カスタムOKのもんじゃ焼きが人気。白金に移転の鉄板料理居酒屋

会社の同僚や親しい仲間とワイワイ楽しむのにぴったりなのが、カジュアルな鉄板焼きです。ひとつの鉄板を囲んでの食事は、いつも以上に盛り上がること間違いなし！　そんなにぎやかな会に選びたいのが、今年4月に移転リニューアルオープンした『大衆鉄板めし べべ』です。

ビルの建て替えに伴い、警固から白金に移転した『べべ』。移転先は薬院駅から徒歩5分とアクセス良好。会社帰りのビジネスマンや学生、近所に暮らす年配の方まで老若男女でにぎわい、早くも地域に溶け込んだ繁盛店となっています。

扉を開けるとまずは、鉄板付きのカウンター席。奥へと進むとキッチンから見えるように、テーブル席がゆったりと配置されています。

半個室風のちょっと変わった丸テーブル席は、おしゃれな雰囲気で若者に人気です。さらに奥には、20人が座れる小上がり席もあって宴会にもおすすめ。また、年内には完全個室も完成予定です。

「とにかくメニュー数が多いんです」と教えてくれた店長の丸山凌さんの言葉通り、ドリンクも料理も、多彩にそろいます。ドリンクはアルコールだけでなく、ノンアルコールカクテルやフルーツ系のソーダも豊富で、お酒を飲まない人も選ぶ楽しさがあるのがうれしいところです。

旬の食材で作る季節のおすすめを含めれば、100種ほどの料理名に目移りしながらも、まずは「大判つくねの鉄板焼き」（630円）をオーダー。鉄板でふっくら焼き上げた鶏つくねは、艶やかな黄身が載った食欲をそそるビジュアル。ふわふわ食感でボリュームがあり、甘辛いタレをまとった王道の味です。2、3人でシェアしても十分楽しめますが、美味しさのあまり1人1つずつオーダーするファンもいるという人気メニューです。

続いてはおすすめしてもらった「たけちゃんの博多生馬肉」（1,380円）。中央区港にある馬刺し専門店『たけちゃん』から仕入れた馬刺しです。鮮度にこだわり、冷凍ではなく生で提供される希少な国産馬肉の赤身は臭みがなく、肉らしい旨味が味わえます。

次はこの店のメインである「もんじゃ焼き」。一言にもんじゃ焼きといっても、そのバリエーションの多さが『べべ』の魅力です。定番の出汁を使ったノーマルベースのほか、イカスミ、メキシカン、イタリアンなど9種のオリジナルベース、そして40種以上のトッピングを自由に組み合わせて作るのが「プリフィックスもんじゃ」。常連さんのなかには、自分好みの“定番もんじゃ”が決まっている方もいるそう。

一方、初めてで何をどう組み合わせるか迷ったら、「オリジナルもんじゃ」（各1280円）から選びましょう。『べべ』おすすめのベースとトッピングの組み合わせで、14種ものもんじゃが揃います。この日は、一番人気の「ハムチーズ、明太ベビースターもんじゃ」に決定！

目の前の鉄板で、スタッフの方が丁寧に焼いてくれます。まずは、具材を鉄板で炒めて土手を作り、出汁を流し込むと、ジュワ〜っという音とともに広がる香ばしい香り。フツフツと出汁が湧いてきたら土手を崩して混ぜ合わせ、たっぷりのソースとマヨネーズをかけて完成です。

小さなヘラを使って、ジュッと鉄板に押し付けておこげを作っていただきます。出汁の香ばしさと明太子のピリッとした刺激、ベビースターのカリッと食感が見事で、ヘラは鉄板と口を止まることなく往復。鉄板を囲む仲間との一体感が生まれて、会話も自然と盛り上がっていきます。

もんじゃ焼きが焼き上がるまでは、お客さんとのコミュニケーションも大切にしていて、「お客さまが仲良くなったスタッフに会うために来店してくれることもあるんです」と丸山さん。大衆居酒屋らしい活気あるサービスを大切にしていると言い、「『べべ』にいくと、元気になる。そんなふうに思ってもらえるお店でありたいですね」と話してくれました。

来年、創業10年を迎える『べべ』。移転前からのファンはもちろん、新天地でもリピーターを生み出し続ける魅力にあなたもハマってみませんか。