和洋中に韓国料理もズラリ！毎日でも通いたくなるデリカテッセン

肉、魚、野菜をバランス良く食べたいと思いつつ、忙しいとついつい食生活も偏りがちですよね。私がそんな時にお世話になっているのが、今回ご紹介する「デリ マシェリ 渡辺通り店」。テレビの料理コーナーでも活躍されていた料理家のパク・スンリョンさんとご主人、スタッフの皆さんで営業しているデリカテッセンです。

元々は専業主婦だったというスンリョンさんですが、料理やパンを作り友人をもてなすことが大好きで、それをきっかけに料理教室を主宰。そこから料理の道が広がり、自身のお店を開業するに至ったのだと話します。2012年に１号店の舞鶴店を、2016年に２号店の渡辺通り店をオープンし、お店はいずれも人気店に成長。会社員から幼い子供連れのお母さん、ご年配の方にまで愛されている秘密は、何と言っても“選べるお惣菜”にあります。

テイクアウトできるお弁当はメニューの通り。お店に入ったらまずお弁当のサイズを選び、好きなお惣菜を選んで詰めてもらえるシステムになっています。

「学生時代ニューヨークに住んでいたことのある夫は、当時、学生でも気軽に購入できるデリが大好きだったそうなんです。しかし日本に来てデリカテッセンに行ってみたら量り売りのお店が多くて……。金額がわかりやすく、良心価格で毎日でも立ち寄れる、そんなデリをやりたいという思いもあり、お惣菜を選べるスタイルにしたんです」とスンリョンさん。

量り売りだと合計金額がいくらになるか分からなくて、ハラハラしがちな私ですが「デリ マシェリ」では安心して選べるのが本当にありがたい！　カウンターには、肉や魚を使ったメインのおかず、副菜、サラダ系まで、15種類以上の惣菜がズラリと並んでいます。

特製のヤンニョムを絡めた「ヤンニョムチキン」、カリッもちっと美味しい「チヂミ」、野菜たっぷりの「チャプチェ」は常時メニューにあり、「ゆずこしょうチキン」や「じゃが芋の煮っころがし」といったその他のお惣菜は週替り。食材の選定からカット、下ごしらえ、調味料作りに至るまですべて手作業で、保存料などももちろん使用しない、安全安心の一品です。

私はメイン４種、副菜２種、サラダ系２種を選べる「デリ弁当L」（８種860円）を注文。ご飯は白米、玄米、黒米（白米以外は＋30円）から選べますよ。
このチョイスしたメインは、甘味あるタレがクセになる「ヤンニョムチキン」「白身魚のフライ タルタルソース」「和風つくねバーグ」「芝麻ピリ辛豆腐」。副菜は「切り干し大根のさっぱり煮」と「チャプチェ」にしました。「シーザーサラダ」「さつま芋とりんごとクリームチーズのサラダ」も美味し〜！　ご飯に合う、かといって塩辛くもない絶妙な味加減で、丁寧に作られた美味しさが染み渡ります。

さらにレジの横には、毎朝焼く自家製の天然酵母パンも勢ぞろい。「チーズカレーパン」（290円）といった惣菜系から「塩あんバターパン」（240円）といった甘いものまで約12種類が並びます。パンの種類は週替りで売り切れ御免。長時間、低温冷蔵発酵させた生地はもっちりと香り良く、どれも大ぶりで食べごたえも満点です。パンを目当てに訪れるお客さんも多いそうですよ。

「酸味や甘味といった味や食材のバランス、彩りも考えて毎週献立を考えています。デリもパンも私たちが毎日食べたいと思えるもの、大切な人に食べてほしいと思うものを作る。それがモットーです」とスンリョンさんは笑顔で話します。

渡辺通り店には７席のイートインスペースがあり、スープやドリンクが付いた「選べるデリセット」や「ミートカレーセット」「天然酵母パンセット」（各980円〜）といったイートインメニューも用意されています。子供用のカトラリーなども用意されているので子育て世代も安心！
また、レジの左手には、スンリョンさんが約20年愛用しているという塩やケチャップといった調味料も販売していますよ。数量限定で販売している手作りの「白菜キムチ」（580円）も絶品なのでお見逃しなく。