ザ・リッツ・カールトン福岡の最上階に、国際色薫るバーがオープン!

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最終更新日

ライター葉山巧

カメラマン葉山巧、弓削聞平

bayカウンタ2

大名

Bay

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6月21日にお目見えした「ザ・リッツ・カールトン福岡」は、福岡市の国際都市化に弾みをつけるラグジュアリーホテルです。天神エリア最高層の建物は、福岡でも数少ないモダンなシルエット。この優美なランドマークの登場を誇らしく思うのは僕ばかりではないでしょう。
そんななか、周囲で話題を呼んでいるのが最上階のバー「Bay」。ここもまた、かつて福岡になかったタイプのバーだというのです。

bay店内

24階でエレベーターを降り、通路を進んだ先に「Bay」はありました。照明を落とし気味にしたフロアに、テーブルランプやガス灯の火が揺らめく眺めは実にエレガント。外国籍スタッフの存在もエキゾチックさを膨らませ、インターナショナルバー的な趣を盛り立てます。そんな店内のムードを、音楽で心地よくコントロールしていたDJの存在感も見逃せません。

bayカウンタ
bayラウンジ

ザ・リッツ・カールトン福岡より提供(ラウンジエリア)

オーセンティックバーの秘めやかさも好きですが、こうした独特の“開かれた空気”もかなり魅力的です。意外と広々したフロアを見渡すと、カウンター席やソファ席が設けられ、時間とともに客たちの姿で埋まっていきます。ゴージャスな個室(室料/45,000円・55,000円)も2部屋あり、普段使いから記念日・ビジネスまで多彩な使い方ができそうですね。

bayテラス

それに加え、これから争奪戦が激化しそうなのがテラス席です。博多港を中心に、市内の煌びやかな夜景を一望できる特等席。この界隈で最も天空に近いバーだけに、その非日常感は珠玉というほかありません。雨天時以外は通年使えるので、早めの予約がお勧めです。

BAY カクテル

このように、舞台も極上なら酒の味もまた格別。豊富な品揃えを誇るスコッチウイスキーにも惹かれますが、今宵は6種前後から選べる自慢のシグネチャーカクテル2種を頼んでみました。

1つは、あの博多名物を生かした「明太マティーニ」(写真左、2,400円)です。キリッとした飲み口の奥から立ち昇る香りはまさしく明太子! この独創的味わいは、ウォッカ、白ワインに漬け込んだ昆布、透明なトマトウォーター、そして明太子を合わせて1日濾すことで生まれます。バズりそうな人気酒だけに、完売御礼の日も多いとか。

2杯目の「どんたくミルクパンチ」(同右、2,600円)にも、やはり“博多リスペクト”を感じました。某福岡銘菓をオマージュした、まろやかな甘さはカクテル初心者にも好まれそう。焦がしバターをラムに合わせ、生クリームや練乳などで味を調えた1杯です。

bay糸島豚

嬉しいことに、快適な空間創りへのこだわりはフード類にも及びます。バーには珍しい充実したオープンキッチンを備え、「Bay」のコンセプトである<炎と煙>を反映させた炭火焼きを柱に、丹念にこしらえたメニューが楽しめるのです。
食材は九州産を多用しており、その代表格が「糸島豚バラ肉のチャコールグリル」(4本・2,100円)。低温調理した豚バラを、2種類のエスニックテイストで仕上げた人気料理です。

bayサザエ
bayタコ

続く「サザエのグリル エスカルゴバター」(2,500円)は、九州近海のサザエに九州産椎茸やブルゴーニュバターなどを詰めて焼きあげたもの。またスペインのタパスに着想を得た「蛸のガリシア風、ポテトのエスプーマ」(1,200円)も、旨味と風味が面白い一品でした。どの料理も小ポーションで食べやすく、しかも小粋なセンスを潜ませていたのが印象的でした。酒オンリーで済ますには、ちょっともったいないですよ。

bay夜景

酒・料理・空間と、どれを取っても新鮮だった「Bay」。この無類のバーが福岡の夜をどう華やがせるのか、今後がとても楽しみです。ちなみに店の内装は「博多港に入港した船」をモチーフにし、全体を客船に見立てて設計したのだとか。すなわちここは“ひとときの船旅”が体験できるバー。浮遊感と快い酔いに浸りつつ、国内外の旅人と交流できる場にもなりそうです。都会の夜空をたゆたう「Bay」よ──Bon Voyage!

店舗名

Bay(店舗写真

ジャンル

  • バー

住所

福岡市中央区大名2-6-50大名ガーデンシティ ザ・リッツ・カールトン福岡24F

電話番号

092-401-8882

営業時間

17:00~OS23:30(金・土曜~OS翌24:30)

定休日

月曜不定

席数

  • カウンター20席
  • テーブル54席
  • テラス24席

個室

1〜10名

メニュー

チャージ1,650円(宿泊客及び、17:00~19:00までのビジターは無料)、グラスワイン1,850円~、スコッチウイスキー1,400円~、糸島豚バラ肉のチャコールグリル2,100円、サザエのグリル エスカルゴバター2,500円、蛸のガリシア風 ポテトのエスプーマ1,200円、みつせ鶏の低温調理 焼き鳥2,100円、トリュフフライドポテト1,500円

喫煙について

禁煙
  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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