かわいい焼き菓子に目移り!朝焼き立てのアメリカンベイク

公開日

最終更新日

ライター戸田千文

カメラマン戸田千文

「Bakeshop CANARIA」の焼き菓子

大手門

Bakeshop CANARIA

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ごろりと大ぶりのスコーンに、さまざまな種類のマフィン、ケーキスタンドに飾られたパイ……かわいい焼き菓子がカウンターの上にたっぷり並ぶのが「Bakeshop CANARIA」。昨年秋のオープン以来、店の前を通る度に外からガラス越しに店内を覗き、昔読んだ絵本に出てくるお菓子屋さんのような光景にいつもうっとりしています。

「Bakeshop CANARIA」の店内

CANARIA」が店を構えるのは大濠公園駅から歩いて5分ほど、「FUK COFFEE Parks」や「AKARI BAKERY」がある通りから1本入った場所です。店に入るとガラス越しに見えていたカウンターがお出迎え。広々した店内にはかわいらしいテーブル席が用意され、今年2月からは喫茶メニューがスタートしています。

店を切り盛りするオーナーの大山佳奈子さんは、出産を機に「子どもに安心で安全なものを食べさせたい」との思いからお菓子作りをはじめたそう。そのうち、高校時代にアメリカ留学をした際に出会ったアメリカンベイク(伝統的なアメリカの焼き菓子)にチャレンジするようになりました。

そんな大山さんのお店に並ぶのは、「オーブンから出てきたお菓子ばかり」です。バターや牛乳は九州産、小麦は国産を中心に使うなど素材にこだわった焼き菓子は、マフィンやスコーン、パウンドケーキにベイクドケーキなど10種類以上が並びますが、そのほとんどが当日の早朝から仕込んで焼いたものです。

「Bakeshop CANARIA」のマフィン

マフィンの定番は「ブルーベリー」(450円・写真手前)と「プレーン」(430円・写真中央)。表面はさくっと、でも中はしっとり、空気を含んでふわふわの「プレーンマフィン」は優しい甘さです。「ブルーベリーマフィン」は、バターとサワークリームを使ったリッチな味に。上に乗ったシナモンクランブルが食感にアクセントを加え、シナモン特有の香りがふわりと鼻に抜けます。購入した当日のおやつとしてはもちろん、翌日にリベイクして朝ごはんにするのもおすすめ。ほんのり温かいマフィンはふわふわ感が増しバターの香りが一層濃く感じられ、朝からご機嫌に過ごせます。
マフィンは毎日5種類ほど用意するそうで、季節の果物を使ったマフィンも人気。この日は、八女のいちご農家さんが直接届けてくれたあまおうを贅沢に使った「いちごとクリームチーズのマフィン」(470円・写真奥)が並んでいました。

「CANARIA」の焼き菓子

旬の果物を使ったスイーツは随時登場していて、この日は「あまおうのパイ」(1カット520円)の姿も。手で持って大胆に、はむっと一口頬張るとじゅわ〜っと果汁が広がり焼き菓子とはいえジューシーさを感じる逸品です。これまでにもリンゴやラ・フランスなどのパイが登場しているとのこと。その時期だけの旬の味を楽しみたいならぜひ試してみてくださいね。

「Bakeshop CANARIA」のスコーン

また「CANARIA」の焼き菓子は、コーヒーや紅茶と一緒に店内で味わうこともできます。焼き菓子はカウンターに並ぶものを選ぶのですが、イートインならではの楽しみ方も。それがバター、季節のジャム、クロテッドクリームの各種トッピング(1種150円)です。この日は、発酵バターを使った「プレーンスコーン」(420円)に単品よりお得なジャムとクロテッドクリームのセット(280円)をトッピング。旬のあまおうジャムをたっぷり乗せて、まずは一口。いちごの果肉が残る甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。
スコーンのやさしい甘さを味わうなら、自家製クロテッドクリームと一緒に。クリーミーな口溶けであと味も良いので、せっかくなら思い切り、もりっとスコーンに乗せていただきましょう。スコーンも「プレーン」以外は日替わりで数種類並び、この日はほかに「バタースコッチとキャラメルチップとくるみのスコーン」(450円)、「チョコチップココアスコーン」(450円)がありました。次回は違う組み合わせで試してみたい!

「Bakeshop CANARIA」のスコーン

ドリンクはコーヒーや紅茶(各550円、焼き菓子を合わせる場合は500円)のほかにも、お菓子に合うナチュラルルワインやクラフトビールがオーダー可能。また、アルコールに合わせてキッシュやビスケットといった塩味があるセイボリーも用意しています。

「今後は普段のスーパーで買える食材で作る、子ども向けのお菓子教室にもチャレンジしたいです。アメリカに留学していたころ、ホストファミリーのお母さんが家にあるものを使って、ザザッと作ってくれたのがクッキーやマフィン。あの時食べたお菓子のように、家に帰ったらキッチンに置いてあるような“お母さんが作るいつものおやつ”を目指しています」と大山さん。

特別ではなく日常で食べたい、大らかで素朴なアメリカンベイク。毎日少しずつラインナップが変わる「CANARIA」の焼き菓子で、おやつ時間を楽しんでみてはいかがでしょう。

店舗名

Bakeshop CANARIA(店舗写真

ジャンル

  • スイーツ

住所

福岡市中央区大手門3-8-3 Doll House大手門1F

電話番号

なし

営業時間

11:00〜18:00(イートインOS17:30)

定休日

不定

席数

  • テーブル10席

個室

なし

メニュー

プレーンマフィン430円、ブルーベリーマフィン450円、いちごとクリームチーズのマフィン470円、あまおうのパイ520円、プレーンスコーン420円、バタースコッチとキャラメルチップとくるみのスコーン450円、チョコチップココアスコーン450円、イートイントッピング(ジャム、クロテッドクリーム、バター)各150円、コーヒー・紅茶 各550円(焼き菓子と合わせる場合は各500円)

喫煙について

禁煙
  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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