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海の幸も山の幸も豊かな九州。飲食店で各県自慢の食材を使った料理に出合うたび、恵まれた環境に住む我が身の幸せを感じます。そしてときには「これを現地で食べてみたい!」なんて旅情が湧くことも。
とはいえ長距離移動がしにくいコロナ禍の昨今。ならば九州の酒と料理を集めた店で楽しむとしましょう。そんなわけで、この日やってきたのは「九州郷土料理 わらび」です。
今年で創業20年。博多駅から徒歩5分ですが、高い外壁に沿った小路にあるため穴場感はなかなかです。店内は好感の持てる温もりが漂い、実にリラックスした雰囲気。2階には掘りごたつ席もあり、所々に飾られた民芸品が和やかな空気を生み出しています。
さて、最初に触れたように、ここは日本酒も料理もオール九州。とりわけ日本酒が充実し、店主の平野康弘さんが1年間に取り扱う種類は軽く200を超えるとか。「開業当初は10種類ほどでしたが、焼酎ブームのときには全然売れなくて」と平野さんが振り返ります。「そこで全銘柄を飲み放題に入れてみたら、『あの店でいい酒を色々飲めるぞ』と愛好家の方が来てくれるようになったんです。今も皆さん楽しみにされてるので、もうやめられないですね(笑)」。
さっそく僕もこの5本にトライ。(右から)「飛鸞/神楽」(長崎・グラス1,030円)は平戸の酒で、香りの華やかな生酛造りです。平野さんが「天才肌」と呼ぶ若き杜氏が4年前に5代目を継ぎ、一躍レベルアップした期待の蔵です。
「虎之児」(佐賀・グラス300円)は嬉野温泉街にある小さな蔵のもの。やや辛口で、50度に温めるとちょうど良い味になります。飲み疲れのしない癒し系でした。
「水辺のくに」(福岡・グラス350円)は、遠賀川流域の農家が「地元の米で美味しい酒を」と企画した地域限定販売品。「寒北斗酒造」の協力で、辛みや酸味などが上手く調和する綺麗な仕上がりになりました。
河童のミイラ展示でも有名な佐賀の老舗「松浦一」からは、キリッとした飲み口の純米大吟醸を選択(グラス680円)。締めの一杯に飲まれることも多い酒だそうです。
「よこやまGOLD」(長崎・グラス750円)は珍しい壱岐の日本酒。地理的ハンデを乗り越えて商品化に成功したフルーティーな銘柄です。
こうして色々並べると、やっぱり面白いなぁ、九州の酒文化。
「頑張っている若い蔵や杜氏さんを、とくに応援したくなるんです」と平野さん。「きちんと造った酒に悪い酒はない。それに合った料理と楽しめば、どんな酒でも輝くと思っています」。グラスが300円(60cc)からと値頃なだけに、料理との組み合わせがいもありそうです。
「さつま揚げ」「チキン南蛮」など同様に豊富な料理の数々も、一度は現地で実食して再現したものばかり。どれも「各地の魅力を正しく伝えたい」との熱意を込めた品々です。
グラスでペアリングするなら、オススメなのがこの「おつまみセット」(1人前1,800円)。各地の素材や料理を約18種も盛り込んで(上の写真2点分)、博覧会的な楽しさを与えてくれるお値打ち品です。この日は大村湾のイイダコ、長崎の金目鯛、大分の鶏天など。
これに続くのは熊本名物「馬刺し3種盛り」(1,980円)。赤身、霜降り、フタエゴそれぞれの旨みは上品で、相変わらず沁み入るような滋味です。「赤身なら日本酒は常温か冷酒、霜降りなら燗酒がいいですよ」と平野さん。
「長崎皿うどん」(950円)はややスパイシーで、意外やアテにもぴったり! 刺身用のイイダコとアオリイカ、黒豚のコクも効いています。これにはしっかりめの食中酒、「虎乃児」の燗酒がぴったりでした。
やがて心地よいほろ酔いの中、「わらび」プロデュースの九州紀行は無事閉幕。それは何度も参加したいと思わせる、美味しい魅惑の旅でした。ちなみにコース料理につけられる「飲み放題」(+1,500円〜。※人数により変動)の日本酒は、現在約20種にまで増えているそうです。「飲み放題」はコースを頼まずとも2,500円(3名以下は3,000円)で注文できるので、日本酒党の方はぜひ!
店舗名
九州郷土料理 わらび
ジャンル
住所
福岡市博多区博多駅前2-7-3
電話番号
営業時間
17:00~OS22:00(料理)・OS22:30(ドリンク) ※土日祝日OS21:00(料理)・OS21:30(ドリンク)
定休日
不定
席数
個室
2〜10名
メニュー
さつま揚げ(3個)300円、チキン南蛮800円、ちくわさらだ600円、壱岐産あおさの天ぷら480円、五島うどん680円、郷土料理コース3,000円~
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