グランドメゾン presents 「ハレの日レストラン」【第11回】

最高級のサービスで特別な夜を演出。西中洲のフレンチを初訪問

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最終更新日

ライター葉山巧

カメラマン平川雄一朗

レザンドール

西中洲

Raisin d’Or(レザン・ドール)

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陽が暮れて、宵闇迫る西中洲。その路上で、オーナーの石井秀樹さんが僕らの到着を待っていました。「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」。ホテルさながらの出迎えに、こちらの背筋がスッと伸びます。そのままアプローチを進むと、そこが「Raisin d’Or(レザン・ドール)」。傑出したもてなしで愉楽のひとときを生む、2014年度ミシュラン一つ星のフレンチレストランです。

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シニアソムリエの資格を持つ石井さんは、「ホテル日航福岡」に13年在籍し、同ホテルの「レ・セレブリテ」支配人を務めたサービスのプロフェッショナル。2007年に構えた「Raisin d’Or」のコンセプトも「サービスマン目線の店づくり」でした。持てる経験と情熱を注いだ快適空間は、たちまち多くの美食家が“特別な一夜”に選ぶレストランへと成長します。
「景況悪化で飲食店が人員削減を行うたび、サービスという文化が衰退するのではと危機感を持っていました」と石井さん。「だからこの店は、私が理想とするサービスをどこまで高めていけるのか。それに挑む舞台でもあるのです」。

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メインフロアはクラシックかつ洗練された装い。声や食器が立てる音を最小限に抑えるため、わざわざ吸音性の高いクロスを東京のメーカーに貼ってもらうという気配りにも石井さんの哲学を感じます。

なお入口そばにはバーがあり、純粋にバーのみの利用も可能だそう。約400種の厳選銘柄リストを持つ、本格ワインバーの穴場です。

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シャンデリアが照らす個室もあり、こちらは最大6名まで利用できます(別途室料10,000円)。

レザンドール
レザンドール

周囲を彩る器や装飾も、眺めるだけで楽しい一級品ばかり。「金の葡萄」という意味の店名を表した、深みあるゴールドの輝き。「エルキューイ」のカトラリーや、ドイツ産を始めとするハンドメイドのグラス類。アンティークのデキャンタで注がれるワインの味も、きっとひときわの美味しさでしょう。

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さて、今宵のディナーは全8品の15,730円コース。1品目のアミューズは、福岡産カリフラワーのピューレ、キャビア、コンソメジュレです。くっきりした風味は華やかで、舌触りと食後感がなんとも軽やか。シャンパンによく合う爽やかな一品でした。

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これに続く前菜は、鮮烈な色彩に感嘆したアワビのサラダ仕立て。白ワインと昆布で柔らかく炊いたアワビと、みずみずしい野菜の豊穣なコラボレーションが見事です。

と同時に、目を引いたのが料理のサーブ法。スタッフが皿を高く掲げ、それを客の目の前でゆっくり下ろすのです。「素材の香りや盛り付けの妙を、間近でお楽しみいただきたくて」と微笑む石井さん。こんな振る舞いをさりげなくできるところが、この店の“粋”なんですよね。

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珍しい貴腐ワインとともにフォアグラを楽しんだら、いよいよ本日のメイン、京都産七谷鴨の登場です。90分以上も焼いて休ませを繰り返す、繊細な火入れが生んだ弾力は非の打ちどころなし! ナイフがまったり入っていく独特の感覚がたまりません。加えて、濃厚で酸味豊かな赤ワインソースが実に美味。これは日本フレンチ界の重鎮、上柿元勝氏直伝の逸品だそうです。

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料理長の加冶佐尚樹さんは、故郷・鹿児島の「ミディ・ソレイユ」で上柿元氏に師事し、宗像の「ロルキデ・ブランシュ(オテル・グレージュ内)」などでも研鑽。現在は「Raisin d’Or」3代目料理長として、その技術と感性をいかんなく発揮しています。「野菜を多用したり、生クリームを抑えるなどして、高齢の方でも召し上がりやすいものを心がけています」。その言葉どおり、どの品々も贅沢に旬が香る、料理長の人柄そのままの優しい味でした。

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締めのデザートは加冶佐さん流のイチゴショートケーキ。ちょっぴり懐かしい味のケーキに、バニラのムースや紅茶を煮出した泡がモダンなアクセントを添えています。隣は福岡産甘柿「秋王」を使った珍しいアイスで、これまた郷愁を誘うホッとする甘さです。

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研ぎ澄まされた極上のサービスと、優美な食事が織りあげる瞬く間の2時間半。余韻とともに残るのは、ひたすら「素敵な時間を過ごせた」という深い充足感でした。昨年はここでプロポーズをした客も数組いたそうですが、「Raisin d’Or」にその価値があると多くのファンが知っているのでしょう。そう、ここを訪れるときは、人生の忘れ難い思い出が増えるとき。本物の“非日常”とは、きっとこういうことなのです。

この記事は積水ハウス グランドメゾンの提供でお届けしました。

店舗名

Raisin d’Or(レザン・ドール)

ジャンル

  • フランス料理

電話番号

092-724-6500

営業時間

17:30~OS21:00(バータイムOS24:00)

定休日

日曜

席数

  • テーブル10席

個室

2〜6名

メニュー

ディナーコース12,100円・15,730円・19,360円・24,200円・36,300円

  • ※この記事は公開時点の情報ですので、その後変更になっている場合があります。
  • ※「税別」という記載がない限り、文中の価格は税込です。
  • ※掲載している料理は取材時のもので、季節や仕入れにより変更になる場合があります。
  • ※OSはオーダーストップの略です。
  • ※定休日の記載は、年末年始、お盆、祝日、連休などイレギュラーなものについては記載していません。定休日が祝日と重なる場合は変更になる場合があります。
  • ※編集部の都合により撮影時にマスクをはずしていただいたり、アクリル板をはずしていただいて撮影している場合があります。
  • ※掲載しているメニュー内容、営業時間や定休日等はコロナ禍ではない通常営業時のものですので、おでかけの際にはSNSや電話でご確認ください。

記事に関する諸注意

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