「龍」がつく店名が並ぶ県道68号沿線は「ドラゴンロード」

糟屋郡志免町から太宰府へ抜ける県道68号沿線は、屋号に「龍」の文字がつくラーメン店が多く営業する「ドラゴンロード」。その北側スタート地点「五斗蔵交差点」を東南へ進むと、まず姿を現すドラゴンが糟屋郡志免町別府「喜龍」。
平日の午後１時前の店内は、ほぼ満席状態。ラーメン類に加えて、焼きそば、焼きめし、カレーにドンブリ、定食と、豊富なメニューも人気の一因か。

迷う事なく注文した「ワンタンメン」は、褐色スープがちとワイルドな見た目なれど、その味わいはほっこり広がる自然な甘みで、ふと東区馬出「博龍軒」を思い出す。皮斜め巻きのワンタンをトゥルリと頬張り、いい感じにボリっと感を残す中太麺。

　「わぁ、旨いな…。こりゃ旨いっ。」
　以前啜ったのは二十年ほど前で、確かに旨かった記憶はあるが、もともとこれほど旨かったのか？！それとも我が嗜好が加齢とともに、このような昔ながらの豚骨ラーメンに寄ってきたのか。兎にも角にも次回は西鉄路線バスで訪ねて、レバー炒め＆餃子＆瓶ビール経由の〆ラーメンで決まり。

夏来りなば、糟屋郡志免町「練り込みうどん権」で「冷やかけ」。すいっと涼やかなスメと、豊前裏打会ならではのプニュプリ細うどんと、トマトにミョウガ、大葉、大根おろし、おろし生姜にネギ、かいわれ大根、ゴマと、食感＆味わいとも十人十色の野菜の具と薬味。

店主のお母さん直伝の家庭の味との事だが、暑い午後に、スキッとシャキッと

ようやっとドリカム麺、中央区大名「土竜が俺を呼んでいる」の初夏限定「冷やしトマトラーメン桃のせ」。かれこれ7〜8年前からか？「冷やし」で「トマト」に、なんと「桃」？！この時期かつ少杯数限定販売で未食だったサマーアイドル麺を、ようやっと実食。

良い感じに冷っこいスープに、キンキンに冷たい麺に、トマトの酸味あま味に、桃のジュル＆サクッな甘み。加えて、玉ねぎみじん切りのシャリ甘みにバジルのイタリアン風味に、シナモンだろうか？桃に添えられた洋風甘いフレイバー。イタリア ＆中国 ＆日本 のアナログトランスフォーメンション、なれど味わいのベクトルはしっかりラーメンな、正に独自な旨さ。
追加オーダーでいただけるリゾットは、残した冷スープに豚骨を加えて白飯を温めて粉チーズを振ったもの。冷食のちに、ほっこり温食なほっこり感で、なんともシアワセな、ラーメン屋酒。

なにせホルモンが好き。で、月一回にお楽しみ、中央区渡辺通「酒肆ちろり」で「酒粕もつ煮込み」他、絶品酒＆酒のアテを楽しみ、宅麺「水キムチ＆納豆冷やしそうめん」

熊本県熊本市「ゆきやぎ素麺」の極細素麺を熱湯で１０数秒茹でて、冷水できっちり締める。濃縮ツユダレを中央区舞鶴「おめんやsiki」の水キムチ漬け汁で割って、水キムチとよく練った納豆で啜れば、至福。