デビ高橋の「昼飲みでほろ酔い」【9】

天神で昼から博多名物の”とりかわ”を食べられるのはココだけ!

公開日

ライターデビ高橋

カメラマンデビ高橋

とりかわ

天神

博多とりかわ大臣 天神串房

デビ高橋

福岡グルメや福岡ランチを紹介しているブログ「デビログ」を運営。「お肉博士1級」の資格も持ち、グルメ関連のライターやキュレーター、講師、審査員を務めたり、福岡のテレビ・ラジオで活躍中。著書は「20年間ほぼ毎日外食して、1万5000軒を食べ歩いたデビ高橋が見つけた福岡グルメの答え新100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi

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「デビ高橋の昼飲みでほろ酔い」の昼飲みとは、明るいうちからお酒を飲むという事で、ここではランチタイムや夜より少し早めの15~16時くらいからお酒が飲める店舗を紹介します。

外観

2025年4月24日、天神のど真ん中に「ワン・フクオカ・ビルディング」(略称:ワンビル)がオープンした。その地下1階には15の飲食店が入り、連日賑わっている。
その一角にできたのが、博多名物“とりかわ”を提供する「博多とりかわ大臣 天神串房」だ。「博多とりかわ大臣」といえば、“とりかわ”のタレ味だけでなく塩味も楽しめると評判の店。その“とりかわ”が昼の11時から食べられると聞けば、これはもう昼飲みするしかない。

鶏丼

平日限定ではあるが、和風出汁を使った「鶏丼」並(693円)や、串に刺さった焼鳥がのった「昼丼」並(891円)、「スパイシーチキンカレー丼」並(759円)などのランチも用意されている。昼飲みを楽しむなら、混雑が少し落ち着く15時ごろからがオススメだ。

カウンター席があるのでお一人様でも気軽に利用できるし、テーブル席では2〜4名での利用にもぴったり。今のところ、天神で昼から博多名物の“とりかわ”が食べられるのはここだけなので、天神でのショッピングのあとに軽く昼飲み、という使い方もアリだろう。

山角社長

オーナーの山角 斉(やまずみ ひとし)社長(写真右)は、ツルッとした風貌のため一見強面に見えるが、実は非常に礼儀正しい人物。話しかけると、気さくに応じてくれる。
学生時代には「焼とり 権兵衛 香椎店」でアルバイトをしており、アルバイトでありながら社員並みの責任感と働きぶりで、周囲から一目置かれていた。
大学卒業後は大手外食チェーンに就職し、関西エリアの統括マネージャーまで務めたが、「いつかは自分で事業を立ち上げたい」という思いを胸に抱き続けていた。
これまでの経験を活かすなら、やはり飲食業だと考え、強い商品力を持つものを探す中で、たどり着いたのが博多名物の“とりかわ”だった。

焼台

“とりかわ”は鶏の首の皮を串にくるくると巻いた後、余分な脂を落とす下焼きをしてから寝かすという作業を繰り返し、完成までに4日ほどかけて作られる。7日かける店もあるほど手間がかかり、大量生産ができないため、20年ほど前までは福岡以外では、あまり知られていなかったという。
この“とりかわ”の商品力に着目した山角さんは、チャンスがあると感じ、12年間勤めた大手外食チェーンを退職。再び「焼とり 権兵衛 香椎店」で無給で働かせてもらい、焼き方などの修業を積んだという。
そして2006年、1号店となる「博多とりかわ大臣 住吉店」をオープン。当時、山角さんは34歳だった。その後、会社は順調に成長を続け、今年、8店舗目となる天神串房をオープンさせた。

とりかわ

丁寧に時間と手間をかけて作られた“とりかわ”は、ほどよい歯ごたえが特徴で、脂も少ないのでいくらでも食べられてしまう。「博多とりかわ」(165円)を食べたことがある人は、いきなり1人で10本単位でオーダーすることも多いが、初めての人はまず、タレ3本・塩3本の計6本くらいを注文するのがオススメ。生ビールで喉を潤したあとに食べる“とりかわ”は、最高だ。

豚バラ

博多の定番「豚バラ」(159円)も外せない。ここでも“とりかわ”に次ぐ人気だという。

ミンチボール

個人的には、手作りの「ミンチボール」(159円)が好きだ。豚バラと玉ねぎの食感が楽しくて、塩とタレの両方をオーダーすることが多い。

カップワイン

ひそかにお気に入りなのが「カップワイン」(528円)。特に白ワインは“とりかわ”との相性が良い気がする。日本酒のカップ酒のような容器なのも、また良い。これもつい、飲み過ぎてしまう。まだ飲んだことがない人には、ぜひ試してみてほしい。

とん足塩焼

山角さんのオススメは「とん足塩焼」(440円)。仕込み段階でのボイル加減が絶妙で、とても柔らかい。ぜひ両手を使って豪快にしゃぶりついてほしい。

ナンコツ

豚の舌軟骨「ナンコツ」(159円)は、コリッとした食感を楽しめる一品。
焼鳥はどれもネタが小さめなので、いろんな種類をたくさん楽しめるのも嬉しいポイントだ。

そうそう、ここは子連れOKなので、お子さんと一緒に“博多とりかわ”を楽しむのもいいね。そのうち娘と一緒に、昼飲みしてみたいなぁ。

メニュー1
メニュー2

店舗名

博多とりかわ大臣 天神串房(店舗写真

ジャンル

  • 焼鳥

住所

福岡県福岡市中央区天神1−11−1 ワン・フクオカ・ビルディング

電話番号

092-406-0010問い合わせのみで予約はできません

営業時間

11:00~OS22:30

定休日

なし

席数

  • カウンター14席
  • テーブル22席

個室

なし

メニュー

博多とりかわ165円、豚バラ159円、ミンチボール159円、とん足塩焼440円、ナンコツ159円、カップワイン528円、生ビール638円、ウイスキー583円~、サワー528円、焼酎440円~、日本酒451円~

喫煙について

喫煙可能スペース有り/屋外
  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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