祝!受賞 「Goh」福山シェフの「アジア50」東京ステイに密着

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ライター江藤詩文

A50BR22 Red Carpet

江藤詩文

旅するフードライター。ガストロノミーツーリズムをテーマに、世界各地を取材して各種メディアで執筆。著名なシェフをはじめ、各国でのインタビュー多数。訪れた国は60カ国以上。著書に電子書籍「ほろ酔い鉄子の世界鉄道~乗っ旅、食べ旅~」(小学館)シリーズ3巻。Instagram(@travel_foodie_tokyo)でもおいしいモノ情報を発信中。I

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3月29日に発表された2022年版「アジアのベストレストラン50」。福岡が誇るスターシェフ「La Maison de la Nature Goh」福山剛さんは、5年連続ランクインという快挙を成し遂げました。
東京で開催されたアワード(授賞式)に出席するために上京した福山さんは、どこで誰とこのメモリアルな日々を過ごしたのか。UMAGA編集部は“公認ストーカー”として福山さんを追いかけました。

アジアのベストレストラン50&福山さん。その素敵な関係とは?

福山さんが「アジアのベストレストラン50」に初登場したのは2016年(31位)。東京組にとってはノーチェックのニューフェイスでしたが、「西中洲の太陽」の愛称で、福岡をはじめ九州、台湾、韓国などではすでに有名な人気店でした。
実は筆者も不勉強で当時はまったく存じ上げず、バンコクで開催されたアワードがはじめまして、でした。すみません。

2017年には一度ランク外となるも2018年に再びランクイン(48位)。マカオで開催されたアワードのチームJAPAN懇親会では「大阪という日本の地方都市で」と挨拶した「HAJIME」米田肇さんの後を「おいしいっ!」と受け、「福岡というもっと無名の地方都市から来た福山です。2年前に初めて会った兄さんたち(=東京組)の冷たさを今も忘れていません」とスピーチ。会場を大爆笑させると共に「福岡」「九州」という地名をアジア中に発信していきました。

マカオで開催された2019年のアワードでは、国際問題に発展しかねないほどプラチナシートの争奪戦となった最大のイベント「8ハンズディナー」を「傳」長谷川在佑さん、「Florilege」川手寛康さん、「La Cime」高田裕介さんと共に開催。ガガンさん(写真上・左から3人目)や双子のズーリングさん(同・右から2人目と3人目)らスターシェフがずらりと客席に並び、名実共にアジアのトップスターシェフとなりました。
日本国内で知名度を高めると共に、韓国をはじめアジアの国や地域との友好関係構築にも貢献。とりわけ韓国での人気は抜群で、食専門誌「Bar&Dining」編集長でフードジャーナリストのホンギン・パークさん(写真下・左)は福山さんの大ファン。今年「アイコン賞」を受賞した韓国の尼僧料理人、チョン・クワンさんとも親交があります

Hong-In Park 提供

2022年3月28日上京。
シェフ仲間とのディナー後にかき氷をほおばる

「cenci」坂本健 提供

19時。福山さんの姿は東京・銀座にありました。「赤坂離宮 銀座店」で開かれたシェフ仲間との会食に参加するためです。ランキングの発表を翌日に控えているものの落ち着いた様子。
「50位以内に入れたことが嬉しいので、順位を気にしてナーバスになったり緊張したりすることはないですね。長かったまん延防止等重点措置が解除され、ようやくみんなに会える嬉しさでいっぱいです」

左/「Florilege」川手寛康 提供 右/「cenci」坂本健 提供

贅沢な中国料理を楽しんだ後は代々木へ移動。「Florilege」のパティシエールだった堀尾美穂さん(写真中央)が店長を務めるかき氷専門店「あずきとこおり」で、フレンチスタイルのかき氷を堪能しました。ここでの会話は諸事情により割愛させてください。
その後、福山さんは夜の銀座へと消えていきました。

共に「La Cime」高田裕介 提供

2022年3月29日アワード当日。
シェフズランチ、50ベストトーク、アワード、アフターパーティ

今年の受賞者たち。前列左から「villa aida」小林寛司さん(14位)、「Ode」生井祐介さん (13位)、後列左から福山さん、「Florilege」川手寛康さん(3位)、「cenci」坂本健さん(43位)、「傳」長谷川在佑さん(1位)、「La Cime」高田裕介さん(6位)、「ete」庄司夏子さん(42位)、「SEZANNE」ダニエル カルヴァートさん(17位)

12時。「傳」長谷川在佑さんと「Florilege」川手寛康さんがコラボしてオープンした表参道の串料理専門店「デンクシフロリ」で開催されたシェフズランチへ。火入れの天才・清水将さんの特別メニュー「しみずすすむ♡」など、極上の料理をワインと共に楽しみました。ここでは「villa aida」小林寛司さん(写真下・左)がカメラマン(?)に。「しみずすすむ♡」から片時も目を離さない気迫に満ちた料理長・清水将さんや、広島「梶谷農園」のエディブルフラワーとハーブをふんだんに使った料理を激写!

共に「villa aida」小林寛司 提供

左/「デンクシフロリ」女将・橋本恭子 提供 右/「villa aida」小林寛司 提供

食後はアワード会場となった大手町「パレスホテル東京」へ移動。ランキング発表に先駆けて行われたシェフ同士の対談「50ベストトーク」を聞き、テレビなどメディアの取材を受け、久しぶりに会う仲間との旧交を温め、慌ただしくも充実した時間を過ごしました。

*気になる今年のアワードの模様はこちら。
https://muto-web.com/article/18448/

A50BR22 Awards Ceremony

The World's 50 Best Restaurants 提供

18時。アワード発表。今年は36位にランクイン。「パレスホテル東京」でのアフターカクテルに出席後、場所を移して開催されたアフターパーティへ。

「傳」長谷川在佑 提供

今年は「丸の内テラス」内にある、「La Cime」高田裕介さん(写真右から3人目)がプロデュースするルーフトップバー&レストラン「THE UPPER」でセミプライベートなアフターパーティが開かれました。

「傳」長谷川在佑 提供

パーティのサプライズは、「villa aida」小林寛司さん(写真右)と「cenci」坂本健さんによるパスタ対決。「La Cime」高田裕介さんなどスターシェフたちがヘルプとして厨房に入るなか、福山さんは”味見係”という大役をみごとに(?)果たしたのです。

2022年3月30日早くも次のプロジェクトを始動。
みんなが待つ福岡へ

「傳」長谷川在佑 提供

正午。アワードの余韻に浸る間もなく、神宮前「傳」にて打ち合わせ。もう次のプロジェクトが動き出しています。世界を見ているスターシェフたちは、立ち止まることがありません。

打ち合わせを終えてホームへと帰る福山さん。年内にはビッグニュースも控えています。UMAGA編集部はこれからも“公認ストーカー”として福山さんの活躍を追いかけていきます。
次回の密着レポートもどうぞご期待ください。

世話係/江藤詩文
取材協力/福山剛と愉快な仲間たち(五十音順/川手寛康・小林寛司・坂本健・高田裕介・橋本恭子・長谷川在佑)

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  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
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  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

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