宮若市「響生ファーム」の乾燥唐辛子や黒にんにく、大分県「蜂の音」のハチミツ、飯塚市「ヱビス味噌醸造元」の味噌など、目移りしてしまいました。
宮若市の魅力がたっぷり詰まった新スポット「グロッサリア」、ぜひ出かけてみてください。
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店舗名
Pont Pain(ポンパン)(グロッサリア脇田店内)(店舗写真)
ジャンル
- パン
住所
福岡県宮若市脇田362-1(GROCERIA 脇田店内)
電話番号
営業時間
9:00〜18:00
定休日
水曜
席数
- テーブル(席は全て共用)100席
- テラス22席
メニュー
宮若食パン400円、山食パン400円、ポンパン食パン420円、白い明太バターフランス440円、ポンパンカレーパン300円、ボンボローニ250円〜
喫煙について
店舗名
ヤマトルテ(グロッサリア脇田店内)(店舗写真)
ジャンル
- スイーツ
住所
福岡県宮若市脇田362-1(GROCERIA 脇田店内)
電話番号
営業時間
9:00〜18:00
定休日
なし
席数
- テーブル(席は全て共用)100席
- テラス22席
メニュー
シュークリーム300円、季節のタルト600円〜、ホットチョコレート500円、チョコレートクレープ600円〜、チャイパウンド2,000円
喫煙について
店舗名
ミヤワカキッチンKOHAKU(グロッサリア脇田店内)(店舗写真)
ジャンル
- その他レストラン
住所
福岡県宮若市脇田362-1(GROCERIA 脇田店内)
電話番号
営業時間
11:00〜OS20:00
定休日
なし
席数
- テーブル(席は全て共用)100席
- テラス22席
メニュー
フレッシュトマトと阿部牧場モッツァレラのピッツァ1,080円、自家製ベーコンと地黄卵のカルボナーラ980円、国産熟成牛の自家製ローストビーフプレート1,280円
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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