


ナポリピッツァの名店から、イタリア野菜の生産者に転身
記事検索
人気記事ランキング
ナポリピッツァの名店から、イタリア野菜の生産者に転身
極小パスタ屋から始まった 「アマム ダコタン」平子劇場のストーリー
〈福岡パン屋さん巡り〉お店の名前がかわいすぎるパン屋さん
〈居心地抜群の大衆酒場〉多彩なメニューとコスパの良さで世代を超えて愛される酒場
魅力満載! 4月29日オープンの「天神イナチカ」
〈コスパ抜群のご褒美ランチ〉味、ボリュームともに完全ノックアウト。予約必須の人気ランチ
〈博多駅直結の魅惑のグルメ〉博多駅地下の食堂街は地元の人気店が大集結!
〈Made in KYUSHU 物語〉明太子屋さんが作る本気のめんたいパスタを食べてみた!
〈Made in KYUSHU 物語〉できたてめんたいと釜炊きご飯。究極の博多ランチ見つけました
〈コスパ抜群のご褒美ランチ〉味、ボリュームともに完全ノックアウト。予約必須の人気ランチ
〈博多駅直結の魅惑のグルメ〉博多駅で買う、博多みやげの決定版
魅力満載! 4月29日オープンの「天神イナチカ」
〈博多駅直結の魅惑のグルメ〉博多駅地下の食堂街は地元の人気店が大集結!
福岡の人気イタリアン「Cernia」、田主丸移転の真相
〈2021〜2022年〉福岡最旬スイーツ手みやげ5選
ラーメンライターオススメの「絶対に食べるべき!穴場の博多豚骨ラーメン5選」
〈酒場ポテサラ巡り〉「鮨・酒・肴 杉玉」の「杉玉ポテトサラダ」
〈ラーメンライターおすすめの豚骨ラーメン〉天神・博多駅界隈で食べるべき豚骨ラーメン5選
記事検索
ラーメンライターおすすめの豚骨ラーメン
公開日
最終更新日
ライター上村 敏行
カメラマン上村敏行
上村敏行
1976年鹿児島市生まれ。株式会社J.9代表取締役。2002年、福岡でライター業を開始。同年九州ウォーカーでの連載「バリうまっ!九州ラーメン最強列伝」を機にラーメンライターとして活躍。各媒体で数々のラーメンページを担当し、これまで1万杯以上完食。取材したラーメン店は3000軒を超える。ラーメン界の店主たちとも親交が深く、久留米とんこつラーメン発祥80周年祭、福岡ラーメンショー広報、ソフトバンクホークスラーメン祭はじめ食イベント監修、NEXCO西日本グルメコンテストなど審査員も務める。ラーメンライターとしての活躍はイギリス・ガーディアン紙、ドイツのテレビZDFでも紹介された。「九州の豚骨こそ最強!」を掲げる「RAMEN WONK KYUSHU(ラーメンワンク九州)」主宰https://rwk-j9.com
【1/2を読んでない方はこちら】
東区馬出にある「馬出中央商店街」。ほとんどの店のシャッターが閉まり、人通りもまばら。観光客はもちろん、福岡市民でも知る人は少ないでしょう。しかしながら、この路上遺産的な商店街が昨今、豚骨ラーメンファンから熱視線を浴びる場所となりました。きっかけとなったのが、先の【1/2】で紹介した「駒や」のオープン。そして、その1年後の2020年「ぶんりゅう」が約25年ぶりにこの地へ戻ってきたこと。もともとこの商店街では、1952年創業の老舗「博龍軒」、屋台から始まった夜専「一楽」がひっそりと営業していました。そこに前述の2店が加わり、ごく狭い一角にラーメン屋4店。しかもすべてが豚骨ラーメンという激戦エリアへと変貌したのです。作り手の皆がこの界隈で育つなど地域にゆかりがある、いわば豚骨ラーメンパーク。味も間違いないヴィンテージ豚骨が楽しめます。
この「馬出中央商店街」の中で、王道の長浜ラーメンを食べるなら「ぶんりゅう」。
