デビ高橋の「ごぶさたしてます」

隠れ家で食べる新鮮なもつは絶品! 著名人もお忍びで訪れる名店

公開日

最終更新日

ライターデビ高橋

カメラマンデビ高橋

デビ高橋

福岡グルメや福岡ランチを紹介しているブログ「デビログ」を運営。「お肉博士1級」の資格も持ち、グルメ関連のキュレーター・講師・審査員を務めたり、福岡のテレビ・ラジオで活躍中。著書は「15年間毎日外食して、1万軒を食べ歩いた『デビログ』が見つけた福岡グルメの答え全100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi

  • LINE

もつ繁(赤坂)

赤坂の福岡市立中央体育館の近くの住宅街にひっそりと佇んでいる店がある。
「こんばんは」
「デビさん、いらっしゃい! 」
渋い外観の店の引き戸を開けて挨拶すると、ヘンリーの元気そうな声が返ってきた。
ヘンリーこと店主の白水規雄さんは今年で79歳。しばらく会わないと、きっと元気だろうと思っていても、声を聞くと安心する。

ここ「もつ繁」は、一般的なもつ鍋ではなく、もつをすき焼きにして食べる「もつすき」が名物の店で、確か8年くらい前に弁護士の友人から連れてきてもらったのが最初だったかな。店主と同じ髪型?なので、勝手に親近感を覚えていたのだが、ヘンリーはあまり印象に残ってなかったらしい。
その後、私の本を出版する時やいろいろな取材で協力していただいたので、だいぶんお世話になった。最近はキー局のテレビで放送されたり、有名人や著名人もよく訪れるので、すっかり有名店になったね。今では7割くらいが県外の人らしい。

店内の壁にはの野球選手、力士、歌舞伎役者、芸能人などの名前がずらっと貼られている。サイン色紙ではなく、ヘンリー自身が来店した著名人の名前を書いているとのこと。千社札のようなイメージだが、他では見かけないやり方やね。

ヘンリーの実家は魚市場で仲卸をやっていたらしく、27歳までは実家を手伝っていた。28歳から独立して洋食の店をやっていたが、BSEの影響を受けて32年間で閉店。業態を変更して60歳から「もつ繫」をオープンして、今年で19年だ。

とりあえず「酢もつ」を食べながら待っていると、ガスコンロが準備されて、もつが運ばれてくる。ここの「もつすき」の特徴は定番の小腸だけでなく、マルチョウ(牛の小腸を開かずに裏返して輪切りにしたもの)、ハツ、コリコリ(血管)、センマイ、ミノの6種類のもつが食べられること。いろいろな味や食感のもつが食べられるのは楽しい。割り下でしっかり味が付いたもつを、一般的なすき焼きとは異なり、卵にはつけずにそのままいただくのだが、困ったことにこれで酒がすすむんよ。

カウンター席でも座敷でも調理はすべてヘンリーか息子の大地さんが目の前でやってくれるので楽ちん。途中で日本酒をふりかけてフランベするので、鍋から火が上がる瞬間は迫力満点。お客はみんな撮影しているよ。

実は「もつすき」を食べる前に裏メニューの酢醤油で食べるのがオススメ! 割り下を入れる前に、出汁と日本酒でもつを調理したものを酢醤油でいただくと、さっぱりしていていくらでも食べられる。注文時にヘンリーに「酢醬油でも食べたい」とお願いしたらやってくれるよ。そのあとにもつを追加してすき焼きにして食べると1度で2度楽しめるというわけだ。

陽気な店主ヘンリーの軽快なトークも名物のひとつで、駄洒落から下ネタ、地元の話など、とにかく会話の引き出しが豊富! 笑いが絶えない店内は雰囲気が良いし、なにより家族経営なのが良い。ヘンリーの奥様もニコニコよく笑って、テキパキ働いているし、息子の大地さんは、18年間もこの店で働いているので手慣れていて、後継者としてしっかり育っているからヘンリーも安心やね。ヘンリー、いつまでも元気でいてくださいね。

「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019」でビブグルマンを獲得して、ますます予約が取れない超人気店になってしまったので、早めの予約がオススメです。

店舗名

もつ繁

ジャンル

  • もつ鍋

住所

福岡県福岡市中央区赤坂2−3−27

電話番号

092-761-3497

営業時間

18:00~OS 22:30

定休日

日曜

席数

  • カウンター8席
  • 座敷20席

個室

なし

メニュー

もつのすき焼き1,540円、もつのニラ玉1,100円、生せんまい550円、酢もつ440円、生ビール(中)550円、生ビール(小)440円、ハイボール550円、黒霧島(水割り・お湯割り)440円、黒霧島(ソーダ割り・ロック)550円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
週刊「UMAGA通信」メルマガ会員登録はこちらから(毎週配信)