魅力発掘!私を八女に連れてって!Vol.7
夏酒・鮎尽くし・〆に蕎麦。最高に粋な夜を“奥春吉”で 〈7/30酒塾〉
突然ですが、この季節に食べたい物の一つといえば……? そう、夏の風物詩・鮎です! 6月から7月は若鮎、7月から8月には成魚となり、旬の最盛期を迎える川魚の女王。
水質が良い河川で捕れる鮎は、スイカやキュウリのような香りがするため「香魚」と呼ばれることも。黄金色に輝く艷やかな姿態、風味豊かな身と、ハラワタのしとやかな苦味――。飲兵衛の私は、もう想像するだけでよだれが止まりません。
しかも今回は、そんな鮎尽くしのコースと日本酒を味わい、蕎麦で〆るという、何とも粋なイベントが開かれるというではありませんか。
“奥春吉”の隠れ家「蕎麦前 ひな」へ
酒塾イベントの開催日は7/30(土)19:00〜。申込み方法などは最後にご紹介するとして、まずは今回の会場となる場所をご案内しましょう。
賑やかな飲食店通りを少し離れた春吉の最奥部。住吉橋のほど近くに店を構える「蕎麦前 ひな」です。ここは、鹿児島県や宮崎県など九州産そばの実を店内の石臼製粉機で挽き、手打ちする十割そばと地酒、地酒に合う料理が自慢の一軒。
腕を振るうのは、20代でこの道に入り、蕎麦・和食歴28年となる店主の渡邊修さん。須崎で開業して蕎麦呑み文化を福岡に広めたとされるあの名店出身とあり、お蕎麦も料理も逸品ぞろい。今回は「鮎尽くしのコース」ということで、塩焼きだけでない、さまざまな鮎料理を披露してくださいます。
発起人は“晩酌を3倍楽しくする”この人!
そして、鮎のお供となる日本酒は、今回の酒塾イベントの発起人であるこの方にお任せ。八女の「坂口酒店」の店主として日本酒や八女の魅力を発信する傍ら、“キノ八先生”としてオンラインや出張イベントで「酒塾」を開催している木下雄大さんです。
木下さんはお酒を紹介する時に、精米歩合などの専門用語は使いません。そのお酒が生まれた地域や歴史、文化にまつわる話を絡めたり、参加者の好きな俳優やアーティストに例えてみたりと、トークがめちゃくちゃ面白い!
これまで聞いてきたお酒の話とはまったく違う角度から、楽しさや味わい方を引き出してくれます。今回は「鮎」と「蕎麦」をテーマにお酒を選び、面白い話をしてくれるそうなので、お楽しみに。
鮎尽くし✕日本酒。贅沢な夏の宴へ!
今回の酒塾イベントの会費は1人8,000円。高級な鮎を食べ尽くすコース+日本酒を中心としたお酒+お酒にまつわるトークまで付いてこの価格とは、実にお得です! コースは旬野菜や鮎の甘露煮などを含めた前菜にはじまり、焼き物へと続きます。
写真は、筑後川の清らかな地下水で育まれた生鮎の塩焼き。香ばしい皮目、ホロホロと柔らかな身、深みあるワタの苦味も格別です。頭、中骨、尻尾は食べずに取っておいて、後ほどヒレ酒風にするという楽しみも。
次も焼き物の一種「鮎の魚醤焼き」。開いた鮎のお腹部分に、炊いて出汁を含ませた里芋などを忍ばせ、表面に日田の老舗「マルハラ醤油」の鮎魚醤を塗って焼いたという一品です。口の中にふわ〜っと広がる香り、余韻だけでもお酒がぐんぐん進んでしまいます。
コースの蒸し物にあたる一品として登場予定なのは、何と「鮎のアクアパッツァ」です。鉄鍋でサッと鮎の表面を焼き、ムール貝やアサリ、トマトを投入したら、最後に日本酒をドボドボと……! 通常は白ワインで作る料理で、鮎=和のイメージもあったのですが、和とイタリアンの絶妙な掛け合わせに驚きました。
熱々の鍋のまま供された鮎は、酒蒸しされてふっくら。貝やトマト、魚介の旨味が溶け出したスープが美味しさを引き立ててくれます。
こちらは、3時間ほどじっくりと低温調理で仕上げた「鮎のコンフィ」。最後に表面をカリッと焼き上げて提供されます。上品で繊細な鮎ですが、ほのかなニンニクとローズマリーの香りもすごく良く合いますね。清涼感たっぷりのキュウリのソースもいいアクセントに。青魚のようなクセがないので、後口は軽やかでどんなお酒とも相性が良さそうです。
この後、さらに鮎めしなども登場するかも……? 他にどんな料理が味わえるのかは、当日のお楽しみです。
鮎尽くしに合わせたお酒も多彩に!
和の料理だけにとどまらない、めくるめく鮎尽くしに興奮が止まりません。しかし、まだまだこれだけじゃ終わりませんよ! この美味しさをさらに引き上げ、高めてくれるのが“キノ八先生”セレクトの地酒&トークです。
蕎麦呑み文化を紐解いて選ぶお酒や、この季節にぴったりの爽やかな夏酒、鮎釣りが有名な石川県のお酒も? また、日本酒だけでなくワインも登場するかもしれません。どんなお酒&話を堪能できるのか、こちらも当日のお楽しみです。個人的に、毎回どストライクなお酒を用意してくれるので、今回も期待大。あ〜待ちきれません!
ひとしきり料理とお酒を味わったら最後は「もりそば」で〆。自家製粉のそば粉で、毎日手打ちする「蕎麦前 ひな」自慢の十割そばです。口当たりは滑らかで、噛むほどに広がる豊かな香りがたまりません。
鮎尽くし・日本酒・蕎麦を楽しむ、何とも粋な夏の夜。イベントの詳細は下記の通り。予約締め切りは7/28(木)ですが、早々に定員が埋まってしまいそうな予感……。お申し込みはお早めに!
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タイトル
キノ八先生の出張酒塾
〜ヨダレを止めるな!お蕎麦で酒塾〜
日時
7/30(土)19:00〜
「蕎麦前 ひな」にて開催
会費
8,000円
(鮎尽くしコース、日本酒等のお酒込み)
申し込み締切
7/28(木)※定員になり次第受付終了
お申し込みフォーム
イベント詳細
店舗名
蕎麦前 ひな【閉店】(店舗写真)
ジャンル
- 蕎麦
住所
福岡市中央区春吉2-19-15 サヴォイ ル・パシフィーク1F
電話番号
営業時間
18:00〜翌1:00(蕎麦が売り切れ次第閉店)
定休日
日曜
席数
- カウンター5席
- テーブル10席
個室
なし
メニュー
板そば(もりそば2.5枚分)1600円、そば味噌100円、低温料理肉刺し900円〜、春吉おでん1つ150円〜、おまかせ寄り道コース3000円
喫煙について
店舗名
坂口酒店(店舗写真)
ジャンル
- 日本酒
- 立ち飲み
- 食物販店
住所
福岡県八女市本町209
電話番号
営業時間
10:00〜17:00
定休日
水曜日
席数
- スタンディング6名くらい
個室
なし
メニュー
日本酒「喜多屋 蒼田シリーズ」1,500円〜、芋焼酎 尽空1,518円、麦焼酎 吾空1,540円、大人の梅酒1,540円
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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