ネットで噂の焼き菓子専門店が、満を持してリアル店舗をオープン

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ライター木下貴子

カメラマン木下貴子

eatokashiケース

平和

EatO’kashi(いとおかし)

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平尾のスーパー「マキイ」を通過し、平和交差点をさらに南へ100メートルほど進んだところに誕生した小なお店。以前より、その名を耳にしたことがある人もいるかもしれません。「EatO’kashi」は2年ほど前から、福岡を拠点にネット通販やカフェなどへの卸しをやっている焼き菓子専門パティスリーで、この9月、ついに木曜、金曜、土曜の週3日営業の実店舗を開きました。

eatokashi内観

奥が工房で、手前が店舗になっています。店内は、お客が3人も入ればいっぱいという広さです。Eat Okashi=いとおかし。まさに「お菓子を食べて」と「とても可愛らしい」の意味を持ち合わせた、ナイスネーミングです。

eatokashi棚
eatokashiケース

ショーケースや棚にはパウンドケーキ、フィナンシェ、ガレット・ブルトンヌ、クッキー、カヌレなどの焼き菓子がきれいに陳列されています。

eatokashi棚
eatokashi棚

生菓子のように華やかなデコレーションがないぶん、焼き菓子は形や焼き色といったシンプルな美しさが肝。たとえば上のディアマンクッキーなんて、表面のザクザク加減が見るからに美味しそうじゃありませんか?!

「実は食べるなら生菓子の方が好きなんです」と店主・内藤千晴さん。「でも『美味しい正解』がわかりやすいのは焼き菓子。だから作るのがとても楽しいんです」との理由で焼き菓子の専門店にしたと話します。

eatokashi店主

内藤さんは高校の製菓コースを卒業後、「WITH THE STYLE FUKUOKA」など全国でホテル、ウェディング、レストランを展開している「Plan・Do・See」が運営する名古屋のレストランで7年間パティシエとして働きました。独立を目指してレストランを退職し、キッチンを借りられる場所を探していたところ、縁あって福岡のカフェで働くことになり同時に起業。カフェで週3日働き、残り4日は焼き菓子の通販や他店への卸しに時間を費やしたそうです。「通販では送料の関係上、詰め合わせがメインになり自分用に1つ、2つのちょこっと買いには向いていません。それがもどかしくてずっと実店舗を持ちたいなと思っていました」。

お店で販売する焼き菓子は現在23種類あり、それにプラスして季節商品も展開しています。私も自分用にと買って帰りましたが、いざ選ぼうとするとどれも魅力的すぎて1つ、2つに留まりませんでした。吟味した結果4つ購入しましたが、これでもかなり自制したんです。

eatokashiケークシトロン
eatokashiケークシトロン

まずは、三角のパッケージがおしゃれな「ケーク シトロン」(400円)を開封! 白く滑らかなアイシングに覆われ、まるで雪の綿帽子のような愛らしさです。アイシングはレモンの酸味が際立つようレモン汁と砂糖のみで作られ、一方、生地は香りが立つようにレモン汁と皮が練りこまれています。「全体で1つのレモンが感じられるように仕上げました」と内藤さん。

eatokashiクッキー

続いて、ザクザク感に引き寄せられたディアマンクッキー。3種類あった中から買ってみたのは「ヘーゼルナッツ×バニラ」(700円)です。見た目どおりザクザクした食感でありながら口溶けはほろほろ。と思いきや、次にナッツのコリコリ感がやってきて口の中が忙しい(笑)。ナッツは生臭さをなくすため、また焼き上がったときに香りが一番出るようにと、生地に練り込む前に軽く火入れさるそうです。鼻腔に響く香り豊かな一品です。

eatokashiパウンドケーキ
eatokashiパウンドケーキ

次は、ひときわ存在感を放っていたコーティングが施されたパウンドケーキからセレクトした「アールグレイ」(1本1,800円)。細長スリムで小柄なケーキですが、持つとずっしり重いのは、ホワイトチョコがかなり厚めにコーティングされているからです。そのチョコの風味に負けないよう、茶葉も惜しげなく使用。リッチな紅茶、例えるならロイヤルミルクティーのような味わいです。小ぶりなのに1カットで満足感が得られます。

eatokashi棚
eatokashiパウンドケーキ

パウンドケーキはカット売りもされていました。こちらはカット売り限定の「ショコラマロン」(350円)です。生地がしっとりと舌に馴染むと同時にラム酒の香りが届き、続いてチョコレート、マロンの味と食感が訪れます。まるで味の層の階段を上っていくような感じです。

「Eat’Okashi」の焼き菓子は、味や香り、生地具合などいい塩梅にバランスを保ち、かつそれぞれ個性にあふれています。内藤さんは、「お菓子は化学なんです。こだわりとまではいかないけど、それぞれのお菓子に合わせて計算しながら、一つひとつ小さなことをきちんと重ねていきたいです」とも話していました。その理論、頭では十分理解できるのですが、食べるとまずもって感情がついていきません。「化学」というよりも「魔法」と言い変えてもいいですか、内藤さん?

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店舗名

EatO’kashi(いとおかし)

ジャンル

  • スイーツ

住所

福岡市中央区平和3-2-24

電話番号

なし

営業時間

木〜土曜の11:00〜17:00

定休日

日〜水曜

メニュー

パウンドケーキ1本1,800円・2本3,500円、パウンドケーキカット350円、フィナンシェ300〜350円、カヌレ350円、ガレット・プルトンヌ300円、ディアマンクッキー700円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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