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上野万太郎の「この人がいるからここに行く」【第4回】
公開日
最終更新日
ライター上野万太郎
カメラマン上野万太郎
上野万太郎
ここ10年間、カレー店と珈琲店やカフェを中心に年間外食はのべ1,100軒以上。本業の傍ら、外食写真日記的なブログ「万太郎.net」で福岡を中心とした飲食店の人々やお客さんと関わったエピソードを発信。著書は「福岡カフェ散歩」(書肆侃侃房/2012年)、「福岡のまいにちカレー」(書肆侃侃房/2014年)。
インスタID:mantaro_club
食都福岡の夜のシンボルと言えば「屋台」。その中で天神ロフト前に、長年屋台文化を支えてきたジャンルとはちょっと違う雰囲気の屋台があるのをご存じだろうか。 店名は知らなくても、あのペパーミントグリーンに赤のアクセントが入った派手な屋台と言えば「あ~、なんか見たことある!」と言う人が多いのではないだろうか。それが「Telas&mico屋台」である。中央区春吉で11年営業している「Telas&mico」(テラスとミコー)の2号店。 店主は久保田鎌介さんだ。
友達に春吉にある「Telas&mico」を紹介されたのは約6年前だった。「パクチーラーメンを出している面白い人がいますよ」「何それ、楽しそう」ということで連れてきてもらったのが久保田さんとの最初の出会いだった。ちょっと人見知り風な照れ屋で、どこか自虐的でニヒルな笑顔とまあまあ面白い毒舌。それが最初の印象だった。「どうせ僕なんか」が口癖。僕は一発で彼に興味を持った。 今回はそんな彼がなぜ屋台に新規参入し今後何を目指しているのか、経歴を遡りながら探ってみる。
旅行業や飲食店を営む父親の元で育った久保田さん。学生の頃から実家の担々麺店を手伝ってはいたが、飲食業に進む気持ちは特になかった。工業大学を卒業後は大手アパレル会社に就職するものの3ヵ月で退職。このままこの仕事で何十年も人生を送ることに疑問を感じての退職だったそうだ。
父親が仕事の関係で台湾に住んでいたこともあり、いつかは自身も外国で暮らしたいという漠然とした憧れがあったのかもしれない。退職後に旅行ガイドブック「地球の歩き方」を見ながらそんなことを考えていた。当時住んでいたところが西区の小戸ヨットハーバーに近かったので海に近い島国を探していて、イギリス南西部にある港湾都市、プリマスを見つけた。 すぐにプリマスにある語学学校への入学手続きをし、とりあえず3ヵ月間の渡英が決まった。まったく英会話も出来ないし手持ちの現金も10万円しかない、そんな23歳の彼だった。余談ではあるが、ヒースロー空港に到着してプリマスまでタクシーで移動した彼はタクシー代5万円を払って手持ち金がすぐに5万円を切ったそうだ。
プリマス生活が始まって程なくして当然ながらお金は底をつく。近くのフィッシュ&チップス屋のモートンさんが高級ホテルレストランのウエイター仕事を紹介してくれた。実家を手伝った以外で彼が飲食業の仕事に就いたのはこれが最初だった。 語学学校卒業後も彼はプリマスに残りそのホテルで1年半働くことになる。
その後、父親の体調問題で一度帰国することになった。そして、実家の担々麺店を継ぐのか継がないのかという話になったそうだ。そこで久保田さんが決断したのは、父親の店舗を業態変更してカフェをオープンすることだった。父親の担々麵店の名残もあったのでアジアンカフェっぽくし、店名はロンドンへの想いもあり「Cafe RONDONG」とした。25歳の時だった。
しかし「Cafe RONDONG」の経営は不調だった。この店は3年間で閉店。大きな借金も出来た。財布の中に500円しか入っていないこともあり、家賃の取り立てに来る大家さんに居留守を使うこともあった。「今思えば人生のどん底でした。まさに僕の黒歴史ですよ」と久保田さん。しかし500円しか持ってないのに女性には今よりモテたらしい。そっち方面は人生のピークだったそうだ。だが、お金がないのでデートの誘いにも乗れず、そういう意味でもどん底だったようだ。
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店舗名
Telas&mico屋台(テラスとミコー屋台)
ジャンル
住所
〒810-0004 福岡県福岡市中央区渡辺通4丁目9 天神南(バス停横)
電話番号
営業時間
19:00~24:00
定休日
日曜、月曜(雨天時は休み)
席数
メニュー
国産ワイン550円、ホットワイン650円、日本酒700円、焼酎550円、コーヒー500円、スパイシー汁なしまぜ麺880円、糸島豚の手作りソーセージグリル1,000円、雷山豚の朴葉焼き1,400円、鉄串三種セット900円など
記事に関する諸注意
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