大将の渡辺友隆さんは現在66歳。20代でガンソ(元祖長浜屋)で職人のキャリアをスタートさせ、27歳の時に独立開業。長浜ラーメン歴は40年以上にもなる方です。平ザルを巧みに操り、手首のスナップでクルリ、クルリと麺を舞わせる大将の麺上げ技術にも注目してください。
スープの材料は、豚のゲンコツ、皮、背脂。フレッシュさにこだわる“取りきり”手法で、血合いやアクを丁寧に取り除き、さらに細かい網で3段階にわたり丁寧に漉しています。臭みがなくとことんピュアなスープの飲み口はライト。自家製細麺のパツンとした心地よい歯切れもいいですね。チャーシューはしっかりとした塩気が効き、デフォルトのラーメンでも博多ネギがたっぷりと入り“ネギだく”で出てくるのも個人的に好きなポイント。
ちなみに「ぶんりゅう」も、先の「駒や」もそうですが、スープを飲むレンゲは客からの要望がないと出していません。これは「丼ごと鼻に近づけてスープを飲むからこそ香りが花開く」。という店主のこだわりから。
ぜひ、両手で丼を持ってズズッと飲んでください。
波々のスープゆえ、たまにスープが手についてヌルヌルに。滑らないようおそるおそる。
それも昭和の博多ラーメンの醍醐味です。
最後に紹介したいのは「博多玉」。ラーメン1杯550円。
早い、うまい、安い!! 博多ラーメンの優良店はたくさんありますが、中
でも個人的に激推しする店。
屋号の“玉”は、まず“替え玉”を連想するでしょうが、それはそれで正解。自家製麺に
絶対的な自信を持ち「マストで替え玉まで楽しんで」との思いが込められています。
そして、実は店主・児玉皓さんの一字でもあります。店を指す意味でも、気さく
な店主自身も、大橋界隈では“ダマ”の愛称で通っています。
ダマさんは、1983年福岡市出身。15歳の時アルバイトからラーメン店に入り、これまで豚骨一本で腕を磨いてきました。「ただただ昔ながらの豚骨ラーメンが好きだから」。2014年に自身の店「博多玉」を開業した時も、しっかりとTHE博多豚骨を軸に据えて。より理想とする細麺を作るため、製麺機を導入してのスタートとなりました。
スープにギトギト感は全くなく、最初の印象はあっさり優しい。食べ進めるごとに深い旨味が押し寄せ、また一口とついつい飲み干してしまう、じわりじわりとくるタイプです。
そして、やはり自家製麺が秀逸です。
しなやかなコシの細ストレート。コク、コクと顎の骨に振動が伝わるような麺の芯を適度に残した心地よい歯応え。
このうまさ、コスパで、辛子高菜もお代わり自由(しかも、小さなトングではなく、さえ箸でワシャっと掴める)ってんだから申し分ないですね。
「博多玉」のラーメンは奇をてらわない博多豚骨ですが、サイドメニューやドリンクは
ダマさんの遊び心を出したメニューをそろえています。
例えば、テキーラ各種をラインナップしているのもラーメン店では珍しい。
麺酒場としても使えるので、大橋界隈でちょい飲みの機会があればぜひ。
店舗名
ぶんりゅう
ジャンル
住所
福岡市東区馬出2-5
電話番号
営業時間
11:00〜14:30
定休日
第1日曜、不定
席数
メニュー
ラーメン650円、醤油ラーメン650円、焼き飯セット+300円
店舗名
博多玉
ジャンル
住所
福岡市南区大橋1-14-8
電話番号
営業時間
11:00〜16:00/18:00〜24:00(土曜11:00〜24:00)
定休日
日曜
席数
メニュー
ラーメン550円、チャーシューメン750円、ワンタンメン750円、激辛玉ラーメン850円
記事に関する諸注意
人気記事ランキング