Happy泡～!!とマスターの笑顔でアノ頃にフラッシュバック

以前、薬院六ツ角付近にあったカジュアルワインバー「ピカピカ」。当時３０代中頃だった私が足繁く通っていたお店の一軒だ。大切な人たちとの出会いや、仕事終わりに同僚たちと夜な夜な繰り広げる愚痴や噂話。誰と誰がむふむふ、みたいな話をしていたら、当人たちが来店してきて爆上がりしたのは今でも仲間内でどうでもいい伝説となっている。
そして当時の店長さんがこの「今泉一丁目rakuda」をオープンされたのが８年前。以前からよくいただいていた肉詰めオリーブのフライ、店内に流れている謎の映画、それにオチャメなマスターとが合わさるといつでもアノ頃にフラッシュバックできるのだ。

そうそう、私はマスターと呼びたいのだが、お話をするとどうしても大将感が出てしまうなんともフレンドリーなニクいお方。飲食店に行く醍醐味といえば美味しい料理や雰囲気、あともう一つ“アノ人がいるから”も大きい。しかしながら、１人で行くとなぜか少し照れるので、いつも同僚を誘ってお邪魔する。
お気に入りポイントは19時半まで「Happy 泡～!!」をやってること。スパークリングワイン、エビス生ビールが390円なのだ。時間ギリギリまで泡～!!をいただいて、そこからワインへ突入する。グラスは１杯500円から。おっとっとと言いながらグラスにたっぷり注いでくれるのでニンマリ顔が隠しきれない。

かわいい文字で書かれた黒板メニューには、本日のオーガニックワインやそれに合う料理たちがズラリ。愛くるしい肉詰めオリーブがワインに合いすぎるので困ったもんだ。決まって注文するのがみんな大好きアヒージョ。海老、木の子、イイダコ、鶏モモ肉から選べるんだけどだいたいダブルで注文する。オイルにパンを浸しながら聞く後輩の愚痴は格別だ。パンより染みるよね……うん。
あと小腹が空いたらパスタもある。そんなこんなで遅くまで駄弁っている我々を、「お会計は５００万エーン！」といつもあの笑顔で居てくれる大将、いやマスターがありがたい。