果汁したたる夏のご馳走！ コスパ抜群の丸ごとパフェを朝倉で

一年を通してさまざまな果物が栽培される朝倉市は、福岡が誇るフルーツの里です。中でも今回ご紹介する「朝倉マルシェ 果樹蔵」は、旬の果物をたっぷりと楽しめる直売所＆テイクアウトカフェ。福岡市内から車で1時間弱、朝倉ICから5分程と、ドライブの立ち寄りスポットにもおすすめです。

店を手掛けるのは、辛子明太子やまやの農産事業ブランド「果樹蔵」。店内では、朝倉市や九州各地の農家からセレクトした旬の果物、ジュレ、ドライフルーツといった加工品などを販売しています。春は完熟あまおういちごや不知火、夏はメロンにパイナップル、桃にシャインマスカット……と、楽しみは尽きません。

テイクアウトカフェでは、そんな新鮮な果物や朝倉の名産品を使ったスイーツ、ドリンク、軽食を楽しめます。朝倉育ちの銘柄鶏「古処鶏（こしょどり）」のソーセージを挟んだ「あさくらドッグ」（550円）にも惹かれますが……今回のお目当てはこちら。

7月10日頃から8月10日頃まで登場予定という「果樹蔵パフェ 桃」です。ひと足早く、実食させていただきました。

グラスの底にはハイビスカスゼリーと桃ゼリー。その上に生クリーム、グラノーラ、ソフトクリーム、桃シャーベット、桃の果肉が順に重なっています。まずびっくりしたのは、そのお値段。桃を丸ごと贅沢に使っているにも関わらず、850円とは驚きです！　福岡市内だったら軽く1,200円を超えるものがほとんどなので、個人的には金額を聞いただけでも“コスパいいなぁ”と嬉しくなりました。

もちろん、お味はお値段以上。ご覧ください、このみずみずしさ。思わずゴクッと喉がなりませんか？
白くきめ細やかな果肉から、これでもか！と溢れ出す果汁。上品な甘味と清涼感、芳醇な香りがたちまちに広がります。ゼリーやシャーベット、ソフトクリームが、桃の美味しさをさらに引き立ててくれるんですよね。

――おいっしい、めちゃくちゃ美味しい！
思わず声を上げた私を見て、店長の森智子さんもにっこり。
「桃パフェは、数あるフルーツパフェの中でも1番人気で、毎年登場を待ち望んでくださる常連さんも多いんですよ。桃は朝倉やその近郊で採れるものを中心に、最良のものを選りすぐっています。『千曲白鳳』『あかつき』『なつおとめ』、桃の王様といわれる『川中島白桃』など、桃の品種はその時々で変わるので、楽しみにしていてください」

桃を使ったデザートはパフェだけではありません。こちらは桃の果肉をトッピングした「ソフトクリーム 桃」（500円）。なめらかでミルキーなソフトクリームとジューシーな桃の甘味がとろけます。

また、季節の果物を使ったドリンクメニューもズラリ！　写真右の「ティダパインスムージー」（550円）をはじめ、フルーツスムージーは約3種類をそろえています。
写真右の「果樹蔵サマーカクテル」（600円）は、夏の新メニューとして登場したノンアルコールドリンク。海を思わせるブルーゼリーと数種類のカットフルーツが目にも鮮やかで、ソーダが爽やかに弾ける一杯です。その他、季節の果物を使ったフローズンドリンクやスカッシュもありますよ。

さらには、期間限定のスペシャルメニューにも注目です。こちらは、糖度約15度の熊本県産メロン「肥後グリーン」を豪快に半玉使ったパフェ。中心部にはフルーツゼリー、生クリーム、ソフトクリームを詰め、その上にくり抜いた果肉をたっぷりとのせています。

早採りせず、しっかりと熟してから収穫されるため、皮目のギリギリまで甘いのだそう。香り高くジューシーで、くどさのない上品な甘味が口いっぱいに広がります。価格は2,200円とお安くはないものの、この贅沢な美味しさは一食の価値あり。7月上旬までの限定販売となるため早めに！

続いては、7月中旬まで販売の「まるごとパインジュース」（1,080円）です。くり抜かれたパインの中には、石垣島産のティダパインの果肉、パインジュースが入り、上にはソフトクリームをトッピング。ジュワッと広がる濃厚な甘味とトロピカルな香りがたまりません。ティダパインを使った「果樹蔵パフェ」（850円）も同様に限定販売しているのでお見逃しなく。

店外にはテラス席があり、店の前は広々とした芝生広場になっています。今年からはビニールハウスを利用した休憩スペースも新たに登場しました。巨大扇風機の風が気持ちいい～。

ちなみに「朝倉マルシェ 果樹蔵」では、年に4回イベントを実施しているそう。写真は春イベントの様子で、次回は7月23日（土）の15：00～19：00に開催予定です。(雨天中止）
広場には夏祭りをテーマにした出店が勢ぞろい。かき氷や「あさくらドッグ」の屋台に加え、地域の飲食店による出店やキッチンカーも登場するそうですよ。ドライブの帰り道にもぜひ出かけてみてください。