旅行欲を満たしてくれる、現地の味と空気感たっぷりの韓国食堂

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最終更新日

ライター木下貴子

カメラマン木下貴子

薬院

モクサルコプチャン1号薬院店

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これまで度々、韓流ブームがありましたが、今回(第4次?)の韓流ブームの浸透具合は比べ物になりません。こうなると当然「韓国旅行したい!」欲も高まりますが、まだ気軽に行けないこのご時世……せめて行った気分だけでも味わいたい!と思う方に朗報です。福岡を中心に繁盛店を展開しているアトモスダイニングが、3月に韓国食堂「モクサルコプチャン」を薬院と大橋に2店同時にオープンしたのです。韓ドラに沼っている私も、すかさずチェック。さっそく薬院の1号店に行ってみました。

店舗からの提供

この店で間違いないよね……? 半信半疑の理由は、看板も扉の文字もハングルのため。この時点ですでに、現地感ありありです。

店舗からの提供(上写真1階、下写真2階)

1階がカウンターとテーブル席、2階にテーブル席と小上がり席があります。居酒屋だった前店舗のブロック塀の雰囲気は生かしたまま、テーブルをアルミに変え本国の空気感が生み出されています。

メニュー表はなく、「こちらからどうぞ」と渡されたのはお店のLINEのQRコード。おぉ、今どきのシステムですね。

セット、単品、定食と品数は豊富ですが、ほとんどのお客さんが「モクサル&サムギョプサルセット」あるいは「コプチャンチョンゴルセット」(各1人前3,500円、注文は2人前より)を頼むそうです。どっちにするか迷いましたが、豚焼肉好きでいろいろな店を食べ比べている身としては、前者をチョイス。

セットでは、メイン料理とたくさんのおかずが楽しめます。
注文してほどなく、テーブルに小皿が運ばれてきました。どんどん出てきて、その数12皿。それこそ韓国ではお店でも家庭でも、メイン料理と一緒におかずをたくさん出すのは一般的ですが、福岡でこんなに出てくるお店はそうないのでは?

「やっぱり韓国を訪れたことのある人たちに響くような現地感を提供したくて」と店長の松田壮輔さん。「韓国ではそれぞれの店の味、家庭の味を大切にしているから」とキムチもおかずもできる限り自家製にしているそう。

白菜キムチ、カクテキ、豆もやしのナムル、行者ニンニクのナムル、岩ノリキムチ、紅大根の酢漬けなど、定番ものから旬のおかずまで時期によって内容は変わります。この小皿のおかずをアテにお酒を飲みながらほかの料理を待つ、という塩梅です。

焼肉がセッティングされている間に、セットのサイドメニュー3品の登場です。

大きめにカットされた野菜がシャキシャキの「チャプチェ」、じゃがいもが入った「チヂミ」は外側はサクサク、中はとろっともっちり。

「スンドゥブチゲ」は、なんと豆腐も自家製。おぼろ豆腐なので食べるというより、崩してスープと一緒に飲むように味わいます。ピリ辛、だけどまろやか〜。

そうこうしているうちに準備が整い、お肉が運ばれてきました。

このお肉がモクサルです。ポピュラーなサムギョプサル(三枚肉)と違って、耳慣れない部位ですが、聞くと「モクは首です。直訳すると首肉になりますが、つまり肩ロースです」と松田店長。「豚肩ロースは柔らかい部分も固い部分もあるため、当店では柔らかい状態のお肉を常に提供できるよう2週間熟成させたうえで使っています。また、風味を豊かにするため、直前に炭火で炙って出しています」。

熱々の石板に置くと、ジューっという音とともに、かぐわしい香りが広がります。スタッフが焼いてくれるので、我々は完成を待つのみ。小皿のおかず、サイドメニューを食べ、ビールをぐびぐび飲みつつ、横目で焼きあがる様子を楽しみます。

モクサルの厚さは3センチほど。ハサミで一口サイズにカットしながら、まんべんなく火を通していきます。サムギョプサルも同様に。そして、キムチとニンニクも一緒にジュージュー。この焼いたキムチがまた美味しいんですよね。

完成! モクサルは火が通り過ぎると硬くなるため、網の上に置き換えてくれます。

まずはシンプルにエゴマの葉で、モクサル、焼きキムチ、ニンニク、サムジャン(辛味噌)を乗せて巻き巻き。

もちろん一口で頬張ります。エゴマ特有の風味、キムチの酸味、お肉の旨味が渾然一体となって……うまーい! お肉の甘みが豊かなのは、茶美豚に加え熟成の効果によるものだそう。サムギョプサルももちろんとっても美味しいのですが、脂身の少ないモクサルの方がヘルシーに楽しめますね。

あとはお好みで、小皿のおかずも一緒に巻いて食べたりといろいろお試しあれ。なおセットを注文すれば、小皿のおかずもサイドメニューもおかわりができます。時々スタッフが「足りてますか?」と聞いてくれ、躊躇せずにおかわりできるのも嬉しいサービスです。

セットの締めは、肉から出たラードでピビンパ。これがまた香ばしくて美味しくて。不思議ですね、満腹のはずだったのに完食です。

撮影:弓削聞平

味もボリュームも大満足のコスパ抜群セット。次は、同系列店だった「辛辛」から受け継いだホルモン鍋をメインにした「コプチャンチョンゴルセット」を試したいところです。

味も雰囲気も現地感たっぷりで楽しめる韓国食堂。定食メニューもあって1人でも行きやく、今後は旬の魚介料理なども出していくということもあり、早々に韓国好きたちのホットスポットになる予感がします。

店舗名

モクサルコプチャン1号薬院店

ジャンル

  • 韓国料理

住所

〒810-0022 福岡県福岡市中央区薬院3丁目7-1

電話番号

092-406-6750

営業時間

17:00〜OS23:00

定休日

月曜

席数

  • カウンター6席
  • テーブル24席
  • 掘りごたつ12席

個室

なし

メニュー

モクサル&サムギョプサルセット1人前3,500円、コプチャンチョンゴルセット1人前3,500円、へムルジョン(海鮮チヂミ)1,350円、キンパ(韓国海苔巻)白750円、赤850円、スンドゥブチゲ定食1,200円、ヤンニョムチキン定食1,000円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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