薬院駅から徒歩5分の場所に、夜な夜な人が集まる人気店があります。その名は「小料理や ぐりこ」。一度聞いたら忘れられない、ユニークな名前のお店です。
高宮通りから少し入った場所にあり、暖簾のかかったガラス戸を開けると、こぢんまりとした居酒屋といった感じ。店内のあしらいに柔らかい雰囲気もあり、女性人気が高いのも納得です。カウンターの上にずらっと並ぶメニュー札には「だし巻き卵」「牛タン塩焼き」など、あれもこれもと食べたくなってしまう“間違いない”料理が並んでいてワクワクしてきます。「うちは奇をてらわない、ザ・博多の居酒屋です」と店主の荒谷昌彦さん。客席からも「これこれ」「これが食べたかった〜」という声があちこちから聞こえてきて、客の心をギュッと掴んでいるのが伝わってきます。
荒谷さんは大名の海鮮居酒屋「すいか」出身なので、「ぐりこ」も魚料理に定評アリ。まずは、ほとんどの人が注文するという「刺し身の盛り合わせ」(1人前1,760円〜、写真は2人前)を頼みました。今回は脂がたっぷりのったシマアジやイサキなどの夏の魚を中心に堪能。魚種だけでなく、美味しく食べられる部位にも可能な限りこだわって、荒谷さんが納得できるものだけを仕入れているそうです。
次に頼んだのが名物の「ひとくち和牛すき」(1,100円)です。グツグツ煮立った小鍋が登場し、同行者と一緒に思わず歓声を上げてしまいました。薄切りにした佐賀牛でゴボウやインゲンを巻いたものを、別皿の卵黄をたっぷり絡ませながらいただくと、上質な脂のとろけるような甘味がたまら〜ん! 甘辛のたれが染み染みの豆腐も美味。これはリピートしたくなる味です。
最後は「梅じゃこチャーハン」(880円)でシメ。フレッシュなじゃことじゃこの佃煮を使い分けていて、山椒やシソの風味の良さも秀逸です。驚きなのが最後にアツアツの出汁をかけていただくこと。チャーハンを出汁でいただくなんて新感覚! カツオと昆布の出汁でお茶漬け風にするとサラサラ〜っと飲み物のように入ってしまいます。
またお伝えしておきたいのが日本酒の品揃えの良さです。料理との相性を考えて選ばれるのはスッキリ味わえる純米酒オンリー。夏は福岡・旭菊酒造「夏あやか」や、グラスに氷を入れていただく京都・木下酒造「アイスブレーカー」など面白い酒も揃っていますよ。荒谷さんに、注文した料理に合う酒を聞いてみるのも「ぐりこ」での楽しみ方のひとつです。
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店舗名
小料理や ぐりこ(店舗写真)
ジャンル
- 居酒屋
住所
福岡市中央区薬院3-12-15 セントポリア薬院1F
電話番号
営業時間
17:00〜OS23:00
定休日
日曜
席数
- カウンター6席
- テーブル16席
個室
なし
メニュー
刺し身の盛り合わせ1人前1,760円〜、ひとくち和牛すき1,100円、梅じゃこチャーハン880円、レンコン挟みフライ660円、天ぷら盛り合わせ1,650円、いのししのクミンメンチカツ990円
喫煙について
- ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
- ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
- ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
- ※OSはオーダーストップの略です。
- ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
- ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
- ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。
記事に関する諸注意
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