32年目のリニューアル!名居酒屋「田中田」が生まれ変わった

公開日

ライター鹿毛望

カメラマン鹿毛望

たなかだ店内

清川

お酒と博多小皿 たなかだ

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清川の“高級居酒屋”「田中田」は、「魚忠」「わっぱ定食堂」「博多うどん 忠兵衛」などの系列店や東京の店舗も合わせて8店舗を展開中。そんな人気店が、2025年6月、創業32年目にしてリニューアルしました。新たに「お酒と博多小皿 たなかだ」と店名を変え、メニュー表に価格も明記されるようになり、より気軽に楽しめる居酒屋へと進化しています。

たなかだのカウンター
たなかだのテーブル

お店に入って、まずインテリアが大きく変わっているのに驚きました。銀杏の木の一枚板が美しいカウンター、そしてアートが飾られたゆったりとした空間のテーブル席、さらに4名用の個室が2つあります。高級感とモダンな雰囲気で気分も上がります。「カウンターにあったショーケースがなくなったことで、お客様とスタッフとの距離が近くなり、お話もより弾むようになりました」と話すのは店長の小栁さん。調理する手元もよく見えるようになり、目の前で料理ができあがっていくライブ感も一層楽しめるようになりました。

「田中田」といえば、“値段がないメニュー表”から、お好みで注文して食べて飲んでだいたい1人15,000円というスタイルでした。リニューアル後は、飲食店予約サイト「TableCheck」からのコース予約が必須に(当日予約もOK)。まずこちらのサイトで、2つあるコースからいずれかを選びます。

アラカルトをいろいろ味わいたい方には、「アラカルトコース」(3品5,280円)がおすすめ。“はじめの3品”としてお造りとおまかせ2品の計3品が出されるという内容です。その後はメニュー表からアラカルトを自由に追加していきます。逆におまかせしたい方には、「たなかだコース」(7品13,970円)がぴったり。こちらもアラカルトの追加が可能です。

たなかだの刺身

今回、私は「アラカルトコース」(5,280円)を予約しました。お造り(写真)は、玄海のタイやヤリイカ、長崎のカンパチなど、ひとつひとつが主役級の美味しさ!鮮度の良さと、名店の底力を感じさせます。さらにおまかせ2皿は、「水茄子の田楽」と「桜えびの茶碗蒸し」をいただきました。ここでコースは終了なので、追加でアラカルトを注文していきます。

たなかだのメニュー

メニューを見るとしっかり価格が表記されていることにびっくり。「好きなものを好きなだけ」というコンセプトで、1/4サイズ、1.5倍に増量など、客に合わせて細やかな提供をしていたため、以前はメニュー表に価格が表記できなかった「田中田」。リニューアル後は、料理のポーションを1人分に限定することで、価格が記載できるようになりました。「行ってみたいけれど、ちょっと敷居が高くて」と尻込みしていた方も、ぐっと訪れやすくなったのではないでしょうか。

たなかだのだしまかん

肉、魚、揚げもの、蒸しもの、珍味など豊富なメニューに迷っていると、「新名物はいかがですか?」と小栁さん。教えてもらった「博多だしまかん」(935円)を注文しました。スキレットのふたをあけると湯気とともにぐつぐつの“巻かないだし巻き”が登場!スプーンですくって食べると、とろとろふわふわの食感とじゅわっと広がる出汁の旨みに自然と頬がゆるみます。

たなかだの豚バラ
たなかだの料理

さらに新メニューの2品をお願いしました。「豚バラ塩焼き」(2切700円)は、焼鳥の豚バラをイメージした一皿です。福岡の焼鳥らしい“酢だれ”ではなくキムチをオン!豚バラの脂とキムチの酸味が絶妙にマッチした間違いのない味です。また、リニューアルで国産のワインと日本酒に力を入れるようになったことで、お酒に合うメニューが増えています。その一つである「チーズ時々金柑」(500円)は、チーズのコクと金柑の甘みが一体となるあまじょっぱい味わい。「白ワインはもちろん、京都の日本酒・日日や熊本の産土のような華やかな日本酒も合いますよ」と小栁さんが教えてくれました。

たなかだの料理
たなかだのキンキの煮付け

また、「田中田」時代からの名物「まぐろのトロカツ」(2切れ1,980円)は、サクサクの軽やかな衣が小気味よく、中は対馬産のマグロのカツがとろけるような食感と濃厚な旨みを楽しめます。ひとつは塩で、ひとつはソースでいただきましょう。「キンキ煮付け」(3,800円)は北海道産キンキの脂がのった身はしっとりやわらかく、甘辛い煮汁がしっかり染みた一品です。

たなかだの釜炊きごはん2
たなかだの釜炊きごはん

今回のリニューアルにより、カウンターで釜炊きご飯もスタート。私は「釜炊き白ごはん」(漬物付き880円)をお願いしました。福島のブランド米「ASAKAMAI 887(あさか舞)」の炊き立てのお米に、「じゃこ山椒」(440円)を追加して締めまで大満足。ご飯には、カレーを追加したり、いくら丼にしたりもお願いできるそうです。

高級感にさらに親しみやすさが増した新生「たなかだ」も、「好きなものを好きなだけ」というコンセプトはそのまま。何度も足を運びたくなる心地よさにあふれています。

店舗名

お酒と博多小皿 たなかだ(店舗写真

ジャンル

  • 居酒屋

住所

福岡市中央区清川3-16-19 アーバントップ清川1F

電話番号

092-522-1211

営業時間

17:00〜OS23:30(日曜・祝日は〜OS22:00)

定休日

月曜、その他不定休あり

席数

  • カウンター10席
  • テーブル40席

個室

4名

メニュー

たなかだコース7品13,970円、アラカルトコース3品5,280円、お造り五種盛り合わせ3,190円、博多だしまかん935円、豚バラ塩焼き700円、チーズ時々金柑500円、まぐろのトロカツ1,980円、キンキ煮付け3,800円、釜炊き白ごはん880円

喫煙について

禁煙
  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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