シニアソムリエのラーメンテイスティング

「中華そば かなで」の新たなチャレンジ「淡麗煮干そば」

公開日

最終更新日

ライター黒木昭博

カメラマン黒木昭博

かなでラーメン

黒木昭博

「レストラン花の木」シニアソムリエ
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福岡市東区にできた「中華そば かなで〜煮干編〜」

福岡市東区にできた「中華そば かなで〜煮干編〜」にて淡麗煮干そばを試してきました。
外観は、透明感のある琥珀色、表面は脂が張ってありキラキラと輝いている、中央にドライトマトの赤が映える、タマネギ、茎わかめ、大葉、バラ海苔に大判のチャーシューが存在感を示している。

運ばれてきた瞬間に、綺麗な澄んだ煮干の香りが心地よく鼻腔をくすぐる。
味わいのアタックは、スーッと舌に入ってくる優しい旨味とキレのある煮干感のバランスが素晴らしい、煮干は、長崎産と瀬戸内産を使って、醤油だれには白醤油のスープは、染み入る感覚で喉を通り過ぎていき、余韻も長く滞留している。

かなで麺

合わせる麺は、中細のスクエアな麺は、小麦の香りがしっかり感じられ、コシもしっかりあって、煮干スープとの相性が抜群に美味しい。
フランス料理の調理法で作られた豚バラチャーシューは、直前に炙られて香ばしい香りと、しっかりとした食感は食べ応えもあり、スープと一緒に食べると、炙った風味が一段と香りがアップしてくる、タマネギは、煮干スープと相性が良くアクセントになり、海苔は潮風味を引き立たせ、茎ワカメは食感をプラスして、大葉は口中を爽やかにしてくれる、小さなドライトマトの存在感があって、それぞれが良い脇役を演じているようだ。
無化調のスープは、最後まで飽きさせずに楽しむことができた。
土日限定の「どろ煮干ZERO」の淡麗と対照的なラーメンも食べてみたい。

福岡市西区野方にある、「西谷家」の超濃厚豚骨

東の魁龍、西の西谷家と言われているとか、年齢的に濃厚な豚骨が苦手になってきましたが、一度食べてみなければと、西方面に用事を作ってそのまま伺ってきました。
駐車場に車を停めて、お店に向かう途中に、強烈な豚骨アロマのシャワーを浴びつつお店に入店する、ラーメンは2種類あり、濃厚コッテリスープと長浜系あっさりスープの白ラーメン、原点の味を知るべく濃厚コッテリをお願いいたしました。

西谷家ラーメン

外観は、ややグレーがかった褐色カラー、しっかりと油脂が浮いているいかにも濃厚なスープで粘性豊かに見える。やや厚みのあるチャーシューが2枚にネギというシンプルな構成。香りも、先ほど入口前で感じた濃厚なトンコツのアロマが全開で鼻に入ってきます。

味わいのアタックは、粘性の強いスープに豚骨の旨味がギュッと詰まった味わいは、奥が深く美味い、思っていたよりパンチが効いているという感じはなく、スープの重量感、脂感、タレ感が、バランス良くありながら、ワイルドに仕上げているイメージです。

西谷家 麺

合わせる麺は、細麺のストレートは、普通でお願いする、低加水でハリのある麺は、トロトロのスープが麺に絡みついてリフトアップする時は、やや重みを感じるが、スープが充分に麺に馴染んでいて美味しく食べることができた。このスープなら、替え玉しても楽しめそうだが、我慢して止めることに。
チャーシューは、香ばしいタイプの肩ロース、しっとりした肉感を感じる柔らかさに肉の旨味がスープとの相性も良く感じられる。

行く前は、どトンコツと言われて、ややびびっていたが、食べてみるとまだいけると思える味わいで安心した。
このスープなら、チャンポンも美味しそうだなと思って店を後にした。

博多区下呉服町の看板のないお店「博多 元気一杯!!」

看板のないラーメン屋、厳しいルールがあるなど、なかなかいく機会がなかったお店ですが、今はその厳しいルールもなく入りやすくなったとか。
外観は、非常に濃度を感じさせる乳白色のクリーミーなスープに、シンプルに、チャーシュー、ネギ、キクラゲという構成。

元気一杯 ラーメン

スープを一口、まさにポタージュスープのような粘性の高いスープは、豚骨の臭みを出さずに、出汁感だけを抽出したような高濃度なスープに、クリーミー感があって、他にはない味わいを醸し出している、タレもピシャッとバランスが取れていてレンゲでついつい啜ってしまう。

麺は、やや太めのモッチリ食感が楽しめる、麺上げすると、ポタージュのようなスープが麺に絡みながら流動性を持って落ちていく感じ、それゆえに麺とスープが絶妙に絡み合ってどちら個性を発揮しているように感じられる。
特に麺の硬さは聞かれませんでしたが、やや軟めの麺でした。
チャーシューは、しっとりとして、トロトロの脂身と赤身のしっとりとした味わいが、しっかりとしたスープとも好相性。

元気一杯 カレー替玉

最後は、迷いましたが、カレー味替玉をお願いする、そのまま残ったスープに、カレールーと麺を投入、替玉は、硬めに出てきましたが、カレー風味と濃厚クリーミースープの相性がよく、全く別の味になって楽しめた。

黒木昭博さんのfacebook(https://www.facebook.com/chateau.akizou)からご本人の承諾を得て転載しています。

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  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

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