八女の地酒が飲み放題！築100年の古民家で「桜祭り」開催

待ちに待った春到来。暖かな日差しと心地よい風に誘われて、ふらりとおでかけしませんか？　オススメは福岡市から車で1時間、電車やバスに乗って1時間半程度で行ける八女福島エリアです。3月25日(土)、26日(日)には、八女の地酒が飲み放題となる「桜祭り」も開催。早速、詳細をご紹介します。

八女福島エリアは、城下町・商家町として栄えた歴史ある町。「八女福島白壁の町並み」と呼ばれる通りには、江戸時代後期から昭和初期までに建てられた「土蔵造り」の町家が連なっています。趣ある町並みを散策しつつ、「桜祭り」の会場となる「酒邸 吟乃香」を目指しましょう。

「酒邸 吟乃香」は、大正期に建てられた築100年の古民家を改装した和食処。八女の蔵元「喜多屋」の斜向いにある小道の先にあり、隠れ家的な雰囲気も魅力です。春には中庭のソメイヨシノや裏庭の枝垂れ桜が満開に！　3月25日(土)、26日(日)の「桜祭り」は、この桜が咲き誇る中庭で開かれます。桜の下にはテラス席も登場し、手ぶらで出かけて思う存分花見酒が楽しめますよ。

開催時間は11時から16時で、参加費1人2,000円で八女の地酒が飲み放題になります。飲み放題のラインナップには八女の日本酒や焼酎に加え、「喜多屋」の春酒・特別純米酒（写真左）なども登場。春らしい爽やかさがありながら、米の旨味もふわんと広がる……こんなに心地よい春酒が飲み放題になるなんて嬉しすぎます。

さらには、八女の「坂口酒店」の店主として日本酒や八女の魅力を発信する木下雄大さん（左）がセレクトする日本酒や八女のクラフトビールも販売。雄大さんの兄であり「吟乃香」の店主である雄一郎さんが作る一品料理も、キャッシュオンスタイルで楽しむことができます。

雄大さんは“キノ八先生”としてオンラインや出張イベントで「酒塾」を開催し、ラジオやテレビにも出演するなどマルチに活躍中。お酒のことなら何でもお任せです！

サクッと揚げたての天ぷら盛り合わせ(600円)や、和牛ステーキ(1,000円)、「喜多屋」の吟醸酒の酒粕で作る粕汁(100円)など、料理はどれも美味揃い。お酒もぐんぐん進みます。ちなみにお酒を飲まない人は参加費不要で、ソフトドリンクも別売りされていますよ。家族連れでも楽しめるイベントなので、ぜひ足を運んでみてください。

そして、楽しみはお昼だけではありません。「桜祭りに行きたいけど、その日は予定があって……」という方もご安心ください。夜は「酒邸 吟乃香」で夜桜を愛でながら料理とお酒を楽しめますよ。日が暮れた後のしっとりとした雰囲気もまた素敵ですね。

夜のディナーコースは3,000円から用意されていますが、オススメは3、4月限定「春のペアリングコース」(8,000円・2名〜・2日前までに要予約)。春の食材を使った料理の数々と、それに合わせた日本酒を堪能できるスペシャルなコースです。コースの序盤で提供される酒肴の盛り合わせには、八女の矢部川で穫れる川魚「ハヤ」の甘露煮やホタルイカの沖漬け、貝の旨煮、辛子明太子といったお酒の進む逸品が勢揃い。これはもう、お酒が止まりません。

ペアリングの日本酒には「純米吟醸 喜多屋 SEASONS SPRING」も登場予定だそうです。この日本酒は、年4回だけ数量限定で販売される「喜多屋」の季節限定SEASONSシリーズの1本で、華やかな香りと軽やかで滑らかな飲み口にうっとり。味わいはまろやかで、ほんのりとした酸と芳醇な旨味が魚をはじめとした料理を引き立ててくれます。お酒を注ぐと花びらが浮いたように見える盃も愛らしく、花見気分が盛り上がりますね。

コースには茶そばや春野菜などの天ぷら、軟らかい和牛ステーキ、春の炊き込みご飯、粕汁なども登場しますよ。味噌を一切使わず「喜多屋」の吟醸酒の酒粕を贅沢に使って作る粕汁は「吟乃香」の名物。酒粕の質がいいので嫌なクセはなく、とろりと広がる酒粕のまろやかなコクと甘味がたまりません。

また、お酒をたくさん飲めないという方は、料理のみの「春のディナーコース」(5,000円 ・2名〜・2日前までに要予約)や「春のランチコース」(2,500円・2名〜)をどうぞ。美しく咲き誇る桜を望む離れ個室もあり、風情たっぷりのひとときを過ごせますよ。