福岡うつわ屋さん巡り【15】

テーブルにアートな感性を届ける唯一無二のセレクト

公開日

最終更新日

ライター森脇 美奈

カメラマン森脇美奈

大手門

NEHA

  • x
  • LINE
UMARABI 新規会員登録はこちらから

料理と切っても切れない関係の器。お気に入りの器があるだけで、料理をすることや誰かをもてなすことがより一層楽しくなるものです。作家ものや民芸、アンティーク、世界各国の器まで、収納場所に困るほど器を集めてしまうライターの森脇美奈さんが、こだわりのセレクトが光るお店を紹介していきます。

NEHA外観
NEHA外観

気になる飲食店やショップが増えていて街歩きが楽しい荒戸・大手門。今回紹介する「NEHA」もこのエリアの訪れたいスポットとしてチェックしている人も多いのではないでしょうか。この店は地下鉄大濠公園駅そばに建つ、ユニークな造形のビルの2階にあります。入口は昭和通り側で、さりげない看板が目印です。

NEHA店内
NEHA店内

階段を上った先の扉を開くと、そこに広がるのは圧倒的なセンスがあふれる空間。クール、レトロ、モダン、アーティスティック、エスニック……さまざまな形容詞が思い浮かび、一言ではいい表せない独特の空気に満たされています。

オーナーの白神優賢(しらがまさたか)さんは、大学卒業後、自身のアパレルブランドの運営や舞台衣装のデザイン、音楽イベントの企画などを経験。トレンドの移り変わりが激しいアパレル業界に身を置くうちに、普遍的な器の世界に興味を引かれるようになったそうです。「もともと家族が器好きだったので、幼い頃からさまざまな器に触れてきました。個人的には民藝やアンティークなども好きですが、そういうお店はすでにあるので、ここでは違った個性のものを集めています」と話します。

NEHA商品
NEHA商品

その言葉の通り、ここではほかではあまり見かけない器に出会えます。国内外のアーティストが手がける器は、独創的なフォルム、明るい色使い、ユニークな絵付けや柄など、直感的に「おもしろい!」と手に取りたくなるものばかり。ただ使うことだけを考えると実用的ではないかもしれませんが、それ以上の価値を感じます。「器は飾っておくだけでなく使うことができるアートピース。どうやって使うのか、何のために作られたかなどの答えを求めることなく、自由に楽しんで欲しいですね」と白神さん。

そうそう、以前UMAGAで紹介したヴィーガンフードのお店、清川「Will you curry me」も白神さんがオーナーを務めるお店なんです。私も以前食事に訪れましたが、料理が載った「NEHA」の器はますます魅力的でした。

NEHA商品
NEHA商品

最初はポップなものが目に飛び込んできますが、じっくり見ているとシックなものやアンティーク、ヴィンテージなどもあることに気づき、ひとつのイメージに固まらないセレクトの深さを感じます。岐阜県多治見市で作陶する台湾出身のアーティスト、イェンユウさん(写真左)や長崎市「CRAY WORK」の綿施和子さん(写真右)の作品は特に心惹かれます。私はこちらで作品を見たことをきっかけに綿施さんのアトリエ兼ショップにおじゃましたことも。そういった広がりも楽しいですね。

NEHA商品
NEHA商品

多才な白神さんは「PANDALION」という名前で器、花器、オブジェなどのセラミック作品を手がけています。店内には窯があり、ここで作品を作っているそうです。“器はこうあるべき”という常識にとらわれず自由な発想から生まれる作品は得も言われぬ魅力がありますね。

NEHA商品

今回も気になったものをピックアップしました。まず「NEHA」ではお皿やカップなどさまざまなアイテムを扱う竹村良訓(Yoshinori Takemura)さんの作品から。ひとつのイメージにとどまらない竹村さんの新たな魅力を感じる、新作のマグカップとトレーのセット(13,200円)です。ニュアンスのある色使いやおおらかな形など、使うたびに気持ちがほぐれそうですね。

NEHA商品

福岡出身、現在はニューヨークで創作活動を続けるShino Takedaさんは、東京の有名なカフェでマグカップが使われるなど注目を集め、日本だけでなく海外でも人気を集めるアーティスト。白神さんとは10年来の付き合いになるそうです。「手作り感があるアートピースのような佇まいや色の感覚がほかにはない魅力」と白神さんが言うように、ゴブレット(14,000円・写真左)マグカップ(9,500円・写真右下)などを見ていると、真似できない独自の感性を感じます。

NEHA商品

アパレルブランドとのコラボレーションなどでも知られるDAISAKさんの代表作・マグカップ(4,950円)は、ゆるくてかわいいイラストに心をぐっとつかまれます。カップの形にもイラストにもどこかノスタルジーを感じますね。国内外でひっぱりだこの作家さんで「NEHA」でも入荷するとすぐに売り切れるのだとか。近いうちに入荷予定があるそうなのでInstagramをチェックしてみてください。

シンプルなものを選びがちな私ですが、ここに足を運ぶと普段とは違う感覚が刺激され、より個性を感じるものを手に取りたくなります。ひとつの嗜好に凝り固まらず、柔軟に器を楽しむことの大切さに気付かせてくれる唯一無二の場所が福岡にあることに幸せを感じながら、お店を後にしました。

この記事が面白かった方、参考になった方は「いいね!」をお願いします。

店舗名

NEHA(店舗写真

ジャンル

  • 物販店

住所

福岡市中央区大手門1-9-8 吉住ビル2F

電話番号

なし

営業時間

土曜 11:00~15:00、日・月曜13:00~18:00

定休日

火~金曜

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
UMARABI 新規会員登録

人気記事ランキング

  • 24時間
  • 1週間
  • 1ヶ月
  • ワンタップでUMAGAにアクセス!
  • メルマガ会員募集