西山健太郎の福岡フルーツカクテル紀行【31】
「Lennox’s cocktail & wine」の「白桃のフローズンダイキリ」
春吉
Lennox's cocktail & wine(レノックス・カクテル&ワイン)
西山健太郎
福岡市役所に勤務するかたわら、2017年2月に樋口一幸氏(Bar Higuchi 代表)と非営利団体「福博ツナグ文藝社」を設立。福岡・博多の地域文化の魅力について独自の切り口で発信している。
白桃の気品と爽やかさを感じるフローズンカクテル
今回は春吉の「Lennox’s cocktail & wine」を訪問。
店主の川原博隆さんは調理師専門学校卒業後、和食の職人としてロッテルダムへ渡るが、3年半の滞在期間中にオランダのパブ文化に触れ、洋酒の奥深さと酒場の醍醐味に魅了され帰国。ホテル日航ハウステンボスの開業スタッフとして同ホテルの和食店に1年ほど勤めたのち、希望異動でハウステンボス内のメインバーへ移り6年、「由布院 玉の湯」の「ニコルズバー」に16年勤めたのち、2018年6月に「Lennox’s cocktail & wine」をオープンした。
「お客様には “BAR” というよりも “酒場” という感覚で、気軽にお立ち寄りいただきたいですね。昼飲みの楽しさや食前酒を嗜む時間の豊かさをご提供したくて、15時から営業しています」と語る川原マスター。ローカウンターに腰を据えて、椅子のひじ掛けと背もたれに身を委ねながら、リラックスして洋酒を味わえるのもこの店の魅力の一つだ。
今回は「白桃のフローズンダイキリ」をオーダー。
ストローに口をつけると、絹のように滑らかな清涼感が流れ込み、白桃の気品に満ちた味わいがアクセントに加えたチェリーリキュール「マラスキーノ」の華やかな風味と重なり合う。そして甘さを抑えたキレのある後味を追って、ラムの存在感がじわりと広がるオリジナリティあふれる一杯だ。
店名は、レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」に登場する愛飲家、テリー・レノックスにちなんで付けられたという。
この酒場での1杯目には、季節のフルーツカクテルやサーバーから注がれるドラフトビールもおすすめだが、窓から差し込む夕陽を横顔に感じながら、キリっと冷えた “ギムレット” を早い時間からいただくのもまた一興であろう。
類似の記事
店舗名
Lennox’s cocktail & wine(店舗写真)
ジャンル
- バー
住所
福岡市中央区春吉1丁目7−18 2F
電話番号
営業時間
15:00~23:00
定休日
火曜
席数
- カウンター8席
- テーブル4席
個室
なし
メニュー
チャージ880円、白桃のフローズンダイキリ1,980円、カクテル1,100円~、ワイン1,650 円(150ml )〜
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
人気記事ランキング
- 24時間
- 1週間
- 1ヶ月