






〈Made in KYUSHU 物語〉できたてめんたいと釜炊きご飯。究極の博多ランチ見つけました
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大正通りを薬院大通り方面に向かい、少し入った場所にあるマンションの1階。エントランスを抜けると白い暖簾の奥は玉砂利に敷石が置かれた純和風の造りで、和食モードの気分をさらに盛り上げてくれます。広い店内でテーブルの席数は極力抑えられ、ゆったりとした空間で寛ぐことができそうです。
店主の瀬戸口智さんは佐賀県の出身で、ホテルのパティシエから和食の料理人に転向したという経歴の持ち主。地元・佐賀の食材をメインにした6品のランチコースを2,750円という、嬉しいお値打ち価格で提供しています。
小鉢に盛られた前菜は、湯葉イクラ・大村湾産の糸もずく酢・北海道産タラ白子の炙り・おから茶巾の4品。少しずつですが厳選した素材に丁寧な仕事をしているのが感じられます。順番に口にするとプチプチ、ツルツル、プリプリといった食感の違いも楽しめ、平日ランチなので我慢しますが日本酒が飲みたくなりますね。
続いてはこの店のスペシャリテのひとつ「大和芋のマリモ揚げ」で、運ばれてきた瞬間からテーブルに磯の香りが広がります。すり下ろした大和芋にアオサをまとわせ、ネギを浮かべた温かい八方ダシのやわらかな風味がホッとさせてくれる味わいです。
「自家製豆腐とソバ米のサラダ」は、ふんわりした豆腐とから煎りしたソバ米とカリカリとした食感が絶妙のバランス。人気の自家製豆腐は、夜のアラカルトで「麻婆豆腐」(970円)などでも提供しています。
メインの肉料理は瀬戸口さんの地元・佐賀県多久市で飼育されているブランド牛「森山牛の炭火焼き」。牧場直送のフレッシュな牛肉に備長炭でじっくり火を通すことで、肉本来の旨みが伝わってきます。盛り付けの彩りも美しく、瀬戸口さんのパティシエとしての経験が生かされているようです。
〆の食事は日替わりでご飯ものか麺類が提供され、この日は「牛テールのカレーうどん」でした。グランドメニューには載っていませんが、牛テールを煮込んだ「スープカレー」は隠れた人気メニューだとか。平細麺の五島うどんがスープによく絡み、熱々のうちにツルリと食べ終えました。
最後に登場したのは、「これぞプリン!」というオーソドックな見た目のカスタードプリン。瀬戸口さんの母方の実家が営んでいる武雄市のいとう養鶏所「あっぱれ卵」を使用し、ねっとりとした濃厚な味わいながら甘さは控えめ。スプーンで一口すくうと驚くほどの口どけの良さで、さすがは本職のパティシエの腕前に脱帽です。
今回ご紹介したランチコースは毎日提供していますが、できれば予約を。店内はカウンター、テーブル席の他に掘りごたつ式の座敷もあり、会食や宴会にも使い勝手のいい創作和食の店です。佐賀の地酒も揃っているので、次回は料理をつまみながら日本酒を楽しみに行きたいものです。
店舗名
井と瀬
ジャンル
住所
福岡市中央区薬院2-13-26 FILLS薬院1F
電話番号
定休日
なし
席数
メニュー
大村湾糸もずく590円、サザエのうに醤油焼き1290円、森山牛のステーキ3560円
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