ピッツァだけじゃない！ 現地直送の本場･イタリアの味が楽しめる

「ピッツェリア・ダ・ガエターノ」が、薬院駅近くにオープンしたのは2011年のこと。ナポリ・ピッツァの名店で6年間修業したオーナーの舌間智英さんが、世界で初めて暖簾分けを認めらて福岡に出店したことで大きな話題を呼びました。その後、2号店の「グリリア・ディ・ガエターノ」に続き、博多駅地下に直結した「駅から三百歩横丁」に出店したのが、こちらの「ピッツェリア・ダ・ガエターノ JRJP博多ビル店」です。

ビルの地下にありながらいかにもイタリアの街角にありそうな佇まいの店内には、ピッツァ窯を中心にしたオープンキッチンをグルリと取り囲むようにカウンターとテーブル席が配されています。ここでナポリ本店直伝のピッツァをはじめ、イタリア直送のチーズやワインに福岡近郊の新鮮な食材を使ったイタリア料理を気軽に楽しむことができます。

本場ナポリの味を再現したピッツァは20種類以上あり、火力の強いガス窯の高温で一気に焼き上げます。定番の「ピッツァ・マルゲリータ」（1.738円）は、トマトソースにモッツァレラとパルミジャーノの2種類のチーズ、バジルとエクストラヴァージンオイルのシンプルな具材。外はカリッと中はフワッとした絶妙の仕上がりで、小麦粉の風味そのものの美味しさを味わうことができます。

ガエターノグループの中でも、福岡ではこの店でしか食べられない限定メニューが「イタリア産生ハムとロディジャーノチーズの盛り合わせ」（1,078円）。注文が入ってから九州に1台しかない特注のスライサーで生ハムを極薄にスライスし、イタリアで1日12個しか生産されない直径約40cmもあるチーズを専用のナイフで削ります。

しっとり滑かな歯ざわりの生ハムは程よい塩味があり、こんもりと盛られたロディジャーノチーズはフワフワの食感で驚くほどの口どけの良さ！　ぜひとも合わせたいのが樽詰めのフレッシュな赤スパークリングワイン「ランブルスコ」（グラス638円・デカンタ2,552円）。シュワッとした微発泡でスイスイ飲めちゃうので、できれば2人以上でニワトリ型のデカンタを頼みたいですね。

「イタリア直送水牛のモッツァレラチーズとプチトマトのカプレーゼ」（2,068円）は、ナポリ近郊のカゼルタ産モッツァレラチーズに熊本産プチトマト、福岡名産の苺・あまおうの組み合わせです。現地直送のチーズにトマトの爽やかな酸味、苺の甘味が三位一体となり、鼻に抜けるようなバジルの風味がアクセント。イタリアと九州の食材が相性が良いことを、改めて感じさせてくれるような一皿でした。

メニューには新鮮な魚介などを揚げたフリットやパスタや、「カジキマグロのグリル」（2,068円）、「鹿児島県産和牛モモ肉のステーキ”タリアータ”」（100g・2,288円〜）といったセコンドピアットまで充実。博多駅直結という抜群のロケーションで、ランチからディナーまで様々なシチュエーションでピッツァだけじゃないイタリア料理が楽しめます。