九州の食材を生パスタで味わう

「くうてん」9階にある「37PASTA」は、九州の食材をふんだんに使ったソースを生パスタで味わうパスタ専門店。こちらはひとりでも入りやすくて、さっとランチを食べたいときなどによく利用しています。ランチ時間を逃した時でも中休みなしで開いているので、覚えておくと便利です。そうそう、ボックス席があるのでママ友と子連れランチするときにもおすすめです。

まずは、店長イチ押しの「ふくや明太子と糸島自然卵のカルボナーラ」（1,400円）をオーダー。普段から「ふくや」の家庭用明太子を常備し、東京の友人などへのおみやげは「ふくや」の明太子を選ぶことが多い「ふくや」ファンの私。このパスタにはたっぷりと「ふくや」の明太子が入っていてうれしい限りです。家でも明太パスタやカルボナーラはよく作りますが、合体版は初めて。明太子といえば和のイメージですが、卵やベーコン、チーズとも意外と相性がいいんですね。後から追いかけてくる明太子のピリッとした辛さもアクセントになり、ツルツル、モッチリの自家製生パスタが止まらなくなります。

そして、クリーム系パスタのド定番であり、この店不動の人気ナンバーワンが「たっぷりチーズと糸島自然卵のカルボナーラ」（1,310円）。チーズの香りがたまりません！　こってりしているのかと思いきや、さらりとした味わい……。その秘密は豆乳ソースにあります。豆乳を加えることによって、コクを出しつつまろやかでさっぱりとした味を生み出すのだとか。

「37 PASTA」は店名のとおり、37種のパスタが揃っています。明太子はもちろん、有田鶏や糸島の卵など地元の食材をふんだんに取り入れたオリジナルのパスタは、子どもからお年寄りまで、だれもが食べやすいようにと考えられています。
使用する麺はすべて自家製で、スパゲッティ、フェットチーネ、ほうれん草を練り込んだフェットチーネ、リングイネの4種をソースによって使い分けてあります。グループで行っていろいろなソースや麺を食べ比べるのもよさそうです。

ぜひチェックしたいのがカウンター上に掲げられた黒板。その時々のパスタランキングがNO.５まで記されているので、人気のパスタを試してみたくなります。

「37 PASTA」は、パスタ専門店ですが「有田鶏と糸島自然卵のチキンサラダ 明太マヨネーズ」（770円）や「糸島雷山豚のソーセージ」（820円）など、パスタ以外のメニューも充実しているので、ワインを飲みながら食事をつまむという楽しみ方もできます。3か月に一度はワインメニューを見直すほど、ワインにもこだわっているのだとか。生産者を吟味したワインが揃います。ほかにも期間限定であまおうやびわ、かぼす、みかんなどの九州産フルーツを使ったカクテルがアルコールありでもなしでも楽しめて、こちらもおすすめです。

2011年のオープン当初から腕を振るい、現在料理長を務める松元博文さん。「九州の食材の美味しさをパスタの一皿を通じてたくさんの人に伝えたい」と、九州産の素材を生かしたメニューづくりに力を入れています。
一皿一皿に込められたシェフの想いを感じながらじっくり味わいたいものです。

この記事はJR博多シティの提供でお届けしました。