グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」【手みやげ編/第10回】
【福岡 手みやげ】姪浜の名店に並ぶ、魅惑の“焼き込み”タルト
四季折々の特別な日に選びたい、大切な人へ心を込めて贈りたい――。それが「ハレの日の手みやげ」。こだわりのおいしさや作り手の思いが詰まった福岡の逸品を紹介していきます。
第10回目の手みやげは、姪浜の名店「Patisserie Petitjour」の名物。生地のおいしさが光る「焼き込みタルト」をご紹介します。
2011年12月の開業以来、姪浜で愛され続けているフランス菓子店といえば「Patisserie Petitjour」。創業10周年を迎えた2021年には外観や内装をリニューアルし、フランスの街角を思わせる青い看板や扉、ファサードが目印になりました。福岡市地下鉄空港線「姪浜駅」の南口から徒歩3分ほどとアクセスも良好で、お店は絶え間なく訪れる人で日々賑わいを見せています。
オーナーシェフの濡石勉さんは、福岡を代表するパティスリー「Jacques(ジャック)」で10年に渡り腕を磨いた実力派。甘い香りが漂う店内には、宝石のように輝くプティガトーや焼き菓子に加え、ヴィエノワズリーまできっちりと揃っています。
地元・うきは市で小料理店を営む母の背中を見て育ったという濡石シェフ。幼い頃から“作ること”に興味があり、学生時代にとあるフランス菓子店のドキュメンタリーを見たことからパティシエに憧れこの道を目指しました。高校卒業後は大阪の「辻製菓専門学校」に進学し、その後福岡の洋菓子店に就職。しかし、最初は順風満帆とはいかず、一時はパティシエの仕事を辞め、3、4年ほど全く別の業種で働いていたそうです。
「当時は19、20歳くらいで、まだまだ未熟でした。でも、一度お菓子作りから離れて、自分自身を見つめ直した時に、やっぱりこの道しかない!と思ったんです。そこでホテルのペストリー部門に再就職し、4年ほど経験を積んだ後、憧れだった大塚良成シェフの店『Jacques』に飛び込みました」。
「大塚シェフのお菓子は正統派のフランス菓子で、材料や技術もトップクラス。一から学び直す気持ちで修業を続け、気付けば10年が経っていました。プティガトーは素材ごとの香りと、組み合わせによって広がる重奏的なおいしさを大切に。焼き菓子やタルト生地はバターなどの良質な素材を惜しみなく注ぎ、しっかり焼き込んで香りと食感を引き出すこと。そんな教えが僕のお菓子作りの根底にあります」。
濡石シェフがそう話す通り、「Patisserie Petitjour」のお菓子は香り、口当たりや口溶け、余韻までも素敵。技術力がモノを言うショコラ系からセンスが問われるムース系までハイレベルで、あれこれと目移りしてしまいます。
そしてさらに、「Patisserie Petitjour」でもう一つ忘れてはいけないのがこちら。クロワッサン、パンオショコラ、ブリオッシュなどのヴィエノワズリーとタルトのコーナーです。これほどの種類が揃うお店は福岡でも稀少で、パリのパティスリーを思わせる充実したラインナップにときめきが止まりません。
中でも手みやげにおすすめしたいのが、“焼き込み”や“焼きっぱなし”と呼ばれるこのタルト。果物やナッツなどをあらかじめのせて焼き込むタイプのタルトなので常温で持ち運べ、購入するとオリジナルの専用箱に入れてもらえます。
濡石シェフは修業時代にこの焼き込みタルトに出合い、生菓子とは異なるおいしさに驚き、魅せられたと言います。当時の福岡では置いている店も少なかったことから「これをもう一つの柱にしたい」と考え、ラインナップは年々増えていったそう。現在は夏場で5、6種類、冬場で8〜10種類もの焼き込みタルトがショーケースを彩ります。写真は定番の「タルト オランジュ」(12cm 1,512円)で、秋は栗の渋皮煮がたっぷりと入った贅沢な「タルト マロン」(12cm 1,674円)も人気です。
土台となるパート・シュクレ(甘いクッキーのような生地)はサクッホロッと食感よく、リッチなバターの香りがふわり。中心に流し込まれたクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)はしっとり風味豊かで、上に乗せたオレンジコンフィやマーマレードシロップがじんわりと染み込んでいるのもポイント。噛むほどに広がる果物の濃密な香りと舌触りも格別で、これはしっかり火入れした焼き込みタルトでないと味わえないおいしさです。ラインナップは季節や日によって変わり、販売台数も限られているので、手みやげ用に購入する際はあらかじめ予約しておくと安心ですよ。
また、マドレーヌ、フィナンシェ、ダックワーズなどの焼き菓子(1個216円〜)も28種類が揃い、おしゃれなギフトBOX(各種220円〜)もサイズ、デザイン違いで多数用意されています。
クラシカルかつセンス溢れる「Patisserie Petitjour」の焼き込みタルトやフランス菓子なら、味にうるさいあの人もきっと喜んでくれるはず。ちなみに、土・日曜は絶品のキッシュも登場するので、こちらもお見逃しなく!
この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。
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店舗名
Patisserie Petitjour(パティスリープティジュール)(店舗写真)
ジャンル
- スイーツ
住所
福岡市西区姪浜駅南1-6-13
電話番号
営業時間
10:00〜19:00(日祝日〜18:00)
定休日
月曜、第1・3火曜
メニュー
フレーズシャンティ518円、サバラン432円、シューアラクレーム216円、タルト ポワール1,620円、タルト オランジュ1,512円、クロワッサン237円、パンオショコラ259円、カヌレ183円、焼き菓子216円〜
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- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
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- ※OSはオーダーストップの略です。
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- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
